Giants track by track --- Baz
★バズがratter(Stranglers blog)に書いた、アルバム解説の日本語訳です。
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ANOTHER CAMDEN AFTERNOON
これはもともとJJが読んだ記事、強盗がある女性のバッグを奪うために彼女を自分たちの車で轢いた、というカムデンで起きた出来事がきっかけになっている。曲を書き、最終的にはバックボーカルを残して歌詞は落としたんだ。この曲にはギターリフがたくさんあって、とてもヘビーでとてもイギリス的に仕上がっている。
FREEDOM IS INSANE
素材はどんなものでも決して捨てない方がいい、、、これはSuite XVIの曲を書いている時にJJが持っていたアイデアで、その時には使われずに残ったものだ。あの時は二人でコーンウォールに家を二か月借りて、30曲を書きあげた。ある朝下に降りてきたら、JJは何時間も起きて海を見つめてこの曲を書いていた。これは彼のヴォーカルの中でも最高の出来の一つだと思う。
GIANTS
これは世の中のキャプテン達、そして我々が今日住む世界ががどのように作られたか、ということについての歌。”父がもういなくて、彼のような男たちに何が起きたかという事実を見なくてよかった”、、、素晴らしい歌詞で、この一節がすべてを語っている、、、そしてギターリフもいいんだよ。
LOWLANDS
この曲は初めてニール スパークスと一緒に回った、2007年のオランダとベルギーでのアコースティックツアーの時にアイデアが浮かんだ。ある晩、ギグからホテルに車で戻る途中のことだったのだけど、たっぷりのブランディと上級なタバコがあって、アカペラで歌を作り始めたんだ。デイブは前の座席でキーボード部分を歌い、俺はベースパート、JJはメロディーを歌ってスパークスはシャンペンボトルと折れたドラムスティックでリズムを取っていた。ツアーマネージャーのギャリ― ナイトンは笑い過ぎてうまく運転できないほどだった。あの可笑しさは、あの場にいないとわからないな。
BOOM BOOM
バンドが今までやった全てのものと異なった雰囲気、、、ストーンズ風なリズムにちょっと斜に構えた感じ。ある女の子についての曲だ。聞けばわかるよね。
MY FICKLE RESOLVE
ジェットのゆったりしたブラシさばきと、デイブのいかしたEuro Femaleスタイルの音が入ってる。この曲ではJJはアコースティックベースを弾いていて、ほとんどのアルバム同様にできるだけ無駄をなくすようにした。この歌詞も気に入っているし、エンディングのデイブの荘厳な雰囲気のソロも好きだな。
TIME WAS ONCE ON MY SIDE
JJがこの歌詞を始めて書いた時に電話口で歌ってくれたのだけど、これは絶対に曲にするべきだと思ったね。歌詞が素晴らしいし、ニール スパークスのコンガ、特に最後がいいね。疾走感があって最高の一曲。
MERCURY RISING
これを聞くと80年代半ばの、演出とめくるめくようなステキなキーボードリフのストラングラーズを思い出す。JJが’モチーフ’ベースラインを弾くことにより全体が一つにまとまり、俺はヴォーカルとギターでできるだけビーフハートっぽくやった。この曲はどう説明したらわからないけど、、、変わり種?今のところ一番好きなトラックの一つだ。
ADIOS(TANGO)
スペイン語で歌われるヘビーメタルタンゴ。。。でも、ないけど。。。大好きな曲。
15 STEPS
俺たちは約3年近くの間、ことあるごとにBathでこれらの曲、そしてその他の多くの曲を準備、ふるいにかけ、ボツにし、そして書いてきた。日の目を見ないものも多いし、時には疲れ切ってとても困難なこともあった。。。こんな時に2階の寝室に上がる時に、その階段を数えている自分がいたんだ。。。そしてそれは15段あった。。。天国まで15段そして自分の部屋で休まる。。。この歌は純粋に、俺たちが暮らしこのアルバムの曲を書いたステキな古い家について、そしてその家で起こったことについて歌ったものだ。
皆も気に入ってくれるといいな、絶対気に入るよ。。。
【翻訳:Yuka Takahashi】
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