あわや! 大事故に巻き込まれそうになった話
今日(8月14日)、お墓参りのため妹の車で山口と下関に行った。
今年も暑かったが去年ほどではなく、特に問題もなく時折雲の写真をFBにアップしながら、わりと平和に予定が進んだ。母にいまいち食欲がないのが気になったが、それ以外は特に問題ないように思われた。
下関のお墓を参って実家に寄った。父が珍しく愛犬を抱えて駐車場近くまで送り迎えをしてくれたので、5月にけがで入院して以来少し気弱になってるのかなあとか、叔母が痩せたなと思ったら、6月に風邪をこじらせていたとか、身内の高齢を実感し、若干の不安を覚えたが、特に緊急に問題になるような事象もなかった。
まあ、そんなところで今年も何とかお盆のお墓参りも滞りなく終わりそうだなと帰路についたが、その後あわや大事故の危機に遭遇することになる。
壇ノ浦のSAで用を足して、のんびりソフトクリームなんぞを食べてから、関門橋を渡り九州に入った。その後も順調にドライブは進んだ。
ところが、若宮インターチェンジ付近でそれは起こった。隣の追い越し車線を走っていた車がいきなり私たちの車の前を横切って、インターチェンジの道に走り去って行ったのだ。改めて書くが、ここは高速道路上である。ほんの0.数秒かの差で衝突するところだった。マジ心臓が止まるかと思った。
道路はお盆の最中ということもあって追い越し車線も私たちが走っていた普通車線もかなり混んでいて、時折渋滞でスピードダウンするものの、その時は時速80キロは保って走っていた。したがって、もし衝突していた場合、後続の車もブレーキで事故を避けるのは不可能どころか、数台を巻き込んだ玉突きの大事故になるのは必至だった。しかも、その後ろからはツーリングらしい大型バイクが2台走って行った。もし事故っていたら彼らの命もなかったかもしれない。
私は咄嗟に「何してるんだ、殺す気かバカヤロー!」と怒鳴っていたが、自動車内でわめいてもどうしようもない。壁に向かって怒っているみたいなものである。
しかし、時速80キロ以上(多分相手の車はそれよりはるか上の速度だったでしょう)で車のドテッ腹に突っ込まれては、多分親子3人とも即死だっただろう。それを思うと、本当にぞっとした。
無謀運転の末、そいつがてめえの独り相撲で命を落とそうが知った事ではないが、そんな愚か者のせいでこっちが命を奪われてはかなわない。最悪の場合、原因を作った車はそのまま上手く走り去って、とっさにそれを避けようとハンドル操作を誤った妹が事故を起こして玉突き大炎上になる可能性すらあった。まったく以て腹立たしい。あの運転手には、2度と無謀運転が出来ないような何かしらの天罰を与えて欲しいものである。
危機一髪で難を逃れたのは、多分祖母や祖父、そして叔父や母方の祖父母が守ってくれたおかげだと思いたい。お盆だし。
夜寝ていたら、最近暑くて一緒に寝てくれなかったチー太郎が、久しぶりに近寄ってぴったりと寄り添ってきた。少し涼しくなったせいだろうが、ひょっとしたらこの子らと会えなくなっていたかもしれないと思うと、改めてぞっとした。3人とも死んでしまってたら猫たちやかりな(犬)はどうなっただろうか? 考えただけで、胸が締め付けられる。
不慮の事故で亡くなった方のニュースを見て、ああ、この人はまさか今日死ぬなんて思ってもいなかっただろうなと、よく思うが、危うく自分等がそうなるところだった。
生き物はいつか死ぬ。自分ももちろん例外ではない。若いころも時折思ってはいたが、最近死がだんだん身近になってきて、自分の死も現実味を帯びてきた。どんなふうに死ぬのだろう、苦しいだろうかと言う不安を若いころより身近に感じるようになった。
しかし、ひょっとしたら、今日死んでいたかもしれない。そう思うと、自分等の幸運に感謝し、明日からの日々をもっと充実したものにせねばならないと思った。
まあ、すぐに喉元過ぎて何とやらになると思うけどね。
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コメント
無謀運転するやつ、ホント大杉栄です。僕は毎日通勤に車を使っていますが、この前は道路に駐車していたタクシーがウィンカーもつけず、急にUターン。右側を追い越して行こうとした僕の車に激突しそうになりました。とっさにハンドルを切って無事でしたが、朝の早い時間で歩行者がいなかったのが幸いでした。そのタクシーは何事もなかったかのように悠然と去っていきました。
しかし、そこは元厚生年金会館なので、そのタクシーはしょっちゅう出入りしているのに、僕の車に気が付かなかったわけです。運転のプロでもそんなことがあるわけだ。しかし、医者のくせにてんかんの薬を飲まないとか無茶苦茶なやつもいるから、油断大敵。
投稿: drac-ob | 2015年8月19日 (水) 00:06
drac-obさん、レス遅くなってすみません。
ウチの妹も自動車通勤なんで、無謀運転やマナーの悪い運転にしょっちゅう怒っています。
でも、歩行者の立場だと、自動車より自転車の方が脅威かもしれません。半月ほど前もぶつかりそうになりました。
自動車も自転車も運転はドライバーの人格がかなり影響するようですが、自動運転はもっと恐ろしいかもしれません。
タクシーは、むかーし弟がぶつけられて大変だったみたいですよ。弟にぶつけられたと言い張ったらしいです。
投稿: 黒木 燐 | 2015年9月29日 (火) 01:37