東日本大震災 被災動物救護シェルター『にゃんだーガード』写真展 in 福岡
ニュースでは決して流されない、過酷な現実に、言葉もありませんでした。
痩せ細って彷徨う犬猫や、荒れ野に横たわる躯を見ながら、もし、自分の飼っている犬猫たちが・・・、シャズやここみやチー太郎やとらおや銀太やかりながこんなことになってしまったら・・・。そう思うとたまりませんでした。
彼らは人の住むことが許可されていない高い放射線の残る地域に居ます。今はまだ大丈夫でも、いずれ影響が出てしまいますので、一刻も早い救助が望まれます。
現在、彼らの死因は放射能障害ではなく、多くが飢餓による餓死です。ボランティアの方がようやく保護しても、極限の飢餓状態から内臓が機能しなくなり、死んでしまう子たちも大勢いるそうです。
とはいえ、何も出来ないこの身ですから、寄付の援助くらいしか出来ないのが辛いところです。
特筆すべきは、1羽のダチョウでしょう。
彼女は、福島原発のマスコットとしてダチョウ牧場で飼われていた、30羽のダチョウたちの生き残りの最後の1羽です。
(福島第一原発が2000年に「少しの餌で大きく育つダチョウのように、少しのウランで大きな電力を得られる原発」をうたい文句に、敷地内でPR用のダチョウを飼い始めたことがきっかけらしい。詳しくはここで。正直牧場主にはあまり同情できんよ)
勝手に連れてきて、そんで原発事故で放置して、しまいには殺処分。身勝手すぎるぞ。効力はあるかどうかわからないけど、殺処分反対同意のメッセージを書いてきました。自分が引き取って育てる力はないのは辛いし、彼女にとってこのまま生き延びることは、さらに辛い目に遭うことになるかもしれないけど、いままでがんばったんだから、何とか生きて幸せになってほしい。
シューシュポスの夜より
福島原発警戒区域 さよなら ダチョウさん
http://blog.livedoor.jp/tomita888/archives/1590331.html
※リンク先の記事は2011年暮れのものです。ダチョウさんのその後はこの方のブログの最近記事でも取り上げられていますので、気になる方はそちらをお読みください。
興味を持たれた方は、「福島原発 ダチョウ」で検索してください。
福島にはここ以外にもいろいろ動物レスキューの方が頑張っておられるようですが、いろんな面で大変みたいです。綺麗な面だけではないこともあり、かなりの覚悟を持ってやらない限りは継続は難しいと思います。
私は自分ちで手いっぱいなので、ここでこういったことをお知らせすることしか出来ませんが、微力なりに応援したいと思います。
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