ふさふさ(+あつお君)続報
※里親さんから写真をいただいたので、追加で写真をアップしております。
12月23日の天皇誕生日、ふさふさとその兄弟のあつお君を、無事里子に出すことが出来ました。
お知らせが遅れましたが、彼らの様子がよくわからなかったので、それがはっきりしてからお知らせしようと思ったからです。
里親主は、私の勤める会社のマネージャーで、里子に出した後も様子がわかるだろうと思ったのと、最近まで猫を飼っていた経験があると言うことからでした。
以前飼っていたのもシマ猫で、シマ猫がいいということで、最初あつお君だけの予定が、皆勤めていて昼間は1匹になるので、かわいそうだからと兄妹猫ももらいたいということになりました。しかし・・・
フサフサは拾った時の状況が状況で、しかも情が移りまくっていたので、譲渡に関しては非常に悩みました。しかし、フサフサのお腹の事情を話しても、大丈夫と言うことなので、6匹の多頭飼いより2匹で飼ってもらった方が良いだろうと判断し、まさに断腸の思いで譲渡を決めました。
あつお君は、フサフサの兄弟で4匹中1匹だけ黒猫ではなくシマ猫でした。私たちがZ君と呼んでいた、尻尾がZ状のカギ型になっていた兄妹猫が、うちのベランダで死んでいるのが見つかり、シマはずっとその横にいたらしく、矢も楯もたまらなくなって保護しました。もう腹を決めて子猫全員保護しようかと思っていた矢先でもあり、Z君には可哀相なことをしました。
あつおの名前の由来は、近目が目立ったのでAKB48の前田敦子に因んでつけました。
位置的にうちと先方の間にある会社を引き渡し場所にして、母と妹に付き合ってもらって彼らを連れて行きました。
最初引き合わせた時は、猫好きなのがわかり譲渡しても大丈夫だと安心していたのですが、帰る時に問題が起こりました。
連れて帰るためのキャリーバッグに孔が開いていたんです。先方は大丈夫と言ってましたが、大きい孔ではありませんが、猫なら絶対に通る大きさです。うちのキャリーバッグを貸しますと言っても聞いてくれないし、万一のことを考えて、2匹とも家を出る前からリードをつけていたのですが、それも要らないというし、だんだん不安が広がってきました。案の定、会社を出る前に車の中でフサフサがキャリーから逃げていたということで、やっぱり危ないからうちのキャリーバッグ貸しますというと、もう車は家に向かったとのこと。途中で逃走して帰り道がわからず寒さに震えるフサフサを想像して、すでに私は不安でいっぱいになっていました。
その後、無事に連れて帰ったと言う連絡もなく、こちらの連絡先を教えているから大丈夫だと思って、先方の電話番号も聞いていません。連休の終わるまで、どんなに不安だったことか。火曜日、出社後真っ先に安否を聞きましたら、新居に怯えていて姿は隠しているけど無事という返事。返事から一抹の不安は感じましたが、無事と言うなら大丈夫だろうと、自分に言い聞かせました。しかし、ほんとに連れて帰れたのかという不安はずっと続きました。なぜなら、その後もこちらが聞くまで様子を教えてくれないし、その様子もはっきりとしない。証拠写真も見せてくれないというので、正月休みに入っても不安は消えません。実はどちらかが逃げていて、どこかで彷徨っているのではないかという考えが、四六時中頭の中をよぎります。
不安な約3週間でしたが、先日の金曜にようやく詳しい様子が聞けました(写真はまだですが)。名前はあつお君は先代に因んで『にゃんにゃん』、フサフサが『あっちゃん』。しかも、雌のはずのフサフサ改めあっちゃんが、あつお改めにゃんにゃん君を追いかけまわして上に乗っているという・・・。あいつオスだったのか??
確かに初めて捕まえてみた時にはオスかと思ったけど、保護して確認した時には、それらしきものは確認できなかったので、雌と判断したのだけれど、人間でもタマにある、時々たんたんが中に入り込んで女の子と間違われるケースがあるので、それだったのかもしれない。その件については、とりあえず獣医さんに確認してもらうということでしたが、私の不安がようやく解消されたような気がしました。
どうやら、先方でのびのびと暮らしているようです・・・。
ここで、これから里子に出そうと考えている保護主の方と里子をもらおうと考えている方にそれぞれ一言。
保護主さんへ
譲渡を迷った時は良く考えて、譲渡直前まで迷う時は譲渡は白紙に戻し、飼える状況であるならば、譲渡はしない方がいいと思います。
里親になられる方へ
連れて帰る場合は万全な装備で連れて帰り、無事に連れて帰ったらすぐに保護主さんへ連絡しましょう。
定期的に無事な姿を写真と共に報告してあげましょう。
すっかり慣れて、膝に乗せてと催促しだしたフサフサ。大人しい良い子で2日目にして手から薬を飲んでくれたフサフサ。本当にかわいかったんだ。里子先で幸せになってほしい。
譲渡のため家を出る直前のフサフサとあっちゃん。
野良さん時代。
やっぱり目が近い(笑)↓ フサ坊、舌が出てますぞ。
結局4匹の内2匹しか助けられなかった。フサフサ(現あっちゃん)とあつお(現にゃんにゃん)には、居なくなった兄弟たちの分も幸せになってほしい。
新居の2匹
里親さんからようやく写真をいただきました。まずは幸せそうな様子。
Kさんご夫妻へ
引き取って下さってどうもありがとうございます。2匹とものびのびしている様子で安心しました。追い立てられ、ビクビクしながら野良猫で幼少時を過ごしました。それでも、大人しくて優しい子達です。末永くよろしくお願いいたします。
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コメント
まずは、良いところにもらわれて、一安心ですね。
漫画家の大島弓子さんも、燐さんと同じような事を
漫画に書いておられますね。
これからも、いなくなった二人の分まで
幸せになってね。
投稿: MM21 | 2013年1月15日 (火) 23:03
MM21さん
本当に良かったです。
でも、やはり未だにフサフサには未練があります。ジェット御大のイメージもありましたし(笑)。
けっこうしつこい私です。
投稿: 黒木 燐 | 2013年1月27日 (日) 12:48
優しいですねえ。
こんなにも愛情注がれて、猫ちゃんたち達幸せですね。
投稿: ゆの子 | 2013年8月27日 (火) 12:10
ゆの子さん
先方では大事にされているようで、先週、里親さんが旅行に行くというので4日ほどお預かりしましたが、立派に成長していて驚きました。
その分、うちのことはすっかり忘れているようで、帰りたいとピーピー鳴いてました。嬉しいような、寂しいような・・・。
投稿: 黒木 燐 | 2013年9月 8日 (日) 11:46