ふさふさ。
うちの庭に半分住み着いた状態だった黒猫が、しばらく姿を見せなくなったと思ったら、3か月くらいの子猫を4匹引き連れてきた。こいつ、様子をみてやがったな。
しかし、一昨年1匹、去年2匹猫を保護したので、経済的にも家のスペース的にも保護は無理で、断念。
ところが、そのうちの一匹(何故か唯一長毛種のふさふさ)の子がうずくまっているのを妹が目撃。近寄ると足を引きずるようにして逃げたと言う。事故にでもあったんだろうか?
それから2.3日たって、彼らの寝床を見ると、血が落ちている。これは怪我をしとるばい、ということで、さらに心配がました。しかも、フサ猫の姿が見えなくなった。心配してたら、翌日帰って来ていた。しかし、一夜明けて猫たちの出かけた後の寝床を見ると、また血が付いている。やっぱり、フサフサは怪我をしている?
すると、しばらくしてフサフサが寝床に戻っているのを発見。すかさず手を伸ばすと、あんなに逃げ回ったこの子があっさりと抱き上げられた。弱っているのか。すぐに体を調べたが、けがはないように思われた。それで、咬みつこうとするので、逃そうとしたら、おなかに赤いものが見えた。急いで再確認すると、腹の左側が腫れているように見えた。怪我が化膿しているのかもしれない。母に確認してもらうと、やっぱり腫れているようだという。妹がキャリーバッグを持ってきてくれたので、なんとかそれに入れた。バッグの中で興奮してプープー威嚇する声がした。その間、カプリ、イタタタを3回くらい繰り返す。しかも同じ場所攻撃。結果左人差し指の爪の縁付近に小さい咬傷を負った(こいつが小さい傷のくせに化膿してけっこう痛い)。
犬猫病院に電話したが、野良猫は落ち着くまで待たないと診ることが出来ない(無理に診てもストレスを与えるだけで却ってよくない)ので、とりあえず抗生剤をもらって飲ませることにした。
こいつが実はすごく良い子で、翌日には触れるようになって、薬もあっさりと飲んでくれた。
月曜日、会社を定時に終わり速攻で帰路に着いた。そして、フサフサを洗濯ネットに収容して病院に連れて行った。洗濯ネットに入れるのは野良猫なので暴れる可能性が大きいからである。
実は、月曜の朝、ようやく患部をちゃんと見ることが出来たのだが、どうも、怪我とは違うような感じがしたのだ。診てもらうをやはり傷らしきものはないようだった。しかし、腹の葉面が炎症を起こしているのは間違いなく、あちこちが赤くなっていた。腫れと思ってたものも、膿みが溜まっているのではなく、脂肪の塊になっているらしい。事故や打撲によるヘルニアを心配して、丁寧に触診をしてくれたのだが、診た限りでは穴の開いている様子はないという。脂肪の塊が出来る病気に黄色脂肪症と言って、青魚を食べ過ぎて罹る病気があるということだが、ソレだとすごく痛がるらしい。フサフサは痛がるどころか撫でられているつもりか、ゴロゴロとのどを鳴らしてさえいる。
結局、薬で炎症を抑え、様子を見るということになった。
それにしても、あの血はなんだったのだろう。しっかりとは確認できていないが、残りの3匹も怪我をしている様子はなく、元気である。
名前は見た目通り「フサフサ」に決まった。私は「ふわふわ」と呼んでいたが、妹に却下された。
フサフサは、回復したら里親を探す予定だ。
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コメント
か、かわいい~~。(o^-^o)
でも確かに、Jetオジにも、似てますね。
投稿: MM21 | 2012年11月28日 (水) 22:32
MM21さん
長毛なのでモコモコしててすごく可愛いです。
ただ、子猫なのに大人しすぎるのがちょっと心配です。
投稿: 黒木 燐 | 2012年12月 4日 (火) 01:02