気味の悪い夢を見た。

　島根の女子大生殺害事件のせいなのだろう。気持ちの悪い夢を見た。

　私はいつものように、会社帰りに節約コースを歩いていた。すなわち、ＹＭタウンを通り抜け、Ｋ川の堤防歩行者自転車道を歩いていた。Ｍ駅に向かうためである。

　その道は、明るくもないがそこそこ街灯がついていて真っ暗ではない。しかし、夢の中ではかなり暗かった。おそらく夕方見たニュース映像のせいだろう。
　なんかイヤだな～気持ち悪いな～（ｂｙ稲川淳二）と思って歩いていたら、前から人が歩いてきた。少し小太りで中背の中高年くらいのオッサンである。ふたたびなんかイヤだな～気持ち悪いな～（ｂｙ稲川淳二って、しつこいwww）と思って警戒していたが、男はそのまますれ違った。ほっとしたのも束の間、後ろで何か声がした。反射的に振り向くと、その男が「○○○に行くにはどうしたらいいの（地名失念）」と聞いてきた。方向音痴の上に地元民でもない私に説明しようがない。自分ちの近くだって説明できないのに。

　で、私は
「わかりませんけど、そのまま行かれると大通りに出ますから」
と、事務的に答え、そのまま背を向けて行こうとした。すると、オッサンからいきなり羽交い絞めにされた。私はそれでも落ち着いていて、持ち前の大声で助けを呼ぼうとした。しかし、声は出たものの、いつもの大声が出ない。私はさすがに焦ってきて、今度はオッサンの手を逆にひねり上げようとした。しかし、まったく効いた様子はない。絶体絶命だ。私は思った。悲惨な事件の数々が頭をよぎった。このまま大人しく言うことを聞くか、それとも、一か八か戦うか。蹴りを入れて、相手が怯んだ隙に、猛ダッシュしてM橋の道路まで走って助けを呼ぶ。しかし、もし、逃げ切れずに捕まってしまったら、おそらく私の命はない・・・。どうする・・・？

　絶体絶命のまま選択を迫られ、困っていたところで目が覚めた。いつもなら途中で夢と気付いて、無理やり目を覚ますのだが、今回は全くその感じなかった。

　夢で本当に良かった。