JCO臨界事故から10年
工程短縮やコスト削減のため、裏マニュアルで作業を続けていた挙句に、臨界を起こし『裸の原子炉』が発生、結果、二人の死者を出した、最悪の臨界事故から今日で10年になる。
その犠牲者の一人となられた大内さんの治療のドキュメントを書籍化した、 『朽ちていった命』のレビューをここでも書いたが、それはコンスタントにアクセスされ、このブログでも常にベスト5に入るエントリーとなった。それだけ、10年経った今でも強烈な印象を残した事故なのだと思う。
日本人は被爆国ゆえに核アレルギーというくらい核に負のイメージを持っているはずなのだが、原発となると、何故かそういうことに鈍感になる傾向がある。
大丈夫だ、事故なんて起こる筈がない、技術もしっかりしているし。
その妙な自信と油断の隙をついて、こういう事故が起こる。このままでは、いずれチェルノレベルの大火事が起こってしまうかもしれない。そうなってしまったら、この狭い国土には逃げ場は無い。
そうならないためにも、このJCO臨界事故を風化させず、今後の教訓として肝に銘じておくべきだろう。そして、核に頼らなくて済むようなエネルギーを研究開発して欲しい。
利益優先人命軽視な原発産業のいけにえとなってしまった、大内さんと篠原さん、お二人のご冥福を心からお祈りいたします。
なお、先の『朽ちていった命』のレビューに、大内さんの治療にあたられたチームのリーダーであられた、前川先生からコメントをいただきました(ネットですから成りすましの可能性もありますが、内容から多分ご本人に間違いないと思います)。とても嬉しいです。
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