ちょいと古い記事になってしまったが、ロシアで開発された強力爆弾について書こうと思う。
(MOAB(「母」の方)についてはこちら↓もどうぞ)
https://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/heaven_or_hell/2017/04/post-ff95.html
これは、燃料気化爆弾を強力にしたものらしい。燃料気化爆弾はウィキペディアによれば、
燃料気化爆弾(ねんりょうきかばくだん、Fuel-Air Explosive, FAE または FAX)とは、爆弾の一種である。なお日本では「燃料」が抜けて、単に気化爆弾とも呼ばれる。また、貧者の核兵器という呼称も持つ。燃料気化爆弾というのは主に日本で定着している俗称であり、軍事上の正式名称はサーモバリック爆弾(Thermobaric)である。
とあり、さらに、下にリンクしている「ストライクウイング」では、
液体状態で爆弾につめられている燃料を着弾寸前に空気中に放出、空気と攪拌させ最適な混合率になった時点で点火、数十メートルの火球を作り出し全てのものを根こそぎ吹き飛ばすことが可能な大爆発を伴う急激な燃焼をおこさせる、いわばガス爆発を人為的に起こす爆弾です。
衝撃波のみで考えれば通常のTNT炸薬を使った爆弾よりも数倍の爆発力があります。地上は火炎地獄になり、たとえ建物や塹壕に隠れていても全ての酸素を燃焼し尽くし酸素欠乏により窒息死、もしくは急激な気圧の変化により内臓に損傷を受け死亡に至ります。また、超音速でも投下が可能であり戦闘機やヘリコプターに搭載されます。
ということで、かなり凄まじい爆弾であることが伺える。目的は主に人員殺傷であり、洞窟などに隠れている敵ももれなく殺すことが出来るという。また、大きなきのこ雲を共なうので、核兵器と誤認される。なお、燃焼による酸欠で窒息死させるというのは、正しくは急激な酸素減少で急性無気肺と一酸化炭素中毒と酸素分圧の低下による合併症を起こし窒息死させるということらしい。まあ、完全な密封状態の部屋でない限り、酸素がまったくゼロになることはないだろう。
この爆弾はあまりの威力とその残酷さから、クラスター爆弾と同じく「非人道兵器」として使用を禁止しようという動きがある。兵器に人道も糞もないだろうとは思うが、戦争というものを止められない限りはそういう区切りも必要なのだろう。
余談だが、映画「アウトブレイク」で、冒頭部分に疫病の蔓延したアフリカの村を(村人や彼らを助けるために村に入った医者や軍人もろともに)消滅させるために使われたのがそれらしい。
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