聖ヴァレンタインが撲殺された日
なんすよね、バレンタイン・デイって、・・・などと昨日書こうとしたら、ヴァレンタインのTATARIか、吐き気に襲われて早々に床に就いた。といっても1時は軽く回っていたが。まあ、実を言うとその元ネタのためにあさりよしとおの「るくるく」というマンガを読んでたらつい2巻3巻と読んでしまい読みながらちょっと転寝してしまったらしい。前のめりで寝ていて胃を圧迫してしまったようなのだ。やたらおくび(ゲップのこと)が出て最悪だった。
私は自慢でないが、バレンタインデイでチョコなんて配ったことない(正確には前の会社のイベント「チョコルーレット」には参加した)し、本命チョコもあげたことなどない(本命もいなかったというウワサもあるが)。何でキリシタンバテレンの祭りに血道をあげ、何故か関係ない菓子屋に奉仕せねばならんのだ。まあ、その結果未だ独り者なわけで、やっぱセント・ヴァレンタインの鈍い呪いかも知れぬ。
私が子どもの頃読んだマンガには、「バレンタインディは一年で一度だけの女性が男性にプロポーズできる日」と書いてあった。当時は必ずしもチョコを送るというのがデフォルトではなかったようだ。少なくとも特設コーナーが出来るほどには。
せっかく「るくるく」ネタと書いたのでちょっとそこを書き写してみよう。バレンタインにるく(瑠玖羽~るくは)からチョコをもらいたがっている南足(「きたまくら」と読む。足が南向きゃ枕は北)。そのことを嬉々と説明している時、上級天使ヨフィエルに取り憑かれる。
「日本が生んだすばらしい風習じゃないか。女性がチョコレートで愛を伝えるなんて・・・・ふざけたことをぬかすなぁ!! なにがチョコレートだぁッ!! バレンタインはなぁ、バレンタインは男女の仲を取り持って・・・
処刑されたのだぞ!! 撲殺だ!! そんな日にチョコを渡して『愛している』だとォ!!
血だるまになって死んでいったバレンタインに、申し訳ないと思わんのか!?」
・・・残念ながら・・・、多分思わないと思います。ヨフさん。
まあ、バレンタインさんも正しいと思ってやってきたことで捕まって処刑されたんだし、殉教ということで後世で名誉を回復されたし、悔いはないかと。もしかすると、雲の上からチョコに群がり一喜一憂している女性たちを見ながら、微笑ましく思っているかもしれない。
それにしても、日本人は西洋の味付けしたイベントが好きですねぇ。さすがに計算がややこしいイースターは定着しないだが、クリスマスは当然として、バレンタインディに続きハロウィンも定着しつつある。まあ、天神のハロウィンパレードはなくなったようですが。さすがにアジア・アフリカの行事は根付かないようで。キリストの生誕は祝うくせにお釈迦様のお誕生日である四月八日を祝わないのは何故だろう。やっぱゴーダマさんのイメージがパンチパーマで鯰ヒゲの太ったおじさんってのがイカンのかな。萩尾望都の「百億の昼と千億の夜」に出てきたシッタルーダみたいだったら良かったのか。
余談だが、駄目になったことを「おシャカになった」っていうのは、江戸っ子が焼き物をして焦がしてしまったのを「火が強かった」というのを江戸っ子は「ひ」を「し」と発音してしまうので「しがつよかったんでぃ!」
火が強かった→しがつよかった→しがつようか→四月八日
というのが語源らしい。ほんとか?
まあ、それはともかく、私はこれからもずっと、バレンタインディのチョコレート狂詩曲を横目にクールに通り過ぎるような生活をするだろう。チョコはもちろん、14日過ぎてから半額になったのを買って自分で食べるのだ。
暗いわッ!!
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