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2006年10月 8日 (日)

おかしななまえ

 これは、福岡の民話らしいです。高校の写真の授業でやったアニメ製作の時、別の班が題材に選んだ話ですが、単純で面白い話なので、これだけはよく覚えていました。因みに自分の班でやった分も、覚えていますがここに書けるほど明確には覚えていません。

 以下、「日本むかしばなし」風に書いてみます。

 むかしむかし、正直じゃが貧乏な男がおった。その男は子宝にも恵まれずにおったが、ある日ようやく子どもを授かることが出来た。産まれた赤ん坊は玉のような男の子じゃった。子どもを抱きながら男はもう天にも昇りそうに喜んで言った。
「とうとう男の子を授かった。嬉しかなあ、嬉しかなあ。そうたい、こん子の名前は『嬉(うれし)』じゃ。」
男の子の名前は「嬉」になった。

 それから数年後、男はまた子どもを授かった。二男はまた男の子じゃったが、男はたいそう喜んで言った。
「またまた男の子を授かった、めでたかなあ、めでたかなあ。そうたい、こん子の名前は『めで太』じゃ。」
二番目の子の名前は「めで太」になった。

 それからまた数年後、男は三人目の子を授かった。三番目は待ち望んだ女の子じゃった。男は有頂天になって言った。
「ありがたかなあ、ありがたかなあ、今度はおなごの子を授かった。そうたい、こん子の名前は『ありがた』じゃ。」
三番目の女の子の名前は「ありがた」に決まった。

 三人の子はすくすくと育ち、村でも評判の仲の良い働き者の一家となった。三人目の子が生まれてから数年後に母親は病気で死んでしもうたが、三人兄妹は父親をよく助けてよく働いた。

 ところが、その父もよる年波には勝てず、病で寝たきりになってしもうた。上の兄二人は父のぶんもよく働き、末娘はかいがいしく父を看病しておった。
 じゃが、ありがたの看病も空しく、上二人が畑仕事に出ている間に、父はとうとう死んでしもうた。ありがたは、驚き悲しんで、泣きながら兄達のおる畑に向かって走りながら叫んだ。

「うれし、めでたや、父ちゃんが死んだ~!!」

すると畑の方から兄二人が驚いて叫んだ。

「なに!それは本当か!?ありがたや~~~~~。」

 名前を考える時は、よく考えてつけなければならないという、お話じゃった。

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コメント

へぇ~、こんな民話があったんだ^^
燐さんといたらこんな話がず~っと聞けるのかなぁ? しかし何でもよく覚えてるよねぇ~。
嬉し、めでたや、有難や~ その後どうなったんだろね(笑)

名前といえば私の「ぶいっちゃん」というHNは自分でもこの頃ナイスだと思ってます。
最初からちゃん付けだからコメント欄が炎上しにくいんじゃないかと・・(笑)
「やい!管理人ののぶいっちゃん!!」って書いた時点で脱力感があるような気がする(笑)

投稿: ぶいっちゃん | 2006年10月 9日 (月) 12:44

「あくま」君のお父様に教えてあげたかった。もう手遅れだけど。
あ、この「あくま」君はメフィストをソロモンの笛で操り、千年王国を作ろうとする悪魔くんではなく、たかだか役所の手違いで起こった事を、国家権力に対する人民の正当な権利の主張だなどという訳の分からないことを言って、心ある人たちから顰蹙をかったあの「あくま」君のお父様です。

投稿: drac-ob | 2006年10月 9日 (月) 14:44

ぶいっちゃん

私は話すのは早口で苦手だから、日常ではあまり面白い話は望めませんよ。文章専門です。特にアガリ症だから、人前で話すのは苦手です。まあ、慣れた人には「面白い人」と言われますが。

記憶力は歳とともにだいぶ悪くなっていて、最近では時々直前記憶がなくなります。まあ、ぼっとしているせいもあるでしょうけどね。

>最初からちゃん付けだからコメント欄が炎上しにくいんじゃないかと・・(笑)
>「やい!管理人のぶいっちゃん!!」って書いた時点で脱力感があるような気がする(笑)

「ちゃん」をのけて(外して)「ぶいっ、あんたの言ってることはなあ」となっても脱力しますわな。「ぶいっ」って書いた時点で、ブー太郎一家の一員が炎上コメント書いているみたいだし(爆)。

う~む、私も黒木燐酸に変えようかしら。呼び捨てにされても「りんさん」。


投稿: 黒木 燐 | 2006年10月 9日 (月) 18:02

drac-obさん

このあくま君の命名は、私らの年齢では drac-obさんも書いておられる、水木しげるの「悪魔くん」の影響で、そんなに変な名前に感じなかったですね。でも、子持ちのお父さん連中はかなり批判してました。まあ、実写ドラマ化されたマンガの悪魔くんも本名は「真吾」というこじゃれた名前でしたが。
まあ、普通子どもの幸せを祈る親なら絶対避ける名前ですね。昔は病気に負けずに立派に大人になれるように願って、名前に、強そうな「鬼」とかつけることもあったらしいですよ。

しかし、昨今のDQN親のつける、変な漢字の当て字名は、「悪魔」と変わらんくらい妙なのがありますねえ。よく役場で受理されたもんだと。

投稿: 黒木 燐 | 2006年10月 9日 (月) 18:15

前の会社で中学校の「名票」を作っておりやした。
ガッコのせんせが使う閻魔帳の端に張る名前だけの部分ね。
そん中に『麗羅』ってのがありやした。
親は絶対クラプトンのファンだな〜と(^^;)
毎年外字には泣かされました(T▲T)二度とやりたくねー

投稿: 眠り猫 | 2006年10月10日 (火) 23:25

眠り猫先輩

チャラリララララ~~~ン、レ~ィラァァァ~♪

失礼しました。

「魔羅」ではなくて良かったですが、一瞬そう見えてしまいますね、この字は。
思い出しましたが、私の漫画のキャラに本名が麗鹿てのがいました。あのMOW11号驚異の合作「春来たりなば」のぬえさんです。

他のみなさん、ごっつうローカルネタですんません。

投稿: 黒木 燐 | 2006年10月11日 (水) 16:02

そうきたかー。どういうオチが来るのか当てたくて、途中で画面から目を離し、考え込むこと約47秒。結局 分かりませんでした。残念。

>私も黒木燐酸に変えようかしら。呼び捨てにされても「りんさん」。

そのままでも全然OKだと思います。
「おい!黒木燐!」と書いた時点で、全身真っ黒の「黒キリン」を想像して脱力…

投稿: 猫だぬき | 2006年10月11日 (水) 23:03

猫だぬきさん

赤木燐! 黒木燐! 青木燐! 白木燐! 桃木燐!
五人合わせて、キリンレンジャー!!

ちゅど~~~~~~~ん!!!!

・・・まあ、わたしのレベルはこの辺だと。

投稿: 黒木 燐 | 2006年10月12日 (木) 01:11

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