早とちり
今日の会社帰り、バスを待っていた。
私の会社は辺鄙なところにある。どう辺鄙かというと、近くにインターチェンジがあるというくらいだ。そんなモン僻地にしかないだろう。バスは1時間に1本ペースだ。幸いにも帰りは高速バスに乗れるので、今日もそれを利用していた。
バスは電車と違い、遅れてくるのはいつものことだ。だからバス通は嫌いなのだが、会社の場所が場所なので仕方がない。で、しっかり10分は遅れてきた。実は、今日、こみみが癌で再手術を受けている日で、気になって一刻も早く帰りたかった。それでバス停の一番前でイライラしながら待っていた。バスはようやく来たが、後ろのおじさんが、割り込んできた。(20分近くバス停に立っていた)私はむっとして、阻止しようとした。それに、高速バスなので出入り口が一緒なので、まず降りる人を優先せねばならない。なのに彼は執拗に割り込んでくる。
「あの、降りる方がおられますから・・・。」
私はとうとうオジサンに言った。すると彼は答えた。
「荷物持ちに来ただけですから。」
そう、彼は長旅の老妻を迎えに来ただけだったのだ。
恥をかいてしもーた。
人を注意する時は、ちゃんと状況を読んでからしなければいけない。
ちなみに、こみみの手術は無事に終わっていた。まだこれからが大変なんだけどね。
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