2021年5月 4日 (火)

Rat Chat #4

 Rat Chat 第4弾です。今年(2021年)1月26日公開分です。いつも遅くなってすみません(管理人)

 今回はファンからの質問は含まず、Daveに関する彼らの話をじっと聞きましょう、ということです。

 Rat Chatは聞き取れない箇所もあり、その度に何度も聞き直して訳していますが、今回ばかりは耳で聞くもので良かったと思いました。目で読む文字だったら、きっとかすんで読めなくてなかなか進まなかったでしょう。今回、ポイントとなる箇所でOwenさん(ストラングラーズオフィシャルを運営されてます)に助けてもらいました。Thanks Owen for your help! x

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 Bazのいる所は1週間ぶりの晴れ、JJのいる所は前日からずっと雨でひどい天気。木々や草花にはいい、ということで、JJのいるあたりはフランス内でも第二に森林が多い地方。JJは少し前にロゼと共にサラダを食べたとのこと。Bazはコーヒーを飲んでいて、この後でスーパーマーケット買い物に行く予定。
 春のツアーは正式に延期となり、みんなには申し訳ないと思っている。この間ずっと、4月にできるチャンスはほとんどなかったは思うけど、とにかくまだ安全ではない、ということ。

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Baz: 本当に会いたいよ、実際に会って抱きしめたいし一緒にワイン飲みたい。生身で最後に会ってからもう1年近くなるし、Daveに会ってからも1年ということだよ。最近よく彼のことを考えているんだ。

JJ: それは多分、このところDaveの曲の作業をしているからだよ。ところで、あのギターは素晴らしいよ。

Baz: おお、ありがとう。ヴォーカルもいいよ。

JJ: ヴォーカルはここフランスで録音して送ったけど、Louieからもう少し指示等をもらいたかった。もちろん彼はそこにはいなかったし、やっぱり同じ部屋でバンドメンバーと一緒に意見を交わすのとは違う。でもその割には美しい曲に仕上げることができたと思う。

Baz: 今こうして書斎に座っていても、どこにでもDaveがいる。今取り掛かっている新曲は別としてこれまでの曲はどうしても聞くことができなかった。聞くのが辛すぎるんだ。音楽を聞くことをやめたとしても毎日Daveが聞こえるしどこにいても彼の姿が目に浮かぶ。君と比べると半分の期間しか彼と一緒にはいなかったけど、この20年の間、彼は本当に多くの面で俺に影響を与えた。(JJ:ニッコリ)彼がいなくて本当に寂しい。心底会いたいと思う。

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JJ: Daveは特別だった。(Bazも飲んだコーヒーを吹き出しそうになりながら笑う)いや、実にスペシャルだったよ。初めて会った時を覚えているけど、まだChiddingfoldに住んでいた時でそこの廊下だった、俺はキーボードを買うために銀行担当者にお金を貸してもらえることを説得したところだった。そこにDaveが入ってきて、彼はプラットフォーム底の靴を履いて短い丈のスウェードのジャケットを着てた、そして、バッグを持ってた! 彼は口髭を生やしていて、当時はそれをセミプロ髭と呼んでた。とにかく、速足で入ってきた彼に、確かドアーズの曲を渡したんだ。そうしたらまるでその曲を知っていたかのようにキーボードで弾いたよ。くわえタバコでね、パッと弾いたんだ。(JJ、口をあんぐり)みんな仰天したよ。
 彼は“エキセントリック”と表現されたね。“イングリッシュエキセントリック“だ(JJ、思い出し笑いがとまらずタメイキ)。アルバム「10」をレコーディングしていた時だったけど、うちに小さいスタジオがあったので多くの曲はうちで収録した。16トラックをオープンリールで準備して24トラックにトランスファーして、デジタルでマスタリングした。
 皆でスタジオにいたんだけど、あの時のエンジニアはOwen Morris、彼はその後オアシスと仕事をするためにマンチェスターに行く前に、俺のもとで1年間仕事をしてた。彼と俺はコンソール傍にいてDaveは後方のアームチェアに座ってた。俺は気になって何度も振り返ったけどDaveはそこで鎖帷子(※)を編んでたんだ[※普通の編み物は静かだけど、音がうるさかったのだろう]。俺は彼に“Dave、それやめてくれないか? 俺たち集中したいんだけど。”と言った。でも彼はチラッとこっちを見たものの、そのまま続けた。だから彼に再度話をしたんだけど彼は部屋を出て行こうとした。俺は彼の胸ぐらを掴んでガレージのドアに押しつけて吊り上げ、“俺たちはここでアルバム制作をすべきなんだよ、なのにお前は鎖帷子を編んでるだけだ!”と言ったね。

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Baz: 俺が覚えてるのは、なぜかわからないけど先日このことを考えてた。バーミンガムのギグからの帰りにみんなで車に乗ってて、当時はまだ結婚してなかった俺の妻もいたりしてギュウギュウ詰めだった。で、なぜかサッカーの話になってオフサイドについて話してた。覚えてる? 
 Daveはもう結構飲んでて前の助手席に座ってた。例の飛行用ジャケットを着て、その襟から出た小さな頭がユラユラしてたよ。みんな彼がサッカーなんかに全く興味ないのは知ってたけど、俺たちもギグの後で酔ってて後ろでいい気分で盛り上がって言い合ってた。そうしたらDaveが突如くるっと振り返って……、(Baz笑って話せない)とにかく俺は大爆笑したよ、そしてホテルの部屋に戻ったら、まだどこかにあると思うけど、紙に大きな字で書いた、「Dave Greenfieldがオフサイドのルールを説明」って。Daveは突如振り返ったと思ったらこういうふうに(Daveの真似をする)オフサイドのルールを完璧に説明したんだよ、覚えてる?(JJ、爆笑しながら“うん。”)もう~、他にもたくさんあるけど、あれは耐えられないほどおかしかった。

JJ: The Ravenに収録されているGenetixを聞いて何人かに言われたよ、当時はまだレコーディングにシーケンサーを使うなんてなかったよね、って。俺は、“何のシーケンサーのこと?”ってね。(Bazは「違う」というように首を横に振る。これを言った人は、Daveが実際に弾いているのではなくてシーケンサーを使ったと思っていたので、JJには何のことはわからなかった) 当時GloucestershireにあったJetの家でリハーサルをやってたのを覚えてる。Daveはひとりきりで2日間必要だと言って、その2日であの曲で彼が弾く音を一音残らずすべて覚えた。いったいどれだけの量か知りたいし……、きっとどこかのオタクが数えてると思うけど、彼が弾くパートを完璧に覚えてきたんだ(弾くまね)。とてつもなく長いものなのに、ひとっつも間違うことなくすべて覚えてきた。そして、彼は一度覚えたらもう完璧に頭の中にロックされて忘れないんだ。

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Baz:俺がバンドに入ってあの曲をやったときも覚えてる、すごくタイトだけどDaveは後ろに立って平然と弾いてた。(弾くまね)

Baz: 俺たちそれぞれ思いのある時間があった。でも……、最後に皆で会った時間がとても良いものだったと思えるのが幸せだ。ヤツがいなくて寂しくて、会いたく会いたくて仕方ない。でも、彼は俺たちにこれからも続けてほしいと思ってるよ、そうだろ? そうだよ、絶対そうだと俺にはわかる。現実は現実だ、Daveに神のご加護を。Dave、どこにいようとも元気でいると思ってるよ。

JJ: 45年来の同僚であり愛する友を突然失うことはかなり辛い(辛い、という言葉が震え何度か言い直し無理におちゃらける)。でも、大切なことは、彼はレガシーを残したということ。素晴らしい音楽も残したし……、ごめん、ちょっと鼻をかまないと……、(乗り出してティッシュをとる)彼は多くの偉大なミュージシャンを、そして彼を師とする人々もインスパイアした。そして彼を尊敬する弟子のひとり(※)を、彼のポジションで演奏するために俺たちは選んだ。[※名前は出していないが、Daveの後任でしょう]

Baz: 彼はまぎれもないレジェンド、伝説だ。人はよく、“あんたはレジェンドだよ”とか簡単に言うけれど、そんなのとは違う。Daveは正真正銘のレジェンド。そして、この話はこれで終わりにしよう。

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Baz: じゃあこれからマスクを着けて消毒剤とみかんと、あと何を買うんだっけな、ポテトか……、他にもいくつか買い物リストにあるね。

JJ: 料理始めたの?

Baz: うん、料理はするよ。これまでもキッチンに入ったことは何度もあるけどコリン(奥さん)が任せてくれない。[*最後よく聞こえません。]

JJ: 嘘くさいな。そうだ、料理の本を一冊買ってあげるよ、だからきちんとレシピ通りにパーフェクトに料理して、ある日彼女が仕事を終えて戻ってきたらテーブルにディナーが並んでいる、と。そして、それをやったからと言って北の男らしさが弱くなる、というわけじゃないぞ。

Baz: わかってる、わかってる!そういうことをやるという話は常にしてる。 

JJ: ほら、いつも話してるだけだろ! 

Baz: キッチンには5060冊の料理本があるよ、でも彼女はグルテンフリーのヴィーガンだ。実際俺は先週彼女に言ったよ、この本の中からなんでもいいから一つ選んだら俺が材料をすべて揃えて作るよ、って。本当にやるよ。ハハハ―!

JJ&Baz: じゃあ気をつけて、また近いうちにね!

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2021年2月25日 (木)

RAT CHAT #3

 ラットチャット第3弾です。去年(2020年)の年末収録分です。

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 フランスは数日雨だったが今日は晴れ、少し寒いけどBazのいる所ほどではないだろう。
 BazJJがフリースを着ているのを見て、確かに少し寒いんだろうな、と、そしてオーストラリアで買ったものと気づく。Bazも同じ時に買ったらしく先日出して着てみたら胸のところにカレーのシミがついてた!と。 

 BazJJに何を飲んでいるのか尋ねると、JJは「コーヒー」。Bazはグラスを掲げて「クリスマスのポートワインだ。」JJは「ちょっと早いんじゃない?」 

Baz: 今、午前11時。寒くてジメジメして惨めったらしいヨークシャーの月曜の朝なんで他に何ができる?だから、乾杯!

 

BazJJに「クリスマスは何をするの?」

JJ: 何もしない……。あ、食べ物について?それならイヴにはロブスターを食べる予定だけどクリスマスは特に予定はない……。ああ、近所の友達に呼ばれてるんだった。

Baz: そう。こっちは北東にいるお母さんにも子供たちにも会いに行けないから二人きりで過ごすけど、ちょっと考えてたこともあって……」といったところでJJの家に訪問者。JJが応対する間クリスマスソングが流れ、小包らしきものや郵便物を抱えて戻った彼は一応それを見せる。 

Baz: 北東にいるお母さんと子供たちのところまでバイクで行くかもしれない。窓の外からこうやって手を振って(両手を振る)。

JJ: 本当に?そんなことやっていいのか?

Baz: 誰の近くにも行かなければいいんだと思うよ。まあ、ルールを多少歪曲しているかもしれないけど、実際のルールなんて誰が理解してる?

JJは、それはずっと昔の話に行きつくけど、アドバイスを聞かないやつらが作ったアドバイスには誰も従わない、ということ。特有の偽善がすべての信用を失墜させたんだ。(注:Paul Pearcyはシステムをうまく設定できていなかったから云々といっているが、具体的なことは不明)

Baz: こういうことを言うと批判もあるだろうけど構わない。ワクチン接種を拒否してる人は陰謀説があるからだとして、ワクチンにマイクロチップが入ってると思ってる。いろいろな陰謀説はあるけどすべてはデマ。まったくくだらない。ハリウッド映画じゃあるまいし、そんなことが本当にあると信じてるなんて考えられない。それで、自由を奪うな、とか言って抗議して。まあ、それでもいいさ、ワクチンを受けて証明書がもらえなければどこにも出かけることができなくなるだけだ。

JJ: それは根本的な問題提起になる。皆に自由が与えられていると仮定しよう。自由があって当然。でもその自由のために戦った人々に対しての尊敬の念を忘れてはならない。 

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 【質問コーナー】

Q: 歴史上の有名人で会いたい人は誰? それはなぜ? Nigel Cranfield

A: Baz: 色々な人のことを考えたけど、この9カ月全世界で起こっているさんざんなことを思ったらOliver Hardyに会いたい。彼と会って思い切り笑って楽しい時間を過ごしたい。ずっと彼が好きだった。彼は賭け事が好きで4度くらい結婚してて、とてもインテリですごく面白い人だった。ぶっとい葉巻をすってブランデーを飲む。

JJ: Alexander the Great(アレクサンダー大王:マケドニア王国国王、アレクサンドロス3世)に会いたい。かなりの酒飲みで酔ってるときに仲間を殺した(クレイトスの殺害)。
 彼が死んだのはまだ32歳くらいだったけど多くの国や地域を征服した。彼と食事をしたらきっとおもしろいと思う。

Q:ステージ上での会話や冗談等でリハーサルしたものはある?特に好きなものは覚えてる? Petra Jaggard

A: Baz: 場所やその時々に起きたイベントに関連して何かいう必要がある場合はステージに上がる直前にJJとちらっと話すこともあるけど、2人で言い合うことやオーディエンスとのやりとりは、もしリハーサルしてたら嘘っぽくてすぐにわかるだろう。

JJ: 同じポイントで同じ曲の前に同じことを言うバンドをたくさん見たことがある。

Baz: そういうことをほんの数回やって罪悪感にかられたこともあるけど、ストラングラーズとしてこれだけ多くのギグをやってきた中では同じことを言ったことはあまりないと思う。リハーサルをし始めたらもうそれはヤラセになって、オーディエンスもすぐに気づく。

Q: どちらか自伝を書こうとおもったことはある? Andrew Tully

A: JJ: 自伝を書くにはまだまだ若すぎるよ。まあ20台後半で書いた人もいるけどね。(Bazが、JJはこれまでに何度か書く話はでたよね?)ああ、4年くらい前に話があって、ゴーストライターというか、実際に話をしてそれを書くジャーナリストと共に手を付け始めたけど、俺をまず暴力的なワルだと見るそのアングルが好きではなかった。そしてちょうど2週間くらい前にフランス人のジャーナリストから自伝の話が出たところだ。実際は自分で書かないから自伝ではないけど。自分で書こうかとも思ったけど、とても静かな人生を送ってきてるし特に面白い人間でもないし、この星であまりたいしたことはしてきてないし。

Bazがよく言うよ、という感じで、何か濁って臭い液体がカメラから垂れてる、と。

Q: George Mellyと仕事した時の思い出はなに? Andy Sidnell

A: TWスタジオに彼が来た時のことはハッキリ覚えてる。歌詞がOld Codgerでちょっと彼についてのこともあったけど、自虐的なこともまったく構わずすばらしい仕事をしてくれた。それでLew Lewisが入るセッションがあったのだけど彼は完全に酔っぱらっていてヨロヨロしていたけど、すごく楽しかった。Georgeとは他に数回会う機会があってロンドンでお昼を共にした。物知りでとても素敵な人だった。

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Q: ストラングラーズのハリウッド映画を作るとしたらどんな有名俳優に演じさせたい? Frank Roper

A: Baz: Jetは間違いなくOrson Wellesだな。Daveを演じるにはキャラを深く知る必要があるから多分デニーロ。もしくはDaveは若い時は本当にハンサムだったからジョニーデップでもいいな。俺については見ての通りハリソンフォード。ハリソンフォードじゃなければシャーリーマクレーンだな。

JJ: シャーリーマクレーン⁈ いいねぇ。彼女はAround the World in Eighty Daysで姫の役だったよな。

Baz: 自分は誰にやってもらいたい? 口をとがらせるのが上手い人じゃないとな。

JJ: ああ、でもそれが上手い人というのはなかなかいない、こういう風にできる人はね。(と上向き加減で唇を突き出す)さあ、誰だろう?

Baz: 考えたけどジェームズコバーンなんかどお?

JJ: ああ、もしくはチャールズブロンソン。

Baz: これ、なかなか面白いよ。今日はいろいろやる計画があって運動したり料理もするつもりだったしスペアルームのこともやろうと思ってたけど、今だにこうしてワイン飲んでる。


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 JJ: 鼻が3インチ伸びたよ。(?)運動だって?

Baz: 知らないだろうけどすぐそこに自分の公園があって、土日の早起きの必要がない日以外は毎日そこを歩くんだよ。

Q: ツアーのサポートバンドはどうやって決めるの? Lou Briccant

A: JJ: いい質問だね。通常は自分たちが知ってるバンドを考えるけど、時々知らないバンドが選択肢にあがることもある。主にバンド、マネージメントによる案だけど、エージェントから「こういうバンドがいてスケジュールが空いてけどどうかな?」と提案されることもある。多くの場合はベテランバンドだけど特にそれでないとダメというわけではなくて、若い新人バンドを考えたこともあるし、実際サポートとして迎えたこともある。これまで本当におもしろいサポートバンドがいたけど、今でも一番好きなのはスターベースなんちゃら。

Baz: そう、それ!俺の思ってることが分かったみたいだね!








Q: いまだにステージに向かってパイントを投げるバカがいるけど、それに関して忘れられない出来事はある? Jordan Biggs

A: JJ: 一番忘れられないのはここ(おでこを指さして)に傷跡を残した時だ。その男が投げたところを見た。それはRattusのフォトセッションをやる数週間前だったから写真でも生々しい傷跡が見える。実際はメイクも加えてたけどね。

Baz: 俺はHolmfirthPicturedromeで中身入りのパイントが当たった。まだPaulがバンドにいた時で確か2005年。誰が投げたかわからないけど飛んでくるのは見えた。でも避けられなかった。そのグラスは斜めになったりせずまっすぐ立った状態で(ワイングラスを持って実演)飛んできたから中身がこぼれずいっぱい入ったまま胸に当たり、顔や全身に浴びた。覚えてるかどうかわからないけどギグの最後に(JJ:ギター壊したよね?)テレキャスターをステージの端まで40フィート投げた。

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Q: 音楽はこの10年でも多くの変革を経てきたけれど、次はどのようなものがくると思う? Mache Stavraki

A: JJ: それがわかっていれば俺もその一端を担うよ。

Baz: いい答だ。

Q: ファイナルのUKツアーが計画されているけれど、ヨーロッパのファンも同じ恩恵にあずかれる? Jacques a Paris

A: Baz: 大規模はヨーロピアンツアーをやる計画はある。いつか、は状況によるけれど日にちは予定していていくつかは確認もとれている、そしてそれを実行することが許可されるかどうかも問い合わせた。現時点ではあとは運次第だ。

Q: バイクはどんな種類を持っていて、どれが一番好き? Fannyinblack

A: Baz: 君に比べると経験が短いから尊敬の念を込めて先に答えるよ!これまで所有したものの中で一番好きなのは2016年から今現在でも持ってるTriumph Tiger Explorer1200㏄のツーリングマシンでデカくてすごく重いバイク。2人がかりじゃないと1人では持ち上げられないから、これまでに2度倒したことがある。

JJ: 俺はこれまでとてもたくさんのバイクを持った。乗り始めたのは50年前……そんなに長いなんて信じられないよ。今は2台あって130馬力のTriumph RS Sprint2004年から。凶暴なマシンであれは手放さない。もう1台はThruxton R。まだ3年しかたってないけど古びたレトロな見た目だけど古くはなくてスペックはモダン。これは山で乗るとすごくいい。本当に多くのバイクを所有してきたけど、ヨークシャーで学生だった頃に持ってた1台にちょっと懐かしさを覚えている。USスタイルでグリーンとグレーのタンクのBSA A 65 Thunderboltだ。最近見てたら数台売りに出されていて買いたい気になてる。もしかしたら単にノスタルジックになっているだけかもしれないし、まだわからないな。

Baz: ノスタルジックになるのは悪いことじゃないよ。

JJ: もちろん全然悪いことじゃないよ、その時代の楽しい時間を思い出すしね。

Baz: グラスを挙げて乾杯と思ったけど空のグラスで…… 

JJ: (ふざけて)お前のことなんか好きだったことはない、一度もね~! 

Baz: お前らみんなろくでもない~。(とメガネ斜めに)じゃあ世界中のみんな、家族や友達、大切な人々みんな、楽しいクリスマスを過ごしてね、特に俺の友人JJ、良い時間を。メリークリスマス。 

JJ: ああ、君も良い休暇を。本当に会いたいよ。みんな、乾杯できる人は乾杯、そして安全に過ごして。来年会おう。


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2021年1月26日 (火)

RAT CHAT #2

 ラットチャット第2弾です。

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 朝。おはよう、という挨拶から始まる。Bazが、そっちはいい天気みたいだね。JJは、いいけど山からの風が少し冷たい。

 Bazのいる、ここWest Yorkshireは今朝3℃だった。”すごく寒いけど天気は良くて明るい。バイクに乗ったときの写真を送った昨日は5℃だったけど、その気温の写真を撮って送る直前は4℃だったよ”

 地理的な知識がないのでよくわかりませんが、彼がバイクで行ったあたりはイギリスでも一番高いところにあるようで、バイカー達に、ツーリングするなら覚えておくといい、とお勧めしています。

 Bazが、歌を一曲歌おうと思ってね、とRelentessを披露。“ヒヒヒ、悪いね、やらずにいられなかったんだよ。” 

   

 以下質問コーナー。

QJJ、あの晩エッフェル塔では何があったの? James McCay

A. どの晩のこと?あそこは2階にレストランがある。もしジャーナリストの件を言ってるのならあれは昼間、ランチタイムだった。
 あのジャーナリストは本当にイヤな奴でね。Ravenツアー中だったと思うけど、ホテルで俺を待ってた。だから彼を2階に呼んだ。クルーも2人一緒にいて、彼を拉致してフツーに彼のズボンを脱がせて塔の柱に粘着テープで縛りつけて放置した。でも問題は、その後彼はフランスで一番力を持つ音楽ジャーナリストになってしまったこと。だからそれ以降20年くらい俺たちはフランスの音楽シーンから締め出しをくらった。でもあれはやった甲斐はあったよ。

Q. JJはバンドに加入前は熟達したクラッシックギタリストだった。その時のスキルでその後のベース演奏に使われているものはある?
Bnick

A. 全然。テクニックに関しては全くだけど、メロディーに関してはもちろんイエス。クラッシクギターの方がもっとメロディを作り出すし、やったことがなければ習得できない。そのくらいだね。拍子記号も違うし、、、ストラングラーズでは役に立つけど。テクニックについては全然だ。それにベースを弾くときはいつもピックを使うけど、ギターでは使わない。

Q. 60年代の女性バンドで一番好きなのは? Rosana West

A. Baz: The
Ronettes
The Three Degrees、他にも山ほどいるけど、Martha Reeves and The Vandellasはずっと大好きだな(JJもそーだ、そーだ、と同意)。数年前にスコットランドのフェスティバルでとても素敵なことがあった。そのフェスティバルにMartha Reevesも出演してた。JJ覚えてる?

JJ: 覚えてるよ。彼女たちは皆赤いシルクのロングドレスを着てて出番は俺たちより前だった。それでステージ上でそでの方が見えたんだけど、Marthaは君の奥さんとならんで立ってたよね?

Baz: そう、それで彼女は妻にこう言ったんだ、“彼らとてもいいわね、CD出してるの?”(2人で爆笑)

JJ: 最高だよな。でもあの時があってまた彼女たちをあらためて思い出したし、カバーしてもいいと思う。あの曲……

Baz: Nowhere to Runだね?

JJ: それ! ♪Nowhere to run, nowhere to hide

Baz: 名曲だよな。彼女はとっても素敵な人だった。俺たちが彼女たちを再発見したように、彼女も俺たちを発見してくれたと思いたいね。で、俺の答はMartha Reeves and The Vandellas

JJ: 俺はThe Shangri-lasThe Crystals

Baz: わかる、あとThe Ronettes

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Q. JJ1976-79に使ってたベースはなに? 緑色のPベースは一体どうしたの? Eduardo Javier

A. 緑のフェンダーPがヴィンテージだと気づかされたよ。あれは1963年製で当時Johnny SoxというHughのバンドにいたスウェーデン人から受け継いだものだ。HughGuildfordの俺の所にきた時はバンドに捨てられてがっかりした様子だった。
 あれは金曜の晩だったけどあの頃俺は日本に行くためにお金を貯めていて遊びに出かけてなくてギターを弾いてた。それが最終的にGo Buddy Goになった曲だ。そこへ来たHughが“俺のバンドメンバーが一人辞めてこのベースを置いていったんだけど、興味ある?”と。ヘンな色のベースでその頃はベースについて何も知らなかったけど、あのベースでRattusNMHのレコーディングをした。その後修理不可能なくらいに壊してしまい、とりあえず直しはしたけど同じ音は出せなくなった。ベースはまだあるよ、当時いろんなことがあったから傷だらけだしまだ血もついてる。ユニークな音をだすいいベースだった。

Baz: あのベースで2度くらいDead LAをひいたことがある。Paulがまだバンドにいてツアーをやっていた時に初めて弾いたけど、すごくいい感じだった。軽くてテレキャスターみたいだった。

JJ: ハイワットを使ってたと思う。ベースアンプじゃなくてギターアンプ。

Q. Baz、ライブの時よくギターストラップにBlue Peter Badge(Blue Peterという子供向けのテレビ番組があるらしい)をつけてるけど、なぜつけてるの?その番組に出たの? Mike Edwards

A. いや、出てない。妻がくれて、なんとなくおもしろいから着けてるけどそれについてたくさん聞かれるよ。今は割れてしまって、半分はまだストラップについてるかもしれないけど半分はなくなった。それがおもしろいことに前回の誕生日に、ツアーはなかったけど、(JJはニヤニヤしてそっくり返ったりあくびしたり)クルーの一人がネットでバッジをいくつか買ってくれたんだ。だから今(横を見上げて)は緑だけでなくオレンジやいろんな色を見てる。番組には出たことはないよ。

JJ: 色には何か意味があるの?

Baz: そうだと思う。緑色は環境問題に関連、オレンジはオレンジを半分に切ってカクテルスティックを刺してパイナップルとかソーセージとか……。 

JJ: オレンジにアレを刺すって言った? 

Baz:カクテルスティックだよ、まったくそれ一つしか考えてないんだな。

JJ:いや、二種類考えてる。 

Baz: ガハハ、悪い悪い、すっかり忘れてたよ。とにかく、違う色には意味があるらしく、嬉しいことにクルーからもらったから今は8個くらい持ってる、番組には一度も出たことはないのにね、すごいだろ。

JJ: Valery
Singleton
を(“ピー“)したいと思ったことある? Baz:俺は彼女じゃなくてLesley Judd。(この後どんな髪型とか説明したりするが、良くわからない話です)

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Q. Daveのリードヴォーカルは素晴らしいけど、Bazの一番好きな自分のヴォーカルはなに? Sammy Martyr

A. 新譜でレコーディングした中にある曲が一番だと思う、俺だけじゃなくてJJもね。Daveに関してはPeasant
In The Big Shitty
。曲全体が最高で常に一番好きな曲の中に入ってる。ライブでやった時もだいたい俺が“この曲やらない?”とみんなを誘ってた。あのDaveのヴォーカルは本当にすごい。

Q. 他のアーテイストの曲で“これ書きたかった”と思うものは? John Dewhirst

A. Baz: ミュージシャンにこの質問をするのは…… 常に変わるから答えるのは難しい。 

JJ: まさしく。これまでにも何度かあったけど、自分達の曲で一番好きなものを5曲とか10曲選べと言われたけど、日々変わる。答えたとしても翌日にはまったく別の曲になってるかもしれない。 

Baz: そのとおり。今日思い浮かぶのは、先日ラジオで聞いたXTCMaking Plans For Nigel。すばらしいポップソングだ。

JJ: Taxi Girlアルバムをプロジュースしてる時にパリにいて彼らのギグに行き、外で入場を待ってた。そしたらAndy Partridgeがステージに上がりたくないから今日はキャンセルだと言われた。多分それが彼らがギグをやろうと試みた最後だった、ずいぶん前のことだ。

Baz: この質問に関してだけど、これまでストラングラーズのギグで開演前や後にPAから流れている音楽はすべて俺、JJDaveJim、その前はJetが選んだ曲だ。俺たちが選んでない曲はかからないから、それを聞けば何を聞いてるかある程度わかると思うよ。

JJ: だけどね、審査にひっかかってボツになった曲もある。Gary GlitterRock and Rollはなぜかけちゃいけないんだ? これはなかなか面白い議論で、アーティストとアートは分けられる? これは深い話になる、まず彼はこの曲を自分で書いたわけではない。それからもう何年も前だけどDaniel Barenboimがテルアビブでワーグナーを演奏しようとしたら観客数人が制止した。なぜならワーグナーはかなりの反ユダヤとしての悪評があったから。だからアーティストと音楽は分けられるか?というなかなか興味深い話だ。

Q: もし音楽でなければ他のどのようなキャリアを進みたかった? Louise Howland

A: ばかげてると思うかもしれないけど、母は俺が鳥類学者になるかもしれないと思ったと今でも言ってる。なぜなら、(JJが、“鳥が好きだよな。”)そう、昔はバードウォッチングに完全に心を奪われていたから。 

JJ: 今でも鳥の鳴き声を聞けば10のうち9はどの鳥か名前を言えるんだよ。 

Baz: 鳴き声に関してはMervの方がすごいけど姿を見れば俺もなんの鳥かわかる。 

JJ: かなりのバードウォッチャーだよな。(2人とも変な顔と動き。多分、twitcherのぴくぴく動くという意味もかけてる。)

Q: これまで何か集めたことはある? Andy Miller

A: JJ: ああ、どういうわけか、まあ関連性は明らかだけど、一時は550個のカエルを持ってた。藤製のゴミ箱も持ってて、カエルの口から入れるようになっててこの位の大きさ(口を開けた後に右手で頭より高い位置を示す)だった。あとはロウソクとかカエルの形のチョコレートとか、550個ね。

Baz: それ全部どうなったの?  

JJ: 知るか。

Q: 映画のリリースはいつ? たっくさんの人

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A: 多くの人が映画はいつになったらリリースされるのか?と聞くけれど、それはHughと彼の出版社が曲を使わせてくれるよう譲歩してくれた時にのみリリースできる。曲はいつも俺たち全員で所有してたから今でも俺たちのものでもあるんだけどね。だから、Hughが映画のリリースを止めてる。

Baz: ヒンジのことを聞こうと思ってたんだよ! 

JJ: だめだ!ヒンジについては話さない!

Baz: うちは実際ヒンジじゃなくなったんだ。ドアを開けたときにドアの横に銀色のプレートがあるだろ? 

JJ: いや、ここにはそういうヒンジはない! 

Baz: 違う、ヒンジの話じゃないんだ。これはドアをロックするメカニズムの話だ。多くの人はそのプレートまで塗装するからへんな音が出るんだ。それだけ言いたかった。

Baz: じゃあまた来週話そう。良い週末をな、愛してるよ。 

JJ: え、なんで、なんでそんな先なの? 

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Baz: なに?  

JJ: (泣きそうな顔芸)どうして来週なんてそんな長いこと話せないの? 

Baz: えっと、なぜかというと、月曜は結婚記念日だから今日の夕方5時から飲み始める、それから土曜、日曜、月曜と続き妻は月、火と仕事を休む。三日間飲み続けたら火曜までまったく使い物にならない。だから水曜日に電話するよ。 

JJ: オッケー(蚊の鳴くような小声)  Baz: 大丈夫でしょ、そのくらいの期間大丈夫? 

JJ: 5日間2人で話さないで大丈夫かって?(うつむく) 

Baz: 辛いのはわかるよ、俺だって辛い。軽く考えてるわけじゃないんだ。あー、すごい罪悪感にかられる。わかったよ、明日電話するよ。Love you. 

JJ:(満面の笑みで手を振る)

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