今日はこげんた君の命日です。こげんた事件から21年が経ちました。
あの忌まわしい事件から21年が経ちました。事件は2002年の5月6日から7日の深夜におきました。
あの夜は大型連休の最終日で、今日のように雨が降っていました。
久しぶりにあの子の写真を貼ります。まともな写真はこれだけで、あとは目を覆いたくなるような写真しかありません。
これは、犯人がこの後に起こす虐待の残虐さを際立たせるために撮影したものです。
あの事件は、初めて野良猫を虐待死させた犯人に執行猶予付きとはいえ懲役6月という有罪判決が出た画期的ともいえる裁判に発展しました。当時飼い主のいない野良猫の場合、裁判どころか逮捕すら珍しいことでした。
しかし、数時間にわたり虐待を繰り返され、その姿をネットに晒された挙句殺害され川に遺棄された、後にこげんたと呼ばれた野良猫さんが戻ることはありません。
あれからも動物虐待事件は無くならず、仮に犯人が捕まって裁判にかけられても、それがどんなに残虐でも、こげんた事件の判決以上に厳しい判決がつくことは稀です。そしてほぼ執行猶予が付きます。里親を探すにしても、善意の里親希望者に根掘り葉掘り質問し、家を確認し、誓約書を書いてもらわなければなりません。虐待目的の里親詐欺の可能性があるからです。
21年たった今でもこれが現実です。
もしよかったら、今夜6日から7日に変わる深夜0時に、ちょっとだけ彼のために祈ってください。彼のように人の楽しみのために残酷な目に合う動物がいなくなるように。
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