カテゴリー「徒然くさ」の202件の記事

2023年5月 3日 (水)

ディヴ・グリーンフィールドが旅立って三年経ち、今の心境などを徒然に……。

 ストラングラーズのディヴ・グリーンフィールドがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)で亡くなって、早いものでもう三年になります。

 2020年秋に予定されたファイナルツアーの前に心臓の手術をするために入院してた時のことでした。詳しい事情はわかりませんが入院中に発症したということは、院内感染の可能性はあるでしょう。手術後に感染発症したのであれば、ひとたまりもなかったでしょう。

127_1105_hnishioka_20230504133801  心はストラングラーズが来日した2019年に置いたままになりました。2019年をずっとループ出来たらいいのにと思ってしまいます。
 でもそれは叶いません。地球は太陽系ごとそれよりずっとずっと移動し続け過去に戻るなんて不可能だから。

 パンデミック発生から三年以上経ち、ワクチンも行きわたり世界はだいぶ落ち着いて日常を取り戻して行きました。日本でも5類になりマスクの着用も任意になりました。マスクや消毒薬が店頭から消え、なせかトイレットペーパーまで無くなるという異常事態がまるで夢だったみたいです。
 でも私たちストラングラーズファンは、いえ、私は未だ悪夢の中にいるような気がします。目を覚ましたら元の世界に戻ったらいいのにと思うけど、何度試しても目は覚めません。
 って、そもそもこんな理路整然としたリアルな夢なんてフィクションの中にしか存在しません。わかってます後ろ向きなだけです。はあ、当のストラングラーズは新しいキーボード奏者を迎え、前を向いているというのに、情けない。

 ヒューが辞めた時も、かなりのダメージだったけど死んだわけじゃなかったので、別れた彼の新たな活躍を見る希望がありました。それにまだ若かったから、ダメージからの回復も早かったなあ。
 もう、ステージのキーボードの後ろにディヴが立つことはないんです。あの炎のようなキーボード演奏を聴くことが出来ないんです。

 なんかねえ、辛さが骨身に染みるのですよ。

 志村けんが亡くなった時も相当ショックだったけど、もうね、最愛のバンドのメンバーが亡くなったとか、目の前が真っ暗になりましたよ。亡くなったのは5月3日だったけど知ったのは5日の早朝だった。日本とは8時間遅れの時差があるから、亡くなってから翌日くらいに発表があったのでしょう。本国のイギリスではもう既にファンが大パニックになってた。

 それにしても、世の中にいる「コロナは茶番」「ワクチンは毒」「製薬会社が儲けるため」「マスク拒否」とか世迷言を言ってる人たちは、大事な人が感染して重症化し苦しんだり亡くなったりした経験がないのだろうなって思う。じゃなかったらマジでクソだわ。なんでディヴが死んであんな連中がのうのうと生きてるんだよ。反ワクチンビジネス(だれとは言わんが)の養分になってることが判らないのかな。本音全開で言うと「タヒね!」って思う。ディヴみたいに苦しんだらわかるんだろう(ディヴ、ごめん)。

 幸い、私の周りで重症化して入院したり亡くなった人は居なかった。今のところは。
 ひと月前に、母が風邪?をもらってきて、家族全員移った。いや~、実に3年ぶりに風邪をひいた。熱はたいして上がらなかった(ピークで38度)が、やたら喉が痛い風邪だったのでCOVID感染を疑ったけど、陰性だった。まあ偽陰性の可能性もあったけど、もしそうならワクチンのおかげで悪化しなかったのかも知れない。mRNAワクチンを突貫で作ってくれた人たち、そしてその生みの親ともいうべきカリコー博士には感謝しかありません。これがなければ日常を取り戻すのはもっと後になり、流石の日本でも死者がアメリカのように百万人レベルになったかもしれません。

 ワクチンが普及してから会社でも感染や濃厚接触で休む人がぼちぼち出て来て、ウイルスが蔓延しつつあり身近にいるかもしれないんだと実感し始めた。ワクチン接種済みだったから、罹っても重症化(人工呼吸器につながるレベル)しにくいとは思うけど、出来たら罹りたくないんで感染対策は怠らなかったよ(まあ、インフルエンザみたいにいずれは人類の殆どが罹ると思うけどね)。職業柄会社でも反ワクチン思想にハマる人は居なかった。
 母の友人にちょっと反ワクがいて、母が感化されそうになったので全力で止めた。母がネット見る人でなくて良かったわ。

 あれ? いつの間にか文章が敬体から常体になってた。まあいいや。いつものことだし。

 それで、パンデミックとディヴ死去で全然やる気なくなっちゃって、このブログの更新も進まず。小説なんてさらにバイオテロネタでウイルスパンデミック扱ってるんで、もう、ほんまもんには勝てず撃沈寸前までいっちゃった。マジで書くのやめようかとすら思った。
 でも、バンド(ストラングラーズ)は失意の中、『ダークマターズ』という名盤を捻りだしてくれて、さらに11月5日の来日音源を使ってライブアルバム『メニンブラックイント-キョー』を出してくれた。彼らは決してへこたれてはいなかった。今はツアーも再開しており頼もしい限りだ。

 そう思うと心強く、今はなんとか浮上しつつあるので、これから両方とも、少しづつペースを上げながら書いていきます。
 これからもよろしくお願いいたします。

 ディヴ・グリーンフィールド追悼写真集~ IN MEMORY OF DAVE GREENFIELD   DAVE PHOTO COLLECTION

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2023年4月 1日 (土)

トイレに閉じ込められた話(改訂版)

 ずいぶん前に分散して書いたエントリーをひとつにまとめました。
 TBSの「ワールド犯罪ミステリー5」再現作品です(だいぶ違ってましたが)。


 これは、昔勤めていた会社での出来事である。

 その会社が入っていたビルは各階に1箇所ずつ廊下を挟んで洗面室付きトイレと湯沸し室があった。3階建ての小ぢんまりしたビルだったのでそんなものであろうが、ビルが開いていさえすれば、誰でもトイレを使うことが出来た。また、そのビルにはなんかいわゆる幽霊のようなモノが棲みついていたのか、たまに妙な出来事もあった。さらに隣のロイホで発砲事件などもあったりしたが、まあ、こういうことは今回の話には関係ないのでまた改めて書くとして、そろそろ本題に入ろう。今回はちょっと小説風に書いてみようと思う。

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 「なんじゃあ、こりゃあ?」
 私は再度トイレのドアノブをガチャガチャと回した。いや、回そうとした。だがノブ自体が動かない。
「あっちゃ~、ここ数日ノブの調子が変なことには気がついていたけど、とうとう壊れたか。でも、何でよりによって私のときに、クソッ!!(怒)」
 私は軽く毒つきながらつぶやいたがどうしようもない。
「せめて出てから壊れてくれよ~~~。トイレは下(の階)にもあるんだから・・・。」

 確かにここ数日変だった。1・2回ノブを回しても開かず、ヒヤッとしたことが数度と無くあったからだ。それはおそらく私だけではないと思うが、とりあえずその時は開いたので、そのまま総務の方に言うのを忘れていた。誰か閉じ込められたら、それもそれが一人で深夜残業をしている時だったりしたら、大変だなとちらと思ったが、まさか本当に完全密室状態になるとは思ってもみなかった。
 しかしまあ、今はとりあえず平日の少し雨模様の昼下がりだ。会社には人がたくさんいるし、直ぐに開けてもらえるだろうとタカを括っていたが、それは甘い考えだった。
 とりあえず、もう何度かノブを回してみる。ビクともしない。引いてみる。なおさらビクともしない。引く?そう、ドアはトイレ側に開く造りになっていた。すなわち、内側からいくら体当たりしても、肘打ちしても、今がチャンスだの真空とび膝蹴り等をかましても、桟ががっちり邪魔をして開かないということだ。ドアを破壊しない限りは。因みに内側から鍵をかけていてそれが壊れたというわけでもない。ドアノブがイカれてまったく回らないため、ラッチボルト(ノブを回すと出たり引っ込んだりする部分)が引っ込まないのだ。私はあせってきた。とりあえず場所がトイレなのでエレベーター等と違い長期戦になっても緊急事態は大丈夫だが、水洗トイレなので大して臭くないとはいえ、便所は便所、あまり閉じ込められて嬉しいところではない。イスもないし和式トイレなので蓋をしてイス代わりにも出来ない。こんな狭いところで長期戦になったら寝ることも出来やしない。第一こんなところで食事なんかしたくはない。おまけに閉じ込められたところがトイレだなんて、どう考えてもギャグネタである。
 などと、いろいろ考えながらも私は空しくドアノブと格闘していた。しかし、こういうときに限って事務所から人が出てこない。18人ほどの会社であるから、どうかしたらひっきりなしに利用者が来るのに。
 たかが厚さ3・4センチ程度、フラッシュ合板製の破壊するつもりなら難なく壊せるくらいのドアである。しかし、そのドアが今は厚く私の行く手を阻んでいた。この際叫んで助けを呼ぶか? いや、そんなみっともないマネが出来るか。私はため息をついて、腕組をしながら考え込んでしまった。携帯電話が普及する数年前の話である。

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2017年7月13日 (木)

白いバッグ

土曜日の出来事。
整骨院に行くため駅に向かっていて、途中に大きな溝だか3面張りの川だか用水路だかわからないけど、(時々ここでも写真アップしたことがある)水路があって、何の気なしに覗いてみた。なんか白いものが見えるので確認したら、女性用バッグだった。よく見ると、財布のような赤い長方形のものも見えた。水路は深いので、水深は浅いとはいえ、若いころならともかく、今の足腰の悪い自分には降りて拾うのは危険だった。気になったが電車の時間もないのでそのまま放置することにした。
ずっと気になっていたので帰りにも確認したら、まだそこにあった。しかも流されて少し位置が変わっている。悩んだ挙句に110番することにしたが、慣れないのでなかなかつながらない。仕方ないので横のビルに入っている子供英会話教室に寄って言った。
「すみません、横の水路になんかバッグが…」
「ああ、白いバッグですよね。私もさっき来たとき見つけて気になってたんですよ」

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2015年8月14日 (金)

あわや! 大事故に巻き込まれそうになった話

 今日(8月14日)、お墓参りのため妹の車で山口と下関に行った。

 今年も暑かったが去年ほどではなく、特に問題もなく時折雲の写真をFBにアップしながら、わりと平和に予定が進んだ。母にいまいち食欲がないのが気になったが、それ以外は特に問題ないように思われた。

 下関のお墓を参って実家に寄った。父が珍しく愛犬を抱えて駐車場近くまで送り迎えをしてくれたので、5月にけがで入院して以来少し気弱になってるのかなあとか、叔母が痩せたなと思ったら、6月に風邪をこじらせていたとか、身内の高齢を実感し、若干の不安を覚えたが、特に緊急に問題になるような事象もなかった。

 まあ、そんなところで今年も何とかお盆のお墓参りも滞りなく終わりそうだなと帰路についたが、その後あわや大事故の危機に遭遇することになる。

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2015年1月 4日 (日)

同窓会で40年経って思い知らされたこと。

 去年の11月に中学校の同窓会があった。
 恩師である当時担任S先生の傘寿のお祝いも兼ねてということで、急遽決まった同窓会だったか、男子5人女子8人の13人が集まった。男子はもちろんだが、女子も私以外全員既婚者だった。結婚したら名字の変わるのが一般的な女性は、特にリア充じゃないと来にくいのだろう。

 40年もたてば、面変わりした人とあまり変わってない人の差がかなり開いてくるものだが、面変わりした人も良く見れば当時の面影がちゃんとある。ただし、人覚えの苦手な私は、もし全員集まったら覚えてない人も出てくると思う。幸い、今回来た人は全員覚えがあった。

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2014年2月 1日 (土)

歩行者も気をつけよう。

 土曜日(1月25日)のことですが、自転車と衝突してしまいました。

 土曜出勤のため、日頃より2時間ほど遅く駅に向かっていたのですが、その途中、駐車場から車が出ようとしているのに気付き、また向かいからも車が来ていたので、その離合のために待つのが面倒だったのでそれをよけようと道路の右側に渡ろうとした時でした。
 因みに、道路は中央線もない狭い道ですが、しっかりと路側帯もあり、私はその路側帯(しかもグリーンのカラー舗装がされている)を歩いていたので、右側通行でも左側通行でも問題なかったのです。
 ただし、いつもなら道路を渡る時は必ず左右の確認をするのですが、その時は何故か確認をせずに渡ってしまったので、明らかに私の不注意です。

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2013年4月29日 (月)

iPhoneに変えました。

 壊れかかっていた携帯電話を酷使していたら、いきなり半死半生状態になったんで、焦って機種変更に行きました。既にネットにつながらない状態になっててお店のお兄さんに不要な手間をかけさせてしまいました。お兄さんは終始人当たりよく対応してくださいました。

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2013年2月10日 (日)

インフルエンザに罹ってました。

 先週末、インフルエンザに罹って週末は寝込んでおりました。

 妹が会社でもらって来たウイルスで、当人は既に寝込んでいましたが、わたしは金曜日の朝はまだ大丈夫で、感染していたとしても金曜いっぱいは大丈夫だろうと高を括っておりましたが、甘かった。

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2012年12月 8日 (土)

生きざま

 いつからこの言葉が使われるようになったのだろう。

『生き様(いきざま)』

 これは、死に様という言葉からの連想で出来た言葉らしい。
 『死に様』と言う言葉は今も負のイメージを持った言葉で、「死に様を晒す」などのように『死に様』と表現された死に方は大概ロクなものではない。

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2012年11月25日 (日)

近況~。

 去年保護した猫が、銀太、続いてとらおと相次いで風邪を引いた。

 去年買ったばかりのファンヒーターを木曜の早朝にぶっ壊してしまった。寒い。

 野良猫の産んだ子たちが庭に住み着いていたのだが、そのうちの一匹がけがをしているらしく、仕方ないのでかみつかれながら保護。咬まれた左手の人差し指がしっかり化膿して、キーボード打つのが一苦労。

 頭痛がするので咬まれたせいかと不安だったが、どうやら寒さで風邪をひいたらしい。猫の次は人間かよ。冷えは一番風邪を誘発するようだ。皆さんも気を付けて。

 なんかついてない日々・・・。

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