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2024年5月 6日 (月)

今日はこげんた君の命日です。こげんた事件から22年が経ちました。

Image  あの忌まわしい事件から22年が経ちました。事件は2002年の5月6日から7日の深夜におきました。
 あの夜も大型連休の最終日で、大雨の夜でした。

こげんたの話

 久しぶりにあの子の写真を貼りました。まともな写真はこれだけで、あとは目を覆いたくなるような写真しかありません。
 これは、犯人がこの後に起こす虐待の残虐さを際立たせるために撮影したものです。

【2024年こげんた忌に追記】
 この写真について、さらに悲しいことがわかりまた。猫がこのように舌で鼻先を舐めるという仕草は、不安や緊張を表しているのだそうです。決して感謝していたのではなく、ましてや安心どころじゃなかったのでしょう。
 この時、この子がどんな思いをしていたかを考えると、改めて心が痛みます。


 

 あの事件は、初めて野良猫を虐待死させた犯人に執行猶予付きとはいえ懲役6月という有罪判決が出た画期的ともいえる裁判に発展しました。当時飼い主のいない野良猫の場合、裁判どころか逮捕すら珍しいことでした。

 しかし、数時間にわたり虐待を繰り返され、その姿をネットに晒された挙句殺害され川に遺棄された、後にこげんたと呼ばれた野良猫さんが戻ることはありません。

 あれからも動物虐待事件は無くならず、仮に犯人が捕まって裁判にかけられても、それがどんなに残虐でも、こげんた事件の判決以上に厳しい判決がつくことは稀です。そしてほぼ執行猶予が付きます。永山基準のように、こげんたの裁判結果が動物虐待事件の基準になってしまったのかもしれません。
 里親を探す場合、善意の里親希望者に根掘り葉掘り質問し、家を確認し、誓約書を書いてもらわなければなりません。虐待目的の里親詐欺の可能性があるからです。それでも巧妙な手口で里親詐欺事件は起こってしまうのです。

 22年たった今でもこれが現実です。

 もしよかったら、今夜6日から7日に変わる深夜0時に、ちょっとだけ彼のために祈ってください。彼のように人の楽しみのために残酷な目に合う動物がいなくなるように。

 

幼猫(おさなご)の
短い命に思い馳せ
今年も廻(めぐ)る
悲しみ怒れしあの雨の夜
(初出2022年5月6日 2024年5月6日改定)

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ディヴ・グリーンフィールド四周忌

 ディヴ・グリーンフィールドが旅立って、四年が経ちました。パンデミックは終息に向かっていますが、まだ悲しみは癒えません。心境は去年と殆どかわりません。
 ストラングラーズは今年九月十一日で50周年を迎えます。私も、前を向いて歩いています。

天国なのかそれとも地獄なのか、人は時々わからなくなる。だから僕らは歩き続ける……。
(ザ・ストラングラーズ "Heaven or Hell"より)

ディヴ・グリーンフィールドが旅立って三年経ち、今の心境などを徒然に……。: Heaven or Hell? (cocolog-nifty.com)

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