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2020年10月11日 (日)

ヒトとして、ディヴ・グリーンフィールドをCOVIDで失ったストラングラーズファンとして、トランプ大統領の暴挙は許せない

【おことわり】

 コロナウイルスというウイルスが前からあることは承知していますし、今回の新型(SARS-Cov2)がサーズウイルスの変異型とはいえかなり性質の違ったものであることは承知していますが、亡くなった愛犬の名前がコロナであったがために、新型コロナウイルスという呼称に抵抗があります。
 そのため、当ブログではこのウイルスについて「新型コロナウイルス」という呼称を極力避け、サーズ(CoV)2ウイルスあるいはCOVID-19ウイルス、略称でCOVIDを使用することとします。

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 感染が発覚して隔離入院されこそしたものの、すでにホワイトハウスクラスターを発生させ、その他さまざまな人に感染を広げ命の危険に曝した。その後、治療で体調が良くなったとのことで1週間で早々に職務に復帰した。そして、予想通り『COVID-19恐るるに足らず』などとのたまい始めた。感染を広げてしまったことに関しての謝罪(※)はなかった。
(※感染してしまったことに対する謝罪はする必要はないが、今回のトランプ氏感染の場合、マスクをせず大声を出し人との濃密な接触を繰り返したリスク管理無きスーパースプレッダーとして、謝罪はすべきだと思う)

 彼が重症化を免れたのは、最重要人物であるために細心且つ「最新」の治療が施されたことにあるだろう。また、喫煙者でなかったことも関係するかもしれない。ただ、担当医師は大統領が陰性になったのか陽性のままなのか明かしていないという報道があった。彼が自分がウイルスに怯えるチキンと思われるのを恐れているのは想像に難くない。そして、彼の指示者はその雄姿に拍手喝采するのだ。ペッ!

おっと、失礼しました。

 いうまでもなく、普通の人たちは感染して症状が出てもワクチンも決定的な治療薬もない今は主に隔離と対症療法しかできない。今、COVID-19の治療薬として早々に認可され使われている薬もまだ効いているのか後々副作用が出る可能性があるかなどわかっていない。しかもすでに二十万人以上の死者を出している米国で、さらに感染のリスクを大統領自身が広げるなどとは度し難い暴挙と言わざるを得ない。

 運が良ければ感染は予想より広がらず政府クラスターは収まって、大統領選も無事に終わることだろう。然し最悪の事態もあり得る。おそらく、クリントンやオバマなどの元大統領だったら少しはマシな感染対策が出来たことだろう。
 このまま感染が収束していったとしても、トランプの杜撰な危機管理を、自分のエゴで国民および世界にさらなる災厄を広げかねない行動は許せるものではない。彼に2.5人称の視点がない。経済を回すことと自分の感染を過小評価することは違う。彼は感染源にならないよう注意してCDC指針の20日間人との接触を避けることを目盛るべきだった。大統領ともなれば病室を仮の執務室にすることもだ来ただろう。

 いや、ほんっと予想通りの行動には天晴というしかない(誉めてはいない)。

 NO MORE HROES ANYMOER.
 クソみたいなヒーローなんか要らない。

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2020年10月10日 (土)

近況報告です。

 ずいぶんとご無沙汰してしまいました。

 書くべきネタは山のように転がっているのに、何も書く気がしないのです。政権がどんなにひどくても、以前のように怒りを文章にする気力がありません。そう、COVID-19のために。

 まずは10年がかりで書き続けていたウイルスパニック小説が書ける状態ではなくなりました。圧倒的な現実の前に、わたしのちっぽけな脳で考えた話は粉みじんになったような気がしました。父の容体も悪くなる一方なのですが、病院の感染症対策のために会うこともままなりません。

 そして、とどめ”Coup de grace”を喰らいました。

 5月3日、私のアイデンティティに等しいバンド、ストラングラーズの唯一無二であるキーボード奏者、ディヴ・グリーンフィールドをCOVID-19が、新型サーズウイルスが、奪ってしまったのです。思えば去年11月3日に来日公演があったのですが、それから半年しか寿命がなかったのでした。パンデミックさえなければ失われなかった命だったと思います。悔しくて悔しくてたまりません。

 正直、私もCOVIDの流行り始めは風邪みたいなものと高をくくっていました。しかし、状況はどんどん悪化していき、私は自分の認識の甘さを思い知らされました。もし、新型コロナウイルスではなく新型サーズウイルスと呼称されていれば、世界の受け止め方も違ったのではないかと思います。WHOが中国に過度に忖度した結果ではないかと思っています。

 そういう状況で、本来ならこのCOVID-19についてこのブログでも事細かに記録すべきだったのですが、全く手が付けられない状態なのです。

 しかし、機会があれば、このパンデミックについて書きたいと思っています。

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 ディヴ・グリーンフィールド追悼写真集を作っています。よかったら見てやってください。

 

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