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2016年6月 1日 (水)

平成28年熊本・大分地震のこと

【注意 】 

 地震に関連するデマに惑わされないようにしてください。
 日にちや場所指定で地震が起きる・マグニチュードや震度が妙にでかい地震が起きる・地震雲が出ていたから○○地方は危ない等は、デマと考えて間違いないです。気象庁震度階級は7が最大です。マグニチュードは記録にある限りチリ地震の9.5が最大です。それ以上の地震が起きる可能性はありますがM11とか12などはまず起きないし、万一起きた場合おそらく小惑星落下などの天変地異レベルです。(関連記事準備中)

 ただし今回の熊本地震もそうでしたが、大地震発生確率が低い場所であろうがお構いなく大地震が起きる可能性があります。万一に備え、万全の備えは怠らない方が良いでしょう。

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 今回の地震により亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、被災された方へ心よりお見舞い申し上げます。

■前震と本震

2016414【前震】
発生日
2016年4月14日

発生時刻
気象庁発表
21時26分34..4秒(JST)
震源の深さ 11km
地震の規模 M 6.5(最大震度7)
震央 熊本県熊本地方

 

2016416【本震】
発生日
2016年4月16日

発生時刻
気象庁発表
1時25分5.4秒(JST)
震源の深さ 12km
地震の規模 M 7.3(最大震度7)
震央 熊本県熊本地方
持続時間:約20秒

 

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 4月14日夜、夕飯の支度をしていたら、テレビを見ていた妹が何か騒いでいる。
「地震、,地震、地震が来るって‼︎」
 ほぼ同時に私の部屋の方でも何かが鳴り始めた。
 さては鳴っているのはスマホの緊急地震速報か(余談だが、この警告音はタイガーマスクに出てくる覆面レスラー、ミスター・ノーの発する怪音に似ていると思う)。急いで部屋に帰って猫たちの様子を見に行き、様子を伺った。すると、すぐにグラグラ揺れはじめた。この辺りにしては揺れが大きく長い。ふと、福岡西方沖地震のことが頭をよぎった。まさか、とうとう警固断層が動いたのか? 猫たちもさすがに不安そうな表情をしている。「だいじょうぶ、大丈夫だからね」と、半ば自分を落ち着かせるように猫たちに向かって言った。もちろん確証はない。ウチは築50年以上で、普段でも床がギィギィいうような借家(もちろん耐震補強などしていない)だから、震度5強で倒れかねない。これ以上揺れが激しくならないようにと祈っていたら、地震は治まってきた。
(やっぱり警固断層だろうか?)

 しかし、テレビの速報を見に妹の部屋に行ったら、どうやら震源は熊本らしい。マグニチュードは6.5、震度は…最大で7。

   ななァ???

 それは阪神淡路大震災や東日本大震災レベルの震度ではないか。
 九州の真ん中でなにかとてつもないことが起こっていた。しかし、地震学者でさえこの後さらに激しい地震が彼の地を襲うことなど思ってもいなかった。(因みに太宰府市の震度は3。それにしては揺れが大きかった気がするが)
4月14日の震央分布図

 4月16日、私はなんとなくだるかったので、休み前にも関わらず日の変わる前(15日)からベッドでうたた寝していた。しかし、いきなり揺れ始めたのに驚いて飛び起きた。すると、遅れてスマートフォンの緊急地震速報も鳴り始めた。警報より揺れが早い? ある可能性が頭に浮かんでぞっとしながら、ロフトベッドから急ぎながらも慎重に降りた。揺れも木曜夜より激しい。私はまた猫たちに「大丈夫だからね」と言いながら、万一はこいつらをどうしようか、先ずケージの戸を開けて窓を開けて…。
 そうこうする間に地震は治まった。時間を見ると日は変わり16日の1時半近かった。妹はまだ起きていて既にテレビの地震速報を見ていた。
「震源は?」
「また熊本だって」
「え?」
 テレビの画面を見ると、既にマグニチュードが表示されていた。

 最大震度6強。マグニチュード7。

 震度じゃなくて、マグニチュードが7? って、この前よりでかいじゃん。ひょっとしてこっちが本震か? それで最大震度6強って何? 震度計壊れてんじゃないの?(後に最大震度7、マグニチュード7.3に訂正された)
 その後、太宰府でも何度か余震が来て、その度に家がミシミシいった。古いのにきっと頑張ってくれているんだなと思った。震度2や3が数度来たくらいで怖くて眠れなかったんで、ひっきりなしに余震に襲われている被災地の人たちはどんなにか恐ろしいかっただろう。不安だっただろう。(16日の震度3以上の地震は実に108回を記録していた! 平均すると約13分に1回震度3以上の揺れが襲ったことになる) 
4月16日の震央分布図。なんかすごい)

 今回の熊本地震は奇妙で不気味な地震だ。幸い人的被害は阪神淡路や東日本などの震災には及ばなかったが、インフラや家屋の破壊はそれに匹敵する。ふと、東日本大震災も津波が無かったらあれほどの死者は出なかったのかもしれない、と思った(実際、地震動による直接の建物倒壊や死者は少なかったようだ)。
 死者が地震の規模に比べて少なかったのは、やはり耐震基準と地震速報が功を奏したのかもしれない。また、前震があり避難をしていた人が多かったのも理由の一つかもしれない。それにしても28時間の時間差攻撃で震度7が2回もあり、さらに震度1以上の余震が短期間で1000回を超えたというのも今回の地震の特異なところだろう。気象庁が予測不能と白旗を上げたのも頷ける。初期、14日の地震を本震とみて、さらなる強大な地震が来ることを予測できず、そのために避難先から家に戻り被災し亡くなった方が出てしまったが、それで気象庁を責めるのは気の毒だと思う。これを教訓にして、大地震の後は油断せずに辛くてもしばらくは避難生活を続けるよう国や自治体等で指導すべきだろう。火事場泥棒にも腹が立つが、先ず、生きることが大事だと思う。

 まだまだ余震が続いており、強い余震が起きる可能性もある熊本・大分の被災地の方々は、まだ不安な日々を過ごしておられることと思う。私は募金や熊本・大分のものを買うくらいしか出来ないが、出来るだけ復興援助に協力したい。

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 本震後、2016年4月18日から25日までの一週間の地震分布。九州を二分するように地震が群発しており、現在(5月下旬)も数を減らしてはいるものの依然地震活動は続いている。

20160425eq

 

 熊本地震後、5月に入ってから薩摩半島西方沖でもM3~5レベルの地震が群発しているが、これは同海域で去年(2015年)11月14日早朝に起きたM7の地震の余震ではないかと思われる。

2016may116westeq_2

 2015年11月西日本の地震分布図。この時、現在群発地震の起きている熊本~大分あたりでM3レベルの地震が数度おきているので、この二つの群発地震に何がしかの関連がある可能性はあるかもしれない。

201511westeq

 この海域では2004年12月にも活発な地震活動があった。あるいは2005年3月20日に起きた福岡西方沖地震もこれと関連があるのかもしれない。
 また上記リンクサイトによると、このあたりでは1928年と1958年にもM6クラス以上の地震が起きているということなので、もともと地震の多いところなのだろう。

 それからもうひとつ去年起きた特徴ある地震について。

 深さ60km以下で起きる地震を深発地震という(一般に60m~200mを稍深発地震、それ以下を深発地震)。2015年5月30日に起きた地震がそれだった。マグニチュードは8.1、深さは682km(1900年以降のM8クラスの地震では最深)。
 プレート型地震だが震源の深い深発地震だったため、M8クラスではあったが津波は起きなかった。しかし、北は北海道から南は沖縄県まで日本全国で有感地震が観測され、神奈川県二宮町では震度5強の強震を観測。九州でも福岡県柳川市で震度3を観測した。

20150530

http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20150530202422.html

発生時刻:2015年5月30日 20時23分頃

震源地:小笠原諸島西方沖

最大震度:震度5強

位置
緯度:北緯 27.9度
経度:東経 140.8度

震源
マグニチュード:M8.5
深さ:約590km
(M8.1,深さ682kmに修正)

参考:深発地震
   :深発地震のメカニズム

 *+*+*+**+**+*+***++**++**+**+*++*

 そもそも、4つのプレートが重なる位置にある日本列島(というか、それで出来た陸地というべきか)なので、何がどう影響し合うかはわからない。これまでもある程度地震の起きる可能性を示しつつも確率が低いと考えられノーマークだったところで大地震が起きている。今回の熊本~大分地震もそうだし、東日本大震災もそうだった。甚大な被害こそ少なかったが(玄海島を除く)2005年の福岡西方沖地震に至っては専門家すら驚いたほどのノーマーク地域だった。
 反面、起きると想定されもっとも警戒されている東南海地震は未だ不気味な静けさを保っているし、首都直下型地震も鳴りを潜めており予断は許されない(地球レベルでは100年などは誤差の内だろうから、これらの地震は来る来る詐欺ではないと思う)。

 しかし、これらの資料や巷にあふれる情報で素人判断し無駄に恐れるべきではない。とにかく私たちは出来るだけの備えと覚悟を以てこの地震国を生きていかねばならない。

 地震国で思い出したが、昔、おフランスはパリにペンパルが出来て、遊びに行ったことがある。
 滞在最後の夜に友人たちと日本人経営のヤキトリレストランに行った時のことだ。私は子供向けの日本紹介の絵本を買っていたので、それを友人たちに見せた。良くある、多少事実とは違った紹介がしてある類の本だった。すると、地震の絵を見て彼らが言った。
「日本って、地震でしょっちゅう揺れているんだよね」
「いや、そんなにしょっちゅう地震はないと思うよ。東京はともかく、福岡とかほとんど地震はないから。ですよね?」
 と、私は笑いながら言うと、同じ福岡県出身という店員さんに同意を求めた。彼も「ええ、九州は地震が少ないですね」と笑って答えてくれた。まだ阪神淡路大震災の起きる数年前の話だ。
 しかし、現在はどうだろう。21世紀に突入してからというもの震度5強を超える大きな地震が日本中あちこちで起きている。特に東日本大震災後にそれが顕著になった。「日本はしょっちゅう地震でグラグラ揺れているんだよね」と言われても、もはや笑って否定できないどころか、「そうなんだよねえ」と言って肩をすくめるしかないようである。

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【 原子力規制庁 前長官 池田克彦、川内原発の再稼働を許可。審査の適正さが疑われる件 】

原子力規制庁 前長官 池田克彦(2012年9月~2015年7月)。

埼玉県警察 本部長 在任時に、埼玉県警察学校長が、前任の校長による業務上横領を報告し、処分を求めた。
しかし、県警上層部と共に、これをことごとく無視。

県警 最高幹部による重大な不正を正さない人物。
原発 再稼働審査の適正さが疑われる。

【 埼玉県警察学校 校長 小河進 副校長 岩淵敏雄 が業務上横領 】
http://blog.livedoor.jp/saitamalvdoor/archives/8291218.html

【 本部長 】

2004年4月~2005年8月 埼玉県警察 本部長 警視監 池田克彦
2005年8月~不明 埼玉県警察 本部長 警視監 加地正人

【 警務部長 】

2005年3月~不明 埼玉県警察 警務部長 警視正 牛嶋正人
(就任後、警視長に昇任か?)

【 首席監察官 】
2005年3月~不明 警務部参事官 兼 首席監察官 兼 監察官室長 警視 伊藤茂
(2005年4月1日 警視正 昇任)
~2007年3月 監察官室長 警視正 伊藤茂

【 埼玉県警察学校 校長 】

2002年9月~2004年3月 朝霞警察署 署長 警視 小河進
2004年3月~2005年3月 埼玉県警察学校 校長 警視正 小河進 業務上横領
2005年3月~2006年3月(退職) 交通部長 警視正 小河進

一般財団法人 埼玉県警察福祉協会 理事 小河進
http://keiyu110.org/about/structure/

【 埼玉県警察学校 副校長 】

2002年9月~2003年9月 越谷警察署 副署長 警視 岩淵敏雄
2003年9月~2005年3月 埼玉県警察学校 副校長 警視 岩淵敏雄 業務上横領
2005年3月~2006年3月 羽生警察署 署長 警視 岩淵敏雄
( 2006年3月~2007年3月 羽生警察署 署長 警視 鷲平保雄 )
2006年3月~2007年9月 装備課長 警視 岩淵敏雄
2007年9月~2009年10月(退職) 警務部理事官 兼 監察官 兼 第三方面本部副本部長 警視 岩淵敏雄

【 埼玉県警察学校 庶務・厚生担当事務官 】
庶務・厚生担当事務官(警部級)は、内田義昭か? 

~2001年3月 厚生課 事務吏員 内田義昭
2001年3月~2003年3月 鴻巣警察署 会計課長 事務吏員 内田義昭
2003年3月~2005年3月 警察学校 校長補佐 事務吏員 内田義昭
2005年3月~2007年3月 運転免許課 課長補佐 事務吏員 内田義昭
2007年3月~2011年3月 交通機動隊 隊長補佐 内田義昭
2011年3月~2016年3月(退職) 秩父警察署 会計課長 内田義昭


12月6日 さいたま県警の元幹部でさいたま市警察部長(警視正)まで務めた警察OBの田中三郎氏(60歳)が、埼玉県県政記者クラブで記者会見を行って、元埼玉県警察学校長等 を 業務上横領の疑いでさいたま地検に告発したことを明らかにした。
 
記者会見には、「明るい警察を実現する全国ネットワーク」の代表で田中氏の代理人である清水勉弁護士と同ネットワークの会員で「市民の目フォーラム北海道」代表の原田宏二が同席した。
 
埼玉県警察学校の学生と教職員の任意団体「校友会」が、構内の売店業者から売上金の3%を「助成金」名目で上納させていたが、告発状によると田中氏の前任だった平成16年当時の校長(警視正 既に退職)は、庶務・厚生担当事務官(警部級)に「助成金は、当時の副校長(警視)に渡すよう」に指示し、平成16年4月から12月までの間の「助成金」計約125万円を「校友会」の出納帳に記載せず、
当時の校長や副校長ら3人が着服したとしている(告発状はPDF参照 http://www.ombudsman.jp/fswiki/wiki.cgi/akarui?action=PDF&page=%BA%EB%... )。

警察学校長に着任して、犯罪を取り締まる警察官のイロハを教えるところである警察学校に不正経理があることを知り愕然とするとともに、警察幹部として求められるルールに従って、警察本部長(警視監~キャリア)、警務部長(警視長~キャリア)等の県警上層部に報告したが、ことごとく無視され、改めて警察の自浄能力の無さと隠蔽体質を知らされる。

 田中氏は、こうした県警上層部の態度は、警察改革に逆行するものであると考えた。

 そして、警察が自浄機能を発揮することが無理ならば、本件事案の真相を明らかにする唯一の手段は司直の手にゆだねる以外にないとの結論に達し、平成20年の定年退職を待たず、職を退いた上で告発をすることにした。

 以下、田中氏の説明や当時の新聞報道からその経緯を追ってみよう。

1 使途不明金を知った経緯について

 警察学校では、平成17年3月22日付けの人事異動で、校長、副校長のほか、新設された庶務・厚生担当調査官(警視級)が新たに配置となり、庶務・厚生担当課長補佐(警部級)も交代となったことから、引継ぎ書類の点検や所掌業務の把握の過程で、使途不明金の存在が判明した。

 また、田中氏と前校長(元警視正、既に退職、被告発人)との事務引継ぎが警察学校校長室で行われた際、校内の売店から「助成金」を受け取っていることを知り、国家公務員倫理法で利害関係者からの金銭等の授受が禁止されていることもあり、田中氏は警察学校内で売店を営む業者から金銭の提供を受けることがあってはならないと判断し、早急に是正することを決意し、即刻、売店業者からの「助成金」の提供を辞退したという。

2 田中氏が講じた措置等

 田中氏の説明によれば、当時、警察学校長として、次のような措置を講じたという。

(1) 校友会の収入金については、前記の使途不明金を除き、いずれも校友会収入として金銭出納帳に記載され、いずれも支出の経緯及び領収書等の証拠書類が保管されていることなどから、単に帳簿記載上の単純ミスではなく、上級幹部がかかわる非違事案に発展する疑いが認められた。

(2) 本件事実を認知した後の平成17年3月下旬に、学校長から非違事案を調査する首席監察官(警視正)に電話速報するとともに、副校長等が同年7月末までに、少なくても4回にわたり、関係書類を本部に持参して事実関係を報告したほか、学校長自らが警察本部長、警務部長ほか関係部課長に口頭報告を行い、事実関係の調査を依頼した。

 しかし、その後においても、本部の対応が不明であったことから、平成17年9月26日、首席監察官に調査状況を確認したところ「上司の指示でそのままにしてある」との回答があったため、このままでは、後々県警の対応について非難を受けるおそれが懸念されたことから、再度、県警として適切な措置をとるように要求した。

 その過程で「これを調査したら北海道警のようになってしまうが、それでもいいのか」と詰め寄られる場面があったという。

  さらに、平成17年10月25日に、8月12日付けで交替した新警察本部長に対して事案の概要を報告したが、その後においても本部の調査の進捗状況は不明のまま推移した。


埼玉県警 不祥事
https://twitter.com/saitamatwitt

投稿: 【 原子力規制庁 前長官 池田克彦、川内原発の再稼働を許可。審査の適正さが疑われる件 】 | 2017年3月14日 (火) 19:25

原発40基、詳細点検せず=配管腐食、再稼働の川内・伊方も-電力各社
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011400162&g=eqa

島根原発2号機で見つかった空調換気配管の腐食と穴=2016年12月21日、松江市(中国電力提供)
http://www.jiji.com/jc/article?g=eqa&k=2017011400162&p=0170114at24...

 運転中や運転可能な全国の商用原発42基のうち40基で、重要設備である中央制御室の空調換気配管の詳細な点検が行われていなかったことが14日、原発を保有する電力9社と日本原子力発電への取材で分かった。中国電力島根原発2号機(松江市)の換気配管では腐食による穴が多数見つかっており、事故が起きた場合に機能を維持できない恐れがある。

 中国電は昨年12月、運転開始後初めて島根2号機で配管に巻かれた保温材を外し、腐食や穴を発見。必要な機能を満たしていないと判断し、原子力規制委員会に報告した。

再稼働した九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)や関西電力高浜原発3、4号機(福井県)、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)の点検でも保温材を外していない。点検方法は各社の判断に委ねられており、規制委は全国の原発の実態を確認する。
 中央制御室は原発を運転・監視する中枢施設で、運転員が24時間常駐する。通常は配管を通じて外気を取り入れ換気するが、事故発生時には外気を遮断し、機密性を保つ機能が求められる。

 原発を保有する各社によると、島根2号機と北陸電力志賀原発1号機(石川県)を除く40基で、保温材を外さないまま配管の外観点検が行われていた。40基には東京電力福島第2原発の4基も含まれる。外気取り入れ口付近の目視点検や異音検査などが実施された例はあったが、配管の保温材を全て外した上での目視確認は行っていなかった。

 40基の内訳は
北海道電力 泊原発1~3号機、
東北電力 東通原発1号機、同女川原発1~3号機、
東京電力 福島第2原発1~4号機、同柏崎刈羽原発1~7号機、
中部電力 浜岡原発3~5号機、
北陸電力 志賀原発2号機、
関西電力 美浜原発3号機、同大飯原発1~4号機、同高浜原発1~4号機、
四国電力 伊方原発2、3号機、
九州電力 玄海原発2~4号機、同川内原発1、2号機、
日本原子力発電 東海第2原発、同敦賀原発2号機。

(2017/01/14-19:19)

投稿: 原発40基、詳細点検せず=配管腐食、再稼働の川内・伊方も-電力各社 | 2017年3月14日 (火) 19:25

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