クマゼミの眼(あるいは、セミの写真を撮ったらなんか怖いモノが撮れた話)
昼休みにコンビニに買い物に行く途中、民家の植木にセミ発見。道沿いの樹だったし、取ろうと思えば取れるくらい手に触れるほどの位置にそいつはいた。朝方羽化したばかりなのか、近づいても逃げる気配もない。
まあ、触れないし端(はな)から取るつもりはないんで、写真に収めることにした。
しかし、接写に向かないiPhoneのカメラではピンボケしか撮れない。こんなに滅多にないくらい近くにいるのに。しかも逆光気味で、どうしても違うところにピントが合ってしまう(左の写真は最初に撮ったもの。ボケているが卵管のようなものが見え、メスぽい。当然のことながらメスは鳴かない。因みにクマゼミが鳴くのは主に午前中。暑がりなのかしら?)。仕方がないので、正面は少し離れて撮ってから拡大することにした。結果は、接写した写真よりはボケてないけど、やっぱりピントが合っていない。
ところがその拡大写真をよく見てギョッとした。
なんか目が多くない?(クリックで拡大。虫嫌いの方は拡大注意)
通常セミの目は5つ。でも、うち三つは頭の中ほどにある小さい3点で目立たない。複眼は頭の横に二つ。ところがそれが多いような気がするのだ。
ピンボケなのでそう見えるだけなのか? ブレも考えたが周囲がブレてないし、セミも動かなかったのでまずそれはなさそうだ。もうひとつ考えられるのは、木の小さいコブがセミの目に酷似しているのでそれがかぶってそう見えるという可能性。
それにしても、見れば見るほどよく見るセミの写真と異なって異様な姿に思える。
現在昆虫ブログさんに問い合わせ中ですが、たまたまそう写っただけなのか、セミの奇形か、どなたかに詳しい方にご教示を願えれば嬉しいです。
昆虫ブログさんに掲載していただきました。
http://insects.exblog.jp/24746707/
【おことわり】
背景の民家にはボカシを入れさせていただきました。けっしてヤバいものが写っているわけではありません(笑)。ご了承ください。
| 固定リンク
「生物・自然・天文」カテゴリの記事
- 九死に一生を得た青虫さんの話(2023.05.14)
- クマゼミの眼(あるいは、セミの写真を撮ったらなんか怖いモノが撮れた話)(2015.08.01)
- 不思議な野草。(2014.09.28)
- 蝶々がいっぱい(オオスカシバもおるでよ)(2014.08.29)
- タイノエの生態について追記しました。(2013.05.26)
コメント
拡大してみると、本当に一瞬ギョッとしますね。
自然界では、何が起こるか分かりませんね。
投稿: MM21 | 2015年8月 1日 (土) 21:55
立派な個体だけに、迫力もすごいですよね。
写真の悪戯であれ、個体的奇形であれ、この子が無事に飛び立って子孫を残すことが出来たらいいですね。
投稿: 黒木 燐 | 2015年8月16日 (日) 03:38