タイノエの生態について追記しました。
このブログで一二を争うエントリー、『タイノエの話』ですが、タイノエの生態について以下の文章とリンクを追記いたしましたのでお知らせします。
因みにリンク先に貼ってある写真は、地道に衝撃的なので閲覧注意です。
以下、追記記事。
(なお、本記事を未読の方は意味が分からないと思いますので、本記事『タイノエの話』をお読みください)
タイノエの繁殖についてここに書いたと思ってたけど書いていないようなので、おそらく他のエントリーにでも書いたのだろうと思うが、探しても見つからないので改めて書く。
以前放映された生物ものの特番でタイノエが少し扱われていて、その生態に少し触れられていた。
タイノエはタイの口の中で子供を作り、タイの口から巣立ったタイノエの幼生は、海を漂うプランクトンとなりながら帰省先の魚(この場合はタイ)を探す。無事に大家を見つけたら無断で口の中に入居して寄生生活に入る。雌雄は幼生時代は分化しておらず、最初タイの口に帰省したものが雌になり、2番手からは全てオス化するらしい。オスはこの手の生物にありがちなように、メスよりいくつ回りか小さい。で、これは最近検索して知ったのだが、なんとそれだけで十分に図々しいに元金以上のおつりがくるというものであるのが、さらにずうずうしいという事実があった。
それは、タイノエが胎生(蛇足だが、昔はこういうのは卵胎生と言ったが、おなかの中で卵でいるのは哺乳類と同じということで、胎生に統一されたらしい)で、卵から幼生になるまで母親がお腹の中で育てるというのだ。要するにタイさんはタイノエのお子様の栄養まで盗られていると言うことになる。〔参考〕
『グルメ釣師へたくそ長ちゃん』より
タイノエの赤ちゃん
http://nagachan1961.blog84.fc2.com/blog-entry-132.htmlタイでなくとも、おまえらいい加減にしろ!と言いたくなるではないか。
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コメント
>海を漂うプランクトンとなりながら帰省先の魚(この場合はタイ)を探す
「へたくそ長ちゃん」のページにあるタイノエ幼虫には,プランクトン生活は難しい気がします.
投稿: Ladybird | 2013年6月 5日 (水) 03:43
Ladybirdさん
プランクトンは、大きさや形に関係なく水中を漂いながら生活する動物の総称で、波に逆らって泳ぐ力のない生物ということなので、タイノエの赤ちゃんも「独立」後はやっぱり海中を漂うのではないかと思われますが、生体のよくわかっていない生物ですので、何とも言えませんね。
ハッキリ言える事は、いざ料理しようとした鯛があのような惨状を呈していた場合、卒倒する自信はあります。ほとんど子レギオンにたかられたガメラです。
投稿: 黒木 燐 | 2013年6月 6日 (木) 02:03