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2012年7月 2日 (月)

山のごちそう

 小学校何年の頃か忘れたが、音楽の教科書でこの歌詞を見た時、何故か腹立たしいものを感じた。

山のごちそう

(1) 静かな山小屋の 朝ご飯は
  木の葉の いい匂い さやさや風よ
       ホルディヤ
  ホルディヒヒヤ ホルディクク
     ホルディヒヒヤ ホルディクク
  ホルディヒヒヤ ホルディクク
     ホルディヒヒヤホ

(2) 空にはちぎれ雲 スプーンでどうぞ
  バナナを乗せましょう アイスクリーム
       ホルディヤ
  ホルディヒヒヤ ホルディクク
     ホルディヒヒヤ ホルディクク
  ホルディヒヒヤ ホルディクク
     ホルディヒヒヤホ

3) 遥かな山々は 真っ赤に染まる
  谷間に白い霧 ミルクのようだ
       ホルディヤ
  ホルディヒヒヤ ホルディクク
     ホルディヒヒヤ ホルディクク
  ホルディヒヒヤ ホルディクク
     ホルディヒヒヤホ

(4) 夜です 山小屋の 一番のご馳走
  パチパチ燃える火と みんなの歌よ
       ホルディヤ
  ホルディヒヒヤ ホルディクク
     ホルディヒヒヤ ホルディクク
  ホルディヒヒヤ ホルディクク
     ホルディヒヒヤホ

 って・・・・、

食えるモンがほとんどないやないか~~~!!
 o(#゚Д゚)_‐=o)`Д゚)・;

 と、その歌詞を読むたびに内心突っ込んでいた。子供の時からツッコミ体質だったと思われる。

 それにしても、我ながら無粋な子供であった。この歌詞のテーマは、山では自然こそが何よりの御馳走であるというものであり、リアルでの食事について表現している訳ではないのだ。それがわからんとは、我ながら情緒に欠けると言わざるを得ない。さては、昼前で腹でも空かせていたのか?

 そう思って改めて今読み返してみると、やはり何がしかムカつくのを禁じえない。
 1・3・4番はまあよいとして、問題は2番だ。おそらく千切れ雲をアイスクリームに見立てているのだろうとは思うが、いきなり具体的にバナナが出るのはどうかと思う。そういえば、食材の名前が出るのは2番の歌詞だけで、他の番とは趣が違うような気がする。しかも、ヨーデルが全歌詞の2/3以上を占めると言うことも何か気に食わなかったのだろう。そんなこんなで、子供心になにか違和感を感じていたのかもしれない。

 ところで、音楽の教科書に載っていたということは、当然、みんなで歌ったはずである。しかし、特にその記憶はない。多分、普通に何の変哲もなく歌ったんだろう。さらに、その腹立たしさは誰にも言わず、今まで胸に秘めていた。よって、このネタは構想約40年である。
 私が単にひねくれていたのか、むしろ融通が利かない石頭だったのかわからないが、この歌詞に疑問を持ったような者は他に居なかったように思われる。最も、私と同じように思っていても口に出さない人がいたとしてもおかしくはないけれども。

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