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2011年7月 7日 (木)

【訃報】和田慎二逝く

うそ、『傀儡師リン』連載してるやん。なんで死ぬん?

最初、ニュースを見た時の感想でした。

Photo 長い間、卒業した形で読んでいなかった作家さんですが、若いころものすごく影響を受けた作家さんでもありました。今書いている小説も、かなり和田先生の影響があります。(ちなみにスケバン刑事、麻宮サキは、元絵を見ないで描けます。また、小説のトップページの絵を、和田慎二風に描いてみようかと思ったりしていました)。

 この方がおられなかったら、少女マンガに本格的なアクションやエンターティンメントが表だって取り入れられることはなかった、少なくともかなり遅れたと思います。また、今でこそ絶滅種となりましたが、当時はまだキンキラ眼が主流な中、虹彩と瞳のはっきりした、リアルな眼を少女漫画で描かれていた、先駆者でもあります。

 いろいろと少女漫画界に新しい風を吹きこんでくださった功労者でした。

 

 病名からして急死だったのでしょう。ご本人も作品を未完のまま死ぬことは、かなり心残りだったのではないでしょうか。もっと長生きをして、まだまだ漫画を描き続けて欲しい方でした。残念でしかたありません。

 また昭和が遠ざかってしまいました。

 心からお悔みを申し上げつつ、ご冥福をお祈りいたします。

 ヒゲクマさん、長い間ありがとう。少し休んだら、あちらでも面白い漫画いっぱい描いてくださいね。

****アーカイブ***** 

漫画家の和田慎二氏死去
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011070600523
和田 慎二氏(わだ・しんじ、本名岩本良文=いわもと・よしふみ=漫画家)5日午前、虚血性心不全のため自宅で死去、61歳。広島県出身。葬儀は未定。
 71年にデビューし、少女漫画誌を中心に活躍。代表作「スケバン刑事」はテレビや映画で何度も実写化された。他に「ピグマリオ」など。 (2011/07/06-15:03)

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コメント

私はともかく、主人が好きなようでした。
確かに急死だとしたら、ご本人にとっても
心残りがあったでしょうね。

合掌

投稿: MM21 | 2011年7月 7日 (木) 17:23

個人的には、あまり興味のない作家でしたが、間違いなく一世を風靡した人ですね。テレビドラマ化された時は、その曜日に大学生のアルバイトが集まらなくて頭抱えたことがありました。

で、次の日休んだバイト連中(野郎ばっかですが)が、「おまんら、許さんぜよ」などと会話しているのを聞いて、「許さんのはオレじゃ!!」と激怒して、余計バイトが来なくなったというのも、今は懐かしい思い出、じゃないな。

とりあえず、合掌。

投稿: drac-ob | 2011年7月 7日 (木) 22:42

MM21さん

和田先生は少女漫画一辺倒の方でしたが、熱心な男性ファンも多かった作家さんでした。2ちゃんねるの追悼スレッドでもけっこう男性ファンらしき書き込みが多く見られました。
和田先生は、漫画と言うエンターティンメントの楽しみと、グロシーンでのトラウマを多くの読者に提供されました。
で、2ちゃんねるで書かれてた2大トラウマが
1.『スケバン刑事』のミミズ風呂(正確には風呂じゃないけどね)
2.『ピグマリオ』での顔面皮剥ぎ
でした。
2は私も未だに強烈で、ピグマリオは途中から読めなくなりました。今なら平気だろうから、機会があったら全巻読破したいですね。復刻しないかなあ。

投稿: 黒木 燐 | 2011年7月10日 (日) 02:30

drac-obさん

けっこうアクのある漫画家でしたから、好き嫌い(苦手)が別れるタイプの作家だったと思います。

スケバン刑事のドラマは、Iの斉藤由貴版は第1部オリジナルをもとにしていますが、IIやIIIはドラマオリジナルと言っていいかもしれません。ただ、和田さんはナンノ版のIIが一番スケバン刑事の原作のイメージに近い(ベースは原作第2部らしいけど)ということで、IIIの浅香結版は逆に、原作と乖離し過ぎて和田さんの逆鱗に触れたらしいです。

で、「おまんは~」と言うのはIIのナンノ版ですね。

まあ、ドラマの方は斉藤由貴のがあんまりだったので、ほとんど見てないですが。
原作は1部2部とも読みましたが、2部は主要キャラのほとんどが死亡。サキは最後幽霊(?)になって卒業式に現れるし、ちょっと不満な終わり方でした。せめて幽霊(?)じゃなくて、沼さん(サキの理解者で恩師だけど、最初はサキを目の敵にしてました)の想いから見えた幻想ということなら納得出来ましたが。
いっそ、和田さんが最初続編は描かないと言っておられたように、1部でスッキリ終わった方が良かったかもしれませんが、2部にもいい話あるしな。特に復活編で、ナツキからサキに戻るシーンは、もう、水戸黄門や遠山の金さんなんて比じゃないくらいスッキリしましたよ~。
主要キャラ全員死亡は、ひょっとしたら第3部描きたくなかったからだったりして(笑)。

投稿: 黒木 燐 | 2011年7月10日 (日) 02:59

えーと、上の補足です。

『スケバン刑事』の続編、和田さんは断固として「サキは死んだのだから絶対続きはない」と言っておられたのに第2部をウルトラCでサキを生き返らせて(しかもそれが不自然じゃないんだな)まで描かれたのは、当時『ピグマリオ』が受け入れられなくて打ち切りになったせいだそうです。
『ピグマリオ』は受けなかったら『スケバン刑事』第2部を描くという交換条件での連載だったようです。
後、再開した『ピグマリオ』は大成功して全27巻の大長編となったということで、まったく世の中何がどうなるかわからんものですね。
ウィキペディア参照。
で、私が『ピグマリオ』途中から読んでないのは、スケバン刑事第2部が終わったあたりで「花とゆめ」買わなくなってその後しばらく漫画読まない時期が何年かあったせいでしょう。

余談ですが、漫画をまた読み始めたらもうどっぷりで、あっという間に部屋が漫画だらけになってしまいましたとさ。

第2部で神探偵事務所を壊滅させ、さらにサキだけでなく神や美尾まで殺したのは、やっぱ第3部描きたくなかったのかもしれません。
でも、神はどうでもいいから(先生、すみません)サキには生きていてほしかったな。

投稿: 黒木 燐 | 2011年7月10日 (日) 09:58

「スケバン刑事」にそんな裏があったとは、
知りませんでした。TV放映が始まった頃は
確かもういい年で、見てないし。

「ピグマリオ」すみません、題名しか知らないです。
漫画家さんも大変ですね。

でもやはり早すぎますね。
もっと色々作品を書いていただきたかったです。


投稿: MM21 | 2011年7月10日 (日) 23:01

MM21さん

遅レスすみません。
「ピグマリオ」ファンタジーが好きならハマると思いますが、残念ながら絶版です。尼のマーケットプレイスでは、中古が2万に跳ね上がってます。こわ~。
再販求ム。

投稿: 黒木 燐 | 2011年8月 3日 (水) 01:45

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