BE UNBROKEN!
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今日は、福岡西方沖地震から11年目である。
思えば、地震とはほとんど無縁のこの福岡でM7の地震があったこと自体が、変だった。その後も短い間隔で各地に強い地震が襲った。この地震年表の21世紀の地震を見ると、その多さにびっくりする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8#.E6.97.A5.E6.9C.AC
これらは、この未曽有の大災害の前兆だったのかもしれない。頼むから、このあと東海複合地震発生とか勘弁してほしい。西日本まで壊滅し、それこそ事実上日本沈没したも同然となってしまう。
それにしても、腹が立つのは原発事故だ。
ただでさえ、復興に時間がかかる大災害に、原発災害と言う二次災害を起こして、被害を拡大させた。避難させられた人たちは、行方不明の肉親を捜すことすらままならない状況におかれた。しかも、事故の規模次第では、2度と我が家に帰れないかもしれないのだ。
そもそも、想定外想定外って、想定外でもなんでも、深刻な事故が起こった時はすべてが終わるのだ。しかも、それは、日本だけの問題じゃなくなる。汚染が世界中に広がった時、あんたら、想定外でした、どうしようもありませんでした、でも、地震と津波のでいだもん、自分等のせいじゃないんだも~~~ん、と、責任逃れをするつもりか? それで免れるつもりか? 日本ではそれで通じるかもしれないが、世界は厳しいぞ。
日本の、いや、世界中の原発は、隕石衝突クラスの災害にも耐えうるように工夫すべきだ。出来ないようなら、即刻廃炉だ。エネルギー問題は何とかなる。不便は強いられるかもしれないが(こんな風に、気楽にネットとか、無理かもね)。
今、原発に残って頑張っている方々には、頭が下がります。みんなの気持ちはあなた方とともにあります。出来ることなら手伝いたい。どうか、必ず無事に帰ってください。そして、将来放射線障害に苦しむことがありませんように・・・。
今回、世界の日本に対する支援は、本当にありがたいと思った。あの津波映像が、いかに世界中にショックをもたらしたかがわかる。
しかし、今は、ヒロイズム期からハネムーン期にいるが、本当に大変なのは、その後に来る困惑期以降になる。それ以降、どれくらい被災者の力になれるかが、日本人の真価が問われる時だと思う。海外からの今は同情とある意味流行的ともいえる支援も、長くは続かないだろう。これは、不平ではない。当然のことだと思う。それに、外国の支援は十分していただいていると思っている。あとは日本人と在住の外国人の力で復興していかなければ。
今回の日本の大災害で、世界が少しの間だけ一つにまとまったような気がする。「日本を助けよう」。確かに今、世界はその善意で一つになっている。世界中が、あの津波の映像を、固唾を飲んで見つめ、恐れ、涙した。
これは、本当にすごいことだと思う。
東日本の災害は、確実に西日本にも影を落としている。
資材がほとんど被災地に行ってしまったので、仕事にならない人が続出している。今は非常時だから、みな耐えている。住む家があるだけましなのだから。しかし、こういうことが続くと共倒れになるだろう。
だけど、ここで踏ん張らないといけないのだ。不屈の精神でがんばろう。福島の決死隊に負けないように。
みんなでがんばろうね、日本!
みなさんが心配しておられるだろう、福島産の野菜等について、SF作家の山本弘さんのブログを貼っておきます。少しは安心できると思います。
http://hirorin.otaden.jp/e163281.html
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コメント
ちょこっとだけ奮発して経済活動に参加しました。
内緒のへそくり分も含めて、手持ちのポイント関係で使えるものは全部放出しました。
今出来るのはこんくらい。
ふだんみんな中国産食品喰ってるのに、福島産喰わないなんておかしいよな。
投稿: bergkatze | 2011年3月22日 (火) 01:42
bergkatzeさん
年度末突貫で、お返事が遅れてすみません。そちらのブログにも後でお邪魔します。
貧乏人だって頑張れる、募金だって出来る、経済活性に協力できる。
海外の決して裕福とは言えない、余裕があるとは言えない国々や場所からの、精一杯の支援で、改めて思いました。
私たち、子孫に影響あるわけじゃないし、福島産、あったら買いましょう。ただ、平時でさえこっちでは福島産の生鮮食品は見かけませんから、お菓子でもなんでも、福島産の食べたいものがあったら買うことにしましょう。
投稿: 黒木 燐 | 2011年3月27日 (日) 10:26