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2011年1月 8日 (土)

公安情報流出について

 この事件はもっと大騒ぎになっていいと思うけど、何故かあまり騒がれていない。ちょうど尖閣問題と重なった時期でもあるし、政府としてはメンツを丸つぶれにされた、尖閣ヴィデオ流出事件のほうに躍起になっていたようにも思われる。それは、意図してこの公安情報流出をかすませようと思ったわけじゃなくて、ほんとに危機意識がなかったりして。
 しかし、野党もこれについてあまり強く追及してないような感じもする。これが自民党時代だったら、どれだけつつかれたかわからないと思う。
 まだ調査中ということもあると思うが、はたして事件の詳細は解明され、それが公にされるのか。なんとなくうやむやに終わりそうな気がしてならない。

 ちょっと、注意して動向を見守っていきたい事件である。

フリーメールで告知、偽名で取得…公安情報流出
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110103-OYT1T00575.htm

 国際テロに関する警視庁公安部の内部資料がインターネット上に流出した事件で、流出前後に警視庁の捜査員やキャリア警察官、中東問題の研究者ら約20人に届いた資料流出を示す電子メールは、匿名でも利用できる「フリーメール」が使われていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 フリーメールは2種類あったが、いずれも送信直前に偽名で取得されており、同庁は発信元を特定されないための隠蔽工作とみている。

 捜査関係者によると、流出資料と同じ文書を掲示したデータ共有サービスのサイトの接続先が示されたメールは、流出2日前の昨年10月26日早朝、イラク大使館に送られ、約30分後には警視庁公安部に在籍経験がある捜査員や捜査協力者ら17人にも届いた。アドレスには安藤隆春警察庁長官の名前が使われていた。

(2011年1月4日03時03分  読売新聞)

【関連記事】

公安情報流出、イラク・中国大使館へ事前にメール(朝日新聞)

2011年1月3日3時2分
http://www.asahi.com/national/update/0102/TKY201101020193.html

ウィキペディア「警視庁国際テロ捜査情報流出事件」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%A6%E8%A6%96%E5%BA%81%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%83%86%E3%83%AD%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%B5%81%E5%87%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

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コメント

尖閣ビデオ流出の陰に隠れて
確かに取り扱いはメディアでも小さいですね。
しかし、もう一方でエシュロンの話を聞いたりすると
もう世の中で秘密にしたいことは、
絶対電波情報として流してはいけないのだと
つくづく感じずにはいられません。

かといって機密情報が流れて良いはずはないのですが。

投稿: MM21 | 2011年1月10日 (月) 20:48

MM21さん

この事件は、本当は国家を揺るがしてもいいくらいのレベルです。しかし、平和ボケのなせる業か、ほかに何か意味があるのか、扱いがホント小さいです。

エシュロン、怖いですね。
でもまあ、目をつけられない限りは大丈夫だと思います。

投稿: 黒木 燐 | 2011年1月17日 (月) 02:11

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