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2010年12月17日 (金)

スカスカなベストセラー

 水嶋ヒロ もとい、齋藤智裕さんの小説が大変なことになっている。

 12月15日に発売され、16日には早くも増刷が決まった。すでに発行部数は百万部超えである。アマゾンには400を超えるレビューが殺到。大半は☆一つだったが、なんと☆5つが70くらいある。不思議に思ってみてみたら、一つも褒めてねえし。
 ほとんどが慇懃に皮肉っていたり、イミフ(敢えてこう書く)だったり縦読みだったり。まさに笑いながら怒るレビューの連続だ。多分、小説本体よりレビューの方がはるかに面白いだろう。しかも、無料(通信料がかかる場合がございますw)。

 amazon KAGEROUのページ→ココ

 ただね、☆1つのレビューが大量に削除されたりしているらしい。イカンやろ、それ。
 ま、サイトに負荷がかかるからとかいう理由かもしれないけど、☆5つのレビューの方がはるかにひどかったりするので、amazonなりの抵抗(出版社からの苦情とかへの)かもしれない。

 

 この本は、オヤジギャグと著者の妻(後半突如出現する発酵もとい薄幸の美少女?のモデルらしい)と、大きめのポイントの文字と、それに輪をかけて広い行間でできているらしい。しかも、あちこち「貼ったな」な修正があるという話まであったが本当か?

 しかし、出版業界ってほんっとに売れなくて困ってるんですね。ポプラ社がそういう出版社なのか、こういうことをプライドを捨ててまでやんなきゃいけないくらい、困窮しているのか。

 来年のトンデモ本大賞にノミネートされるんじゃないかなという気もしないではない。

 さて、読後の使用法としていろいろ意見があったが、この本の最適な利用法は鍋敷きというのが多数見られた。うっかり買ってしまわれた方、さすがに読んだ後速攻売却は古書店に悪いので(冊数が半端じゃなさそう)、存分に鍋敷きとしてお使いください。 

 ちょうど寒くなってきたことだし。

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コメント

ベストセラーと言えば今話題になっている
「ノルウェイの森」がありますね。
昔「そんなに話題になるんだから」と、
会社の同僚みんなでお金を出して買って、
読んだことがあります。
でも、みんなで「???」とか「ふ~ん」とか
「全然分からない」というのが感想でした。
今読んだら、どう思うかな?

映画はちょっと見てみたいです。

余談ですが、うちの姉は村上春樹の
熱心な読者です。

投稿: MM21 | 2010年12月17日 (金) 22:43

うわあ、鍋敷きですかあ

「ノルウェイの森」ももらって読みましたが
私は文学を理解できないという結論に至りました。

歴史小説やSF、アクション物は好きですけど。

投稿: GPZ | 2010年12月19日 (日) 22:37

MM21さん

『ノルウェイの森』は読んでません。
というか、いわゆるベストセラーとか話題の本とかは、ほとんど読まないのです。いえ、それ以前に小説自体の読書数が少ないです。書いてるくせに。

年を経て再読するのは良いと思います。
その年齢にはその年齢の感想がありますから。
当時わからなかったことがわかったら、そこに自分の精神面での成長が認識出来るでしょう。

投稿: 黒木 燐 | 2010年12月20日 (月) 01:50

GPZさん

>歴史小説やSF、アクション物は好きですけど。

それらも文学ですよ。
小説は、大衆小説が一番面白いかもです。

投稿: 黒木 燐 | 2010年12月20日 (月) 02:08

純文学やぁ~、これからは純文学の世界が来るんやぁ~。今まで暗いとか、辛気臭いとか、生産性がないなんて悪口言われまくってたけど、ミシマやタルホやヨシユキやナカガミの時代が来る、間違いない。

…ということは絶対ないと、確信しています。しかし、ポプラ社、童話作品でお世話になった良心的な出版社だったけどなぁ。なにやら99の岡村もポプラ社から出すみたいなこと言ってるらしいですな。よう分からん。あ、ちなみにブンガクの世界を見切って、役者の弟のおかげで政界にデビューした総領の甚六が最近なにやら言うてるようですが、あんなのを相手にしたらアホがうつるのでご用心です。

投稿: drac-ob | 2010年12月20日 (月) 23:10

drac-obさん

アマゾンのレビューに、さすが児童文学のポプラ社、またすばらしい児童書をありがとう、みたいな大皮肉をかましたのがありました。
賞金の2千万円も、「幸いにも」水嶋クンが辞退してくれたから良かったものの払えないくらい困窮していたとかいうし、誤植騒動も、社員に餅代くらい出したいと、出版を焦ったゆえのことかもしれません。魂売ったな・・・。

例の老害都知事が工ロマンガ工ロアニメ規制に熱心なのは、多分ご自身のモノが役に立たなくなった腹いせに違いないと思ってます。

投稿: 黒木 燐 | 2010年12月21日 (火) 01:36

燐さんのブログの更新がなかったので、久しぶりにあがってきた記事を見て、正直ほんまに悩みましたw

私ほとんど全くテレビを見ないというか、見ている暇が無い人なので、水嶋ヒロ(齋藤智裕)という人物自体を全く知りません。Wikiでプロフィールを読んで見ましたが、さっぱりピンときません。だけど、正直悩んだというのは、この人の小説云々じゃないのです。まぁ、正直ポプラ社みたいな良心的な出版社がなぜというのは、ありますがw

私が悩んだのは、実際にインターネットの発達により、こういう現象が起こるというのを、もう何年も前から私自身、明確に予想していたとは言え、アマゾンのレビューでここまで酷評されまくるという現象が本当に起こっていることに驚いているのですw

私も世間に対して何らかのものを提供し、その代価として僅かばかりでも金銭を頂くということをしようとしているので、正直なところ、「めっちゃ、こわ〜」とおもいましたわw やっぱり、どんな小さいものでもそれを世に問えば、こういう風に明確な評価が世間から下される時代になったのですねぇ。ああ、こわ〜w こりゃ、もっと頑張らなあかんわw

これ、私が書いたの2007年なんですけど、やっぱりシャレになりませんw
http://blogs.yahoo.co.jp/barrett_hutter/698528.html

投稿: barrett hutter | 2010年12月24日 (金) 09:15

barrett hutterさん

 更新が滞りがちですみません。
 まあ、いろいろ忙しいのと、前の会社のように暇なときこっそり書いて更新ということができなくなったのも一因かと思われます。まあ、コンスタントに仕事があるというのはいいことです。

 私も水嶋ヒロという人は良く知りません。あまり芸能界に興味がないので、芸能人もよく知らないのです。有名ドコロならば、ある程度わかりますが。しかも、人の顔の区別が良くつかないので、いろいろごっちゃになったりします。

 ネットで一般の人が手軽にレビューを書くことができるようになったということは、書き手にとってやりにくいでしょうけれども、読み手にとっては、つまらないものを買って読まされてしまった怒りをぶつける場が出来、少しはフラストレーションの解消になるのではないかと思います。
 この「KAGEROU」現象は、数年前の「デビルマン」実写映画化の時と似ていると思いました。あの時も映画のあまりにもひどい出来に、あちこちの映画サイトで批判レビューが飛び交いました。今ちょうどヤマトの実写版が上映中ですが、ファンの酷評は多いもののデビルマンの時に比べたらかなりソフトです。
 酷評が集中したのはやはり、賞をとったからでしょう。ただのタレント本だったらそれなりの批評だったと思います。少なくとも一つ星のレビューが何百も書かれたり、わざと5つ星をつけて褒め縦読みでこき下ろすようなレビューが乱立することはなかったでしょう。その分話題性も少ないから何十万部のベストセラーにはならなかったでしょうけれど。

 しかし、1ページ1行38文字で14行で240ページって、普通に段組みしたら200ページ以下になりそうですね。

 ネットの普及で誰でも評論家や文筆家になれるというのは、素人表現者にとって良い時代になったと思います。
 反面、匿名性から書いたことに責任を持たず書き逃げするような人たちや、ネット上の文章をそのままコピペしてコンクールに応募し、大賞とったあとに発覚、入賞取り消しになるという事件も立て続けに起こり、いろいろ弊害が起きているようです。
 

投稿: 黒木 燐 | 2010年12月29日 (水) 02:41

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