新型インフルエンザ、国内感染広がる
しかしまあ何ですなあ。
国内感染が発覚してから、あっという間に感染者数が50人を突破。おそらく少なくともこの数倍の感染者がいるんじゃないかな。水際対策を始めた時には既に入り込んでいた可能性も高いですね。ひょっとしたら、この新型インフルエンザ騒ぎが起きる前から・・・。つまり、季節性インフルと思われていたなかのホンの一部に既に新型感染者がいたと。A型だし、タミフルも効くしで、誰も新型のインフルとは思わなかったでしょう。或いは神戸は港町ですから、既に航路で入り込んでいた可能性もあります。
皮肉なことに、水際で引っかかったA型インフル感染者の全てほとんどが(修学旅行の高校生を忘れていました)季節性の旧型でシロ、国内で見つかった海外渡航暦のない人たちがビンゴとは、いやはや、皮肉と言うか、ウイルスのせせら笑う声が聞こえるようですな。改めて微生物侮り難しと痛感しました。小さすぎて見えないんだもんなあ。特にウイルスは電子顕微鏡じゃないと見れないくらい小さい。
とにかく、こうなったら日本中に広がるのは時間の問題です。幸い弱毒性で、症状も旧型とほとんど変わらない。何よりタミフルやリレンザと言う特効薬が効く。だから、免疫を持った人がいないので、感染力はかなりありそうですが(何より今の時期に感染が拡大していることが脅威)、罹った場合そこまで恐れることは無い。もっとも、インフルエンザは本来かかった場合かなりキツイ病気ですし致死率もそれなりにありますから、予防するに越したことは無い。はしかじゃないんだから早めに感染してもウイルスが変異した場合、その免疫が無効になる可能性もある。罹らないに越したことは無いのです。だから、出来るだけ予防に努めてください。うがい手洗いマスクの着用、家の中に入る前に着ている物をはたいてウイルスを落とす、睡眠時間と栄養を充分に摂る。
月並みですが、とにかく過剰反応せず、冷静に対処することが大事です。
新型インフルまとめWiki
http://www23.atwiki.jp/pandemic/
インフルンエザA(H1N1)アウトブレイクにおける市中でのマスク使用に関する助言
暫定的な手引き 2009年5月3日 WHO(原文)
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009who/09who36.html
【追記】5月18日
100人突破しました。すぐに1000人越しかねない勢いです。楽観的には、近く定着し季節性インフルの種類が増えるレベルに収まるのではないかとも考えられますが、まだ結論に至るまでには早すぎますね。展開が読めませんし。
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コメント
ふっふっふ、僕はこのウィルスを撒き散らしている
連中を知ってる。
その名は「死ね死ね団」だっ!!
投稿: drac-ob | 2009年5月19日 (火) 00:06
drac-obさん
死ね死ね団は日本のみをターゲットにした秘密組織。新型インフルは世界に広がっていて、一番感染者の多いのは今のところアメリカ合衆国。
これは、やはりスラッシュかゲルショッカー、或いはドルゲの仕業と考えていいのではないでしょうか。
ウイルスを撒くのはやはりピッグヴァイラサーとかブタゲルゲあたりかしら。
投稿: 黒木 燐 | 2009年5月20日 (水) 07:15
『手塚治虫ならこれネタに三つ四つ話作っちゃったんだろうなぁ。』
てな展開を見せる今回のインフル騒動ですが、さて、どうなることやら。
出たなショッカー!やらBF団だ!やら果てはゴルゴムの仕業だ!まで巷に拡がるパンデミックゴシップ。
何処としてはデストロンのドクトルGとか牙一族とかキボンヌ。『仮面ラ〜イダV3!!!』
投稿: 何処 | 2009年5月23日 (土) 11:03
国内初めての感染者が出た神戸では、一時みんなマスクしてまして、してないと人にあらずの雰囲気でしたが、昨日なんてみんなマスクしないで三宮、元町界隈歩いてましたね。そりゃそうだ、タバコモザイクウィルスなんて素焼きの壺なら通り抜けちゃうんですぜw まぁ、飛沫感染の予防の意味なら判りますが、段々皆さん馬鹿バカしくなって来たのでしょうね。
え~私ですか? 私なんてマスクしませんわ。だって、インドなんていきゃぁ、狂犬病は蔓延してるわ、コレラ、腸チフスなど風土病がわさわさと蔓延してるわけでw それに比べりゃ今回の致死率の低いインフルエンザ程度で、日本で大騒ぎしているワケがさっぱり判らんw タミフル、リレンザ効くのにねぇ…???だいたい、今梅雨入りして湿度高いから、感染の危険はなおさら少ないのになぁ…。
本当に怖いのは、豚と鶏を同時に飼う習慣のある中国で大規模なパンデミックが起きて、致死率の高いインフエンザに変異することでしょうな。そうなると、その地域から日本への渡り鳥のマップとかないと危険なんだがなぁ…w とりあえず日本みたいに医療の進んだ国なら、初期治療さえ間違えなきゃ大丈夫ですよ。すでに、都道府県単位には検査キットが配布されてるし、まぁなんとかなるのじゃないですか?
投稿: barrett.hutter | 2009年5月24日 (日) 08:05
何処さん、おはようございます。
この際秘密結社だけでなく、宇宙人まで考えると、こーゆー陰謀的な手段を駆使するなら、メトロン星人とかメフィラス星人あたり・・・、あ、宇宙猿人ゴリを忘れちゃあなんねえ。なんせ、初期は公害を利用して地球支配をもくろんでいた知能犯(結局は部下のラーを愛していた模様ですが。おえ。最終回参照)
あ、老舗の「ブラックゴースト」がいました。妹は日本一メジャーなカルト宗教団体犯人説を唱えております。危ないって。
あ、長兄さま忘れてた。
投稿: 黒木 燐 | 2009年5月24日 (日) 08:33
barrett.hutterさん
まあ、こうやってネタにしているくらいなので(というか、ネタに出来るくらいまだ余裕がある)。
日本の水際対策については、やはり意味を成さなかったと思います。それと、騒ぎすぎなのも同意。
実際、騒がれた要因はメキシコでの死者の多さからでした。しかし、季節性インフルエンザの死者までカウントしていたということで、いきなり致死率が通常インフルレベル近くまで落ちました。とはいえ、感染力の強さからいまだ危険な感染症として警戒されています。実は既に日本でもかなりの感染者が出ていて季節性のインフルで処理されていたのでは?という見解もありますね。文字通り遅い流行で済ませていたレベルかもしれません。この場合、秋口から一気に感染者が増えるかもしれません。
まあ、実際に感染者が通常インフルレベルに広がった場合、どうなるかわからないという不安もありますが、日本政府の対応はどう見ても選挙対策です。メーデン閣下、嬉しそうにCMしてますね。
中国近辺発の強毒性インフルが怖いのは以前から言われていたことで、今回のインフルエンザもその対策マニュアルに沿って対応されたみたいなので、色々大袈裟になってしまったところもありますね。それに対する警戒は、今も行われているはずです。
マスクは、冬場に於いては乾燥した空気に舞い上がったウイルス粒子は通常のマスクなら通過してしまうでしょうけど、今は飛沫が主だから、流行地ではマスクもある程度は有効だと思います。
ただねえ、流行していない地域まですることないんです。ましてやマスクが品切れなんて馬鹿げている。
さすがにこちらはマスクマンは少ないけど、今の時期にしてはチラホラ見かけますね。
実際、先週歯科に言った時、受付のお姉さんが、今スタッフのつけるマスクまで手に入りにくい状態だと嘆いておられました。
この不景気の中、ほこほこ顔の連中もいるわけで。
私はエントリーにも書いていますが、近いうちに季節性インフルと同じ扱いになるのではないかと思っています。感染者は広がるだろけど、特別扱いされないということです。
投稿: 黒木 燐 | 2009年5月24日 (日) 09:10