くるさん、それは反則だよ~。(´;ω;`)
くるねこ大和さんの、絵本風コミック「やつがれとチビ」が書店に平積みされていたので、早速買った。
で、早速帰りの電車で読み始めた。
絵本マンガということで、コマ割りがなく、1ページ或いは見開きごとに話が続いて、最初はっきり言って戸惑った。内容も、なんとなく子猫育てマンガと言った感じだし、時代劇かと思いきや、携帯電話で写メ撮ったりと良くも悪くも「くるねこ」世界と空気を共有していて、とくに目新しさを感じられなかった。
(う~ん、くるさん、これはどうかな、せっかくの企画なのにもったいないな)
等と思いながらも、じっくり読む。
しかし、読み進めていくうちに、読み方の間などがわかってきて、特に鍼の先生がチビに会いに「やつがれ」氏(「やつがれ」は一人称で「わたし」と言う意味)宅に日参する話辺りから、がぜん面白くなり始めた(いや、それまでも面白かったんですけど)。
ところが・・・。
くるさんのマンガは、時々落涙を禁じえない話があるので、最初用心して読んでいた。やばくなったら即本を閉じて続きは帰ってからだ、と。
話が緩系なので、うっかりその用心を忘れてしまったのだ。
そう、ところが・・・、なのだ。
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
やっちまった~~~~、自分。
くるさん、これは反則ですぅ~~~。あの余韻の後、いきなりこれはないでしょう・・・。うっかり電車の中で滝涙を流すところでしたよ。
まあ、これぞ「くるねこ節」と言えますけどね。
で、わたしは焦って本をバッグの中にしまい、ちょいとばっかり照れくさかったけど、出かかった涙をこっそり指で拭ったのであった。
帰ってから、続きを読んだ。ついでに続きの滝涙も出た。
まあ最後に救いのオチがちゃんとあって、しっかりとフォローされているのも、くるさんらしい配慮だった。
まだ、未読の方が多いだろうから、詳しい内容は書かないけど、くるさんファンや猫好きの方には絶対におすすめの佳作だと思う。
難を言えば、くるねこ本と違って、この本一冊がひとつのストーリーとなっているので、もう少し話を練って絞って付け足してまた絞って、さらにテンポの起伏も考えたほうが良かったような気がする。そのほうが、より、後半の流れも際立っただろうにと、残念である。後半は、かなり情緒に流れたような感じだが、それはそれでよかったと思う。きっとくるさんが書きたかったのは後半部分なんだろうな。その悲しい後半に至った経緯については一切語られていないが、それはそれで読者の想像に任せるということなのだろう。だいたい、猫飼いってのは、辛い別れの一つや二つは必ず経験しているものなのだから。
で、ドサクサ紛れに書いてみるけど、くるさんのシリアスタッチの絵が好きだ。特に時代劇のヒーローが渋くていいのだ。あ、最近とんと見ないけど、虫ネタも好きです。たまには描いて欲しいなあ・・・・。
| 固定リンク
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- バットマン ブレイブ&ボールド51話(2013.02.07)
- ラジヲマンと日本鬼子(2012.09.29)
- 土田よしこ『ザ・ブー』(2012.08.19)
- 009 RE:CYBORG(2012.05.01)
コメント
まったくもって反則でさぁ……
春先ニャ、とめちゃの単行本も出るらしいですぜ(^_^)
投稿: bergkatze | 2009年2月 2日 (月) 01:10
bergkatzeさん
読まれました~~~?o(;△;)o
人前で読んだらヤヴァイですよね。
去年から、くる旋風が吹いてますね。
アニメも気になるところです。
三輪のもんさんは、やはりあの方に・・・
って、無理ぽ。
投稿: 黒木 燐 | 2009年2月 3日 (火) 12:32
燐さん
すっかりご無沙汰しておりました。
お元気ですか?
くるねこ大和さんの漫画 私もはまっております。
なんか 私の日常とひじょ~~に似ていて
そうそう、そうなんだよ
ってことばっかりで 大好き漫画です。
2冊は手に入れたのだけど
こちらで新しいのを仕入れるのは難しいので
次回 帰国時の楽しみに・・・
では 又 メールします
投稿: mimi | 2009年2月19日 (木) 16:02
ヤバイですよね、これヤバいですよね。
くるねこの3巻と併せて読むと、本当にヤバいです。
私も電車の中で読んで泣きかけた人間です。
鼻がつーんときたんですが、目に涙浮かべながら読んでしまいました。
投稿: ちとせ | 2009年2月21日 (土) 00:01
mimiさん、こんばんは。
こちらこそ、ご無沙汰しております。
私は元気ですが、あんなに居た猫たちがほとんど老衰からくる病気で亡くなり、3匹になってしまいました。
くるさんのマンガ良いですよね。
ネットは色々弊害も多いけど、このような埋もれた宝石(才能)が発見されやすいというメリットも多いです。
また違ったジャンルのブログマンガもはじめられたようで、これも楽しみです。
しかし、写真のこぼんちゃんとマンガのこぼんちゃんが、まったく同じ表情で、ホント、くるさんの画力に改めてびっくりしました。
mimiさんが帰国される頃には、新たにまた何冊か出ているかも知れません。大漁でほこほこ出来るといいですね。
投稿: 黒木 燐 | 2009年2月21日 (土) 00:42
ちとせさん、いらっしゃいませ。
こんばんは。
まじヤバイっすよね。
最初の展開から、ちょっとぬるいほのぼの路線のマンガだろうと、安心して読んでました。油断していた分、ダムの決壊は大きかったです。
投稿: 黒木 燐 | 2009年2月21日 (土) 00:56