茶々逝く。
辛気臭い話ばかりで申し訳ないが、11月21日金曜の午後2時過ぎ、猫の茶々が虹の橋に旅立った。20歳だった。10月29日にピムピムが旅立ってからまだひと月も経っていない。まるで後を追うように逝ってしまった。
これで、ウチの猫達のフク方とクロ方の系統を汲む猫はナターシャ1匹となった。茶々はフクの娘で雀雄の兄妹だった。フクもクロもメスだったが、二匹の子どもがいつの間にか子どもを作ってしまい(「ピムピム逝く」参照)、我が家に一大勢力を作っていたのだが、それがとうとう1匹を残すところとなったのである。
今居るシャズとここみは捨て猫と野良猫だったから、ウチで生まれた猫ではない。まあ、ここみは殆どウチで生まれたも同然だが。シャズはわりと他の子達との折り合いが良かったので、茶々ともナターシャとも仲良くやっていたので、ナターシャもまだ寂しくはないと思うが、それでも翌朝探していたから、猫とはいえやはり異変は感じ取っているんだろう。こうなったらナターシャだけでも1年でも2年でも生き延びて欲しい。でも、だいぶくたびれているからどうだろう。
茶々は写真でもわかるとおり、殆どサビ猫といわれる種類の三毛猫に近い。顔は、ほぼデビルマン状態で目を閉じると写真では殆ど目の位置がわからなくなる。しかし、模様のせいで顔はちょっと怖そうだが、とても大人しい猫で、あまり騒ぐことなく目立つことなく、飄々とした猫だった。泣き声も「ひゃひゃひゃひゃ」という感じで、聞き様によっては「ちゃちゃ」と自分の名を呼んでいるようにも聞こえた。
やはり、歳のせいで腎不全をおこしており、死ぬ少し前はトイレのふちに掴まってトイレの外におしっこをし始めたので、変だなと思っていたら、やはり、すこし脳障害をおこしていたんだろう。それから急に食が細くなり、遂には何も食べなくなった。でも、もう歳だから、やはり無理な延命はすまいとそっとしておいた。木曜の夜には、もうもって明日まで・・・、いや、朝までもつかな?という感じだった。夜中に何度も確認したが、ほとんど手足は硬くなり始めているのに、浅い息をずっとしている。翌朝、私の出社リミットが近づいたので、母と妹にバトンタッチをして家を出た。それからまだ7時間以上生きていたのだから、きっとまだ逝きたくなかったのかもしれない。
今日(日曜日)、ペット葬儀屋で火葬をしてきたが、骨は丈夫で綺麗でとても高齢の猫とは思えなかった。骨壷に入れるとき、中々砕けなかったのは初めてのことだ。腎臓さえしっかりしていれば、もっと長生きできたのだろう。可哀想なことをした。もっと早く食べ物に気を使っていたら・・・。
まあ、今頃は虹の橋の袂で、母親や父親(隣家で飼われていた「さんま」という猫で、雀雄にそっくりだったのですぐにわかった)や兄妹や甥姪、そしてクロおばちゃんに再会していることだろう。
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