魚心あれば水心あり、なんてぇことを昔からいいますが
この話は書こうかどうかずいぶん迷ったのだが、まあ、「らんきーブログ」の件については簡単に触れてみることにする(「水からの伝言(水伝)」に関しては、書き始めると止まらなくなるかもしれないので、エントリーとしては長くなるかも)。何故かと言うと、未だに私のブログでさえ、「水からの伝言 ぶいっちゃん ブログ」などという検索で引っかかったりしているからである。まあ、「唐沢俊一 盗作」でも未だに引っかかるし、唐沢さん擁護派オチサイトのようなところにウチのURLが貼られたりしているので、ネット社会のしつこさを知っているとはいえ、いい加減辟易するというのが正直な感想だ。
私は実は、年が明けるまでこの騒ぎを知らなかった。
正直にここに書くと、最近の、ぶっちゃけていえば政治ネタにのめり込みが激しくなってからの「らんきーブログ」は正直(私には)あまり面白くなかったから、訪問しても記事にあまり興味ないと流し読みや読み飛ばしをすることが多くなっていたからだ(というか、個人的に今の閉塞感から政治ネタ自体どうでも良くなっていたのだが)。私はぶいっちゃんの人情話エントリーが好きだったから、あまりに政治ネタばかりになって少し悲しかったし、なんとなく危うさも感じていたということもあった(ある意味これは当たっていたのだが)。
で、年も明け、年始のご挨拶にでもと「らんきー」の新年エントリーにコメントしようとしたら、何故か「水からの伝言」でコメ欄がもめているではないか。しかも長文の応酬。新年のご挨拶と目出度い日の出写真のみのシンプルなエントリーなのに、あんまり無粋だったので、ちょっと苦情コメントをしてみた。
しかし、あまり状況を知らない人間がいらんことを書き込むものではない。実はそれがずいぶん根の深い問題の延長だったことの概況をを後で知って orz になった。それも、そもそもの問題は水伝とはまったく関係ないことからだったのだ。
まあ、そもそもの問題については、当事者同士で折り合おうが絶縁しようが私の関知するところではない。私はぶいっちゃんとは友人のつもりだが、他の人たちとは特に縁があるわけではない(トラバ送ったりコメ書いたりしたことはあるかな???)からだ。ただ、こう書くと怒られそうだが、あれじゃ自公政権は倒せないなと思った。考えは多少違うとはいえ同じ目標を持ったもの同士が、ああも反目しあってどうして巨大な敵に勝てるものか。
人のことは全く言えないけれど、自分も限界を感じていたのであえて書くが、ネットでどんなに立派なことを発信しても、所詮壁に向かって言っているようなものだ。まあ、壁よりはマシであろうけれど。どんなに賛同者が集まろうが、顔も見えない本名も知らない素性もわからないものの集まりだ。インターネットの世界はまさに「虚」であり、相手はファントムばかりの可能性だってある。ただ、相手が壁であるが為に跳ね返って来たときのエネルギーはハンパでない時がある。あなたのブログだってウチのブログだって、炎上する可能性は、リアル世界の自宅が火事になる可能性より高いのである。かといって、コメは受けない、トラバは受けない、さらには両方受けない、ではブログの意味が無い、ような気がする(ただし、言いたいことを心置きなく書くにはこれが一番良いだろう)。
幸い、らんきーブログは炎上するには至らなかったようだ。これは某掲示板に晒されたとか言うのではなく、まあ言ってしまえば仲間同士のアツレキのようなものだったからで、いつかは通らねばならない道だったのだろう。もちろんヒトゴトだから言えるのだが。
ところが、そこに水伝が絡んできて話がややこしくなった。
私はぶいっちゃんの水伝についてのエントリーは、それが書かれた頃読んでいて知っていた。まあ、読んだときは正直ちょいとまずいかなと思ったが、そこまで目くじらを立てる程のことはないと思った。しかし、それは間違いだったかもしれない。「まずい」と思ったことはメールなどで伝え、水伝反証サイト等も併記すべきだと注意する必要があったと、今は後悔している。
私が揉め事を知ったのは、まさに水伝でごちゃごちゃしている時だった。で、私自身、なんで今更そんな2年も前の大昔のエントリーでコメ欄がもめているのか理解できなかった。しかし、猫だぬきさんのブログエントリーのタイトル(あくまでタイトルです)にもあるが、「下手な支援は却って当事者の立場を悪くする」で、擁護派の反論や応援から却って騒ぎが大きくなったような気がする。私のコメントも火に油を注がなかっただろうか。
とまあ、こういうことを書いていたら、なんと、「友人がトンデモにはまるのを見てみぬ振りしたひどい人」てな感じで某所でオチされていた。
わぁい、なんか有名人になったみたいで嬉しい
・・・わけないだろう。
まあ、確かに見てみぬふりをしたことになるかも知れないが、「友人がトンデモにはまった」という認識は全く無かったし、実際にはまってはいなかった。多分元本すら読んでないのではないだろうか。まあ、伝聞でトンデモを推奨するような記事を書いたことも問題だと言われそうだが、いずれにしろ、本人も書いたことを忘れていたようなエントリーだったことは間違いないだろう。
とまあ、これくらいでぶいっちゃんを擁護してるのか、逆なのか自分でもわからなくなったエントリーを終わることにする。
********
興味深いことだが、未だにd.hatenaやseaseaあたりからこのエントリに来られる方が居られるようだ。
まあ、せっかく来られたのだから、こんなあまり面白くもない記事より、(手前味噌だが)他にも面白い記事が沢山ありますので、そちらもよろしくです。
とりあえず、お勧め記事です。
闇鍋質問箱
http://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/heaven_or_hell/2006/06/post_ec57.html君の名は・・・
http://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/heaven_or_hell/2006/10/post_6c66.html感染症の話より2編
http://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/heaven_or_hell/2006/07/post_90c8.html
http://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/heaven_or_hell/2005/09/post_524b.htmlトイレに閉じ込められた話
http://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/heaven_or_hell/2006/01/post_9448.html
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コメント
久しぶりに(と言っても3日ぶりくらい?)来てみたら、いきなり『水伝』の話題だったのでドキっとしてしまいました。あらぁ~燐さんたらとうとう書いちゃったのねぇ、という感じです。あのタイトル、やっぱり関連してるように見えちゃいましたか(笑)
例の騒動についての見方というか『構図』のとらえ方が、燐さんと私とではちょっぴり違うようなのでアレですが(どれ?) 『水伝』そのものへの評価と、ブログが炎上する可能性は家が火事になるより高いという点には同意です。私も覚悟して書かなちゃ (>_<)
投稿: 猫だぬき | 2008年1月29日 (火) 20:20
猫だぬきさん
どうもです。
アクセス数が増えるのはいいのですが、どういう受け止め方をされているかを考えたらちょっと鬱ですね。
このエントリーだけでいろいろ判断されるのもね。
>というか『構図』のとらえ方が、燐さんと私とではちょっぴり違うようなのでアレですが(どれ?)
そうですね。人それぞれですから。
と学会の人たちも、唐沢さんのことを言及しないことを身内に甘いとかいろんなところから突っ込まれていますが、彼らの沈黙はなんかわかるような気がします。
>ブログが炎上する可能性は家が火事になるより高いという点には同意です。
今の状態で妙なことを書くと、確実に炎上しますわね。気をつけなくちゃ。
投稿: 黒木 燐 | 2008年1月30日 (水) 12:53