« 小説館サクサク更新 | トップページ | みずデンデン・デ・デンデン、レッツゴー! »

2008年1月25日 (金)

また猫殺し男に執行猶予判決!!

 ああ、自分事でおたおたしている間にこんな事件が・・・。
   http://nekohito.org/tangan/tangan.html

*******

「同じこと繰り返さないように」猫殺しの男に有罪判決http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/117776/

 自宅マンションで計6匹の猫を殺し隣家の庭に捨てたとして、動物愛護法違反と廃棄物処理法違反の罪に問われた元カメラマン、長島隆被告(31)の判決公判が24日、東京地裁で開かれた。川口政明裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡した。(詳しくはリンク先で)

 

 やはり、動物のばあい、何匹酷く殺されようが実刑判決にはならないのか。

 すでに、この手の裁判は数多く行われている。しかし、ついぞ実刑になった判決は寡聞にして聞かない。
 なんというか、ゆる過ぎる。虐待者には、「どうせ、執行猶予がつくから」と思われているのではないか。

 確かにこの犯人には同情すべき背景がある。しかし、そんなことを猫が知る訳でもない。ターゲットになった猫たちには迷惑千万なことだ。むしろ犯人の衝動が人に行くところを押さえてくれたとも言えるだろう。

 こういう事件を思うと、気持ちが落ち込んでくる。恐ろしくて痛い目にあった挙句無惨に殺された小さい命たちが哀れでならない。

 子どもや動物を虐待死鬱憤を晴らそうとする弱い虐待者たち。
 執行猶予をつけるなら、せめて、彼等が更正できるように最後までケアするようにして欲しいものだ。それをせずに野に放てば、いつか、もっとタチの悪い犯罪をまたおこすことになりかねない。

 私たちは、嘆願書を送る以外にも何か有効な手段を模索せねばならない時期なのかもしれない。

|

« 小説館サクサク更新 | トップページ | みずデンデン・デ・デンデン、レッツゴー! »

ニュース」カテゴリの記事

(゚Д゚)ゴルァ!! な話」カテゴリの記事

コメント

う~ん、どうかな?
私も猫好きですが、記事を読む限り明らかな外傷性精神障害ですからね。その根本原因を治療しなければ、何の解決にもならないわけですし、執行猶予は法律的に高い妥当性があると思いますね。徒に重刑を科すことは、動物愛護法の立法目的から無理がありますしね。そういう形で被害感情を解消しようという動きには、賛成しかねます。

投稿: barrett_hutter | 2008年1月27日 (日) 09:44

barrett_hutter さん

レス、遅くなってすみません。

確かにこの件に関しては、執行猶予は妥当だとは思います。
さらに言うと、法律は人間のためにあるものですから、「このレベル」で実刑はありえないでしょう。さらに「初犯」ですから、PTSD云々の問題が無くても実刑は無かったと思います。
しかし、本当にPTSDだったのか、腹いせに弱い動物にあたっただけなのかは疑問です。いずれにせよ、殺されたほうはやられ損ということです。この人のためにも周りの人間や動物のためにも、再びこのようなことをしでかさないような・・・って、いかん、気持ちがなんか荒んでいる。

投稿: 黒木 燐 | 2008年1月29日 (火) 00:43

いや、コメントが返ってこないので、相当面倒かけたかなと思ってました。

でもね。私も「ペット六法」で判例要旨を詳しく調べたわけではないですが、実刑の適用は結構あると思いますよ。本当はこういう動物虐待者には、裁判所命令で精神分析医のカウンセリングを義務づける方向で動くべきだと思います。

ただ不安なのは、動物愛護論者と狂信的なヒューマニティ論者は紙一重なんですよ。オーストラリアでしたか、アメリカかは失念しましたが、「人道的方法による屠殺(ATOKでは「とさつ」が変換できないですな。これも狂信の典型例ですよ)」を主張した動物愛護団体が、ロブスターの刺身を作るのにまず延髄を切断しなくてはいけないと主張して、実際にそれが立法化されたりしてます。

私は猫は大好きですが、そういう狂信はもっと嫌いです。単にそういう話です。

投稿: barrett_hutter | 2008年1月29日 (火) 17:46

barrett_hutterさん

レスが遅れたのは、ちょっと長文を書いていてそっちに集中していたのと、内容が真面目なのでいい加減にレスしたくなかったというのがあります。
しかし、書いていてどうも気分がささくれ立って先が続かなくなってしまいました。

改めて書きますが、私も愛護ならぬ行き過ぎた愛誤は問題だと思います。
狂信者といえば、最近ではオーストラリアの反捕鯨運動が良い例ですね。
おまえらアボリジニを追い詰め、数多の有袋類や飛べない鳥を絶滅に追い込んみ、イギリスに核実験場を提供して大地を核で汚したくせに、なにきれいごとをいってるんだいてなかんじです。
しかし、クジラやイルカは特に最近神格化されていて、彼らもケダモノだということを忘れている輩が多いのは困ったことです。

他にももっと深刻な危機に陥っている動物がたくさんいるのに、何故そっちに特攻しないのか不思議に思います。

今回の犯人が特に同情すべき背景があったため、特に最後の文に違和感があったと思いますが、私が「私たちは、嘆願書を送る以外にも何か有効な手段を模索せねばならない」と書いたのには理由があります。

もうそろそろ事件から6年になりますが、ディルレヴァンガーの猫虐殺事件で「懲役6月執行猶予3年」という、当時としては異例の厳しい判決が出て喜んだのもつかの間というか、その後も虐待事件は後を絶たず、逮捕されてもほとんどが執行猶予付きの判決で、虐待だけでなく詐欺もからんだ悪質な事件ですら同じ状態で、なんというか言い方は悪いけどマンネリ状態でむしろ事件は増えてるような気すらする。まあ、それだけ虐待犯が逮捕されている、すなわち見通しが良くなってきていると考えることも出来ますが。それでも、虐待犯人が捕まった→厳罰を願う嘆願書を出す→執行猶予付きの有罪判決 の繰り返しで、なんかこのままでいいのだろうか、と思った次第です。
ですから、そこらへんの狂信者とは一線を画していると思っていただきたいです。

>ロブスターの刺身を作るのにまず延髄を切断しなくてはいけないと主張して、

これ、立法するってのは行き過ぎで失笑ものですが、なんとなくわかります。
何年か前に島原に旅行に行って、夕食に海鮮料理攻めにあった時のはなしですけど、エビの踊り食いがでたんですよ。生きたエビが焼酎だかに漬かって出てきたんです。それで、早く食べてやらないとかわいそうだってんで、みんなでいっせいにとって食べたんですが、私が生きたエビが苦手で、てのが、蛾の胴体に似てるでしょ、で、ビリビリ動かれるとどうもそういうものを持っていると蛾を素手でつかんでいるよな感じがして、ビビッて殻がうまく剥けないんです。生きが良いから余計に。で、エビが手からすり抜けてとんでっちゃった。殻半剥けのまま。いや、さっさと延髄切っておけばよかったと。まあ、延髄切っても多分なかなか死なないと思いますけどね。

ところでエビに延髄ってあるの?

調べてみました。
http://jhfsp.jsf.or.jp/pub/pub98/lobster.html

うわ、神経系が腹側にある。

投稿: 黒木 燐 | 2008年1月30日 (水) 02:04

あ~、ディルレヴァンガーの猫虐殺事件というのは見ている板が違うので、全く知りませんでした。詳細を知って、さすがに呆れました。成る程ねぇ。
ただし、探偵ファイルが絡んでるのですねw あそこはある業界ではもの凄く嫌われてますし、また別の世界でも悪評が凄いですな。真面目な話、ああいうのには、こういう事件には関わってほしくないもんです。

投稿: barrett_hutter | 2008年2月 1日 (金) 07:40

barrett_hutter さん

ディルの事件は最初私も知らなかったんです。ペット大嫌い板なんて隔離板は見たくもありませんでしたから。でも。ニュース速報板にスレがたってつい読んでしまい、怒り心頭に達してしまいました。ディルが自ら墓穴を掘ったとはいえ、写真の威力はすごいと思いました。

探 偵 ファイルの悪評については、私らも身をもってよ~~~く知っていますよ。彼らは神聖な裁判中にわざと騒ぎを起こして、法廷に立つディルの姿を隠し撮りすらしましたから。ここには書けないけど、他にもあります。
しかし、この事件に関しては、探 偵 ファイルの影響は否めない点もありますので、本当に悩ましいところです。

当時のことを回想した記事です。
未読でしたら是非読んでください。
http://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/heaven_or_hell/2006/05/post_73a8.html
因みに上記の理由で件の探偵サイトは名前は出してますがリンクはしておりません。

投稿: 黒木 燐 | 2008年2月 1日 (金) 23:38

読みました。

やっぱり、私はVIPの「野菜レイパー」のセンスの方が遙かに好きです。

投稿: barrett_hutter | 2008年2月 2日 (土) 03:08

barrett_hutterさん

VIPの「野菜レイパー」って、何ですか?

投稿: 黒木 燐 | 2008年2月 2日 (土) 09:13

検索してくださいw

投稿: barrett_hutter | 2008年2月 3日 (日) 07:41

barrett_hutterさん

ううう、
なんとなく「ググれ、カス」と言われたような気がする(爆)。

投稿: 黒木 燐 | 2008年2月 3日 (日) 14:13

まぁ、そこまで言いませんよw

ただねぇ、ブレンナー峠でドイツ山岳兵が如何に勇敢に死力を尽くして戦ったかとか、パンツァー・マイヤー麾下のミヒャエル・ビットマンやオットー・カリウスが如何に壮絶に激戦を戦い抜いたかとかを、ディルレヴァンガーとか名乗ってるアホに懇々と説きたい衝動には駆られます。それだけですな。

投稿: barrett_hutter | 2008年2月 4日 (月) 02:21

barrett_hutterさん

レス遅くなりました。
納期前で忙しくて、会社で集中し過ぎなので、さすがに疲れて、昨日はとうとう早寝して、早く起きるつもりが寒くてつい布団でぐーたら。結局日ごろと変らない時間に起床。
 で、ディルですが、彼にしてみれば「何で猫一匹でこんな目に」くらいの目にあってしまいましたから、でも、世間の注目を一身に浴びれて良かったね、と、皮肉を言うのも、あの裁判時の後姿を思い出すと、今でも彼に対する怒りと憐憫が甦ります。

>ブレンナー峠でドイツ山岳兵が如何に勇敢に死力を尽くして戦ったかとか、パンツァー・マイヤー麾下のミヒャエル・ビットマンやオットー・カリウスが如何に壮絶に激戦を戦い抜いたかとかを、

そういえば、ディルを煽った黒ムツの中には、「あいひまん」を名乗る香具師もいました。
ナチスと言ってもいろんな人がいていろんな戦いがあって、多くの人が必死で国を守ろうとしていたんですね。ナチスドイツ全体としては、歪んだ方向に進んでしまったけれど。

投稿: 黒木 燐 | 2008年2月 5日 (火) 07:12

いや、もうご迷惑でしょうからやめますがw

戦争なんてやったら、あきませんわ。ええこと何も無いですわ。ただ、悲惨と狂気の嵐の中で、正気を保って自己の責務を全うした人間に対して、敬意を忘れたくないだけです。私は、戦争の中でそういう風に生きてられる自信が全く無いです。だから、平和な日本で若い子がアホな事をしてしまう気持ちも、少しは判るワケです。まぁ、弁護する気は無いですが。

猫好きの女性としては、ただただ許せんでしょう。それも判ります…とは、言えないかw やっぱり、女性の気持ちは微妙に判りませんね。脳の構造が違いますからw

投稿: barrett_hutter | 2008年2月 5日 (火) 22:03

barrett_hutterさん

ぜんぜん迷惑じゃないですよ。

ところで、女性と男性の脳の構造が違うのはまあ、同意します。
が、蝶と蛾の違いみたいに境界ははっきりしないのではないでしょうか。

こげんたの事件のときはけっこう男の人が多かったです。サイトでがんがん犯人を糾弾していたのも男性が主でした。
まあ、事件が2ちゃんで起きたせいもあるでしょう。その後、事件が一般社会に知れ渡ってからは女性が圧倒的に増えましたね。

昔読んだマンガで、作者もタイトルも覚えていないのですが、印象深かったセリフがあります。
「戦争で怖いのは自分が死ぬことじゃない。自分が戦いの中で平然と人を殺せるようになってしまうことだ」
たしかこんな内容でした。

もうひとつ、水木御大の名言を。

「戦争はいけません。腹が減るだけです。」
                水木しげる     

投稿: 黒木 燐 | 2008年2月 7日 (木) 01:40

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: また猫殺し男に執行猶予判決!!:

« 小説館サクサク更新 | トップページ | みずデンデン・デ・デンデン、レッツゴー! »