だ~か~らぁ~!!
UFOは未確認飛行物体と言う意味であり、そもそも確認されていないものを「いる」とか「いない」とか論議するレベルではないでしょう。 せめてエイリアンクラフト或いは地球外高等生命体と明記してから論争をして欲しい。言葉の意味は正確に。
因みに私は最近「宇宙人とつきあう方法」というエントリーで、地球外生命体が地球を訪れる可能性を書いてみたが、結果は「可能性はゼロに限りなく近い」となった。とにかく距離と時間の壁は厚かった。次元や光速を越える技術が無い限り通信も交易も大変難しい。特に観光は絶望的。だって、近くの(生命の存在の可能性のある)星から往復するだけで光速でも何十年もかかるのだ。科学が進んだ宇宙人ならその技術(超光速船とかワープ船とか)があると考えることも出来るが、実際は物理法則を越えることは不可能だと思う。だから「宇宙人に侵略される」という脅威はSFの世界だけで実際はありえないと考え、安心してよいと思う。まあ、それよりもいわゆる「アンドロメダ病原体」の脅威の方が可能性としては高いと思う。
果たして「UFOがいる」とかいう、ワケのわからないコトをおっしゃっている政治家さんたちは、ちゃんとそういう科学的検証をしてから言っているのだろうか。まさか、UFOの侵略に備えて国防費を増やすとか言い出すワケではあるまいが・・・。まあ、この問題に大真面目なのは質問を振った民主党の山根議員だけで、あとはほとんど冷やかしみたいですけどね。
こんな与太話で盛り上がるより、他にすることはてんこ盛りであろう。あんた達は税金で食ってるんだろう?もっとやるべきことをやれと。このままだと宇宙人に侵略される前に国が潰れてしまうぞ。
5万円の年末賞与からさらにそれから税金とか色々引かれて4万2千円になって
非常に機嫌が悪い会社員より。
※スパイクさんが、このUFO議論がいかにくだらないかを書いておられます。ご参考ください。
http://park8.wakwak.com/%7Espike/news/2007/12/22-3.html
(残念ながら、ここでもUFO=エイリアンクラフトとなってますが・・・)
まあ、このエントリーは、例の如く、UFO=宇宙人の乗り物という混同はやめろということだけが言いたかったんですが、やっぱり予定より長くなってしまいました。とにかく、税金を使っているような場で話し合うべき話題ではないと思います。
以下、ソースの一部
UFO談議、渡海文科相も「この種の話はあっていい」(読売新聞)
http://newsflash.nifty.com/news/tk/tk__yomiuri_20071221i502.htm
渡海文部科学相は21日午前の閣議後の記者会見で、政府内で話題になっている未確認飛行物体(UFO)について、「あるんじゃないか。あったら楽しい。地球の脅威にならない限り、この種の話はあっていい」などと述べ、議論を歓迎する考えを示した。
閣議前には、閣僚間でもUFO談議で盛り上がったといい、町村官房長官が「所管は文科省になるのか」などと質問したという。文科省によると、仮にUFOに関して政府が調査・研究する場合は、同省の研究開発局が担当することになるという。
渡海文科相は「今のところ、政府としてUFO研究は考えていないが、専門家に会ったらいろいろ聞いてみたい」と興味津々だった。
[読売新聞社:2007年12月21日 11時26分]
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コメント
>税金を使っているような場で話し合うべき話題ではないと
とのご意見に私も賛成ですが、聞くところによると他の国では国防担当のお役所が真面目にUFOや宇宙人について研究しているらしく、昨年5月に英国政府も「UFOが実在する証拠はないと結論づけた」と発表しました。今の日本には余計なお金を使う余裕はありませんが、防衛省や外務省の窓際族のオヤジさ… (中略)…天下りさせるよりは節約… (後略)。
ところで私は、「宇宙人は空飛ぶ円盤に乗って地球旅行を楽しむだけでなく、人体の『現代の医学では絶対に取り出せない場所』に金属性の発信機を埋め込み、子供の学校の夏休みの宿題の自由課題の(どんだけ 『の』 が続くねん)『地球人ウォチ日記w』のネタにしている。」と思っています。
先日の「宇宙人とつきあう方法」も読ませていただきましたが、地球人が自分たちの科学レベルを基準にして、「宇宙人はいない」とか「いても地球に来るのは不可能」と考えるのは、飛行機で地球の裏側まで飛ぶ人間の行動を蟻やハエには
理解できないのと同じではないでしょうか?(…違うかもしれませんが(^^;))
投稿: 猫だぬ、き | 2007年12月22日 (土) 13:11
猫だぬ、きさん~、
じゃなくて、猫だぬきさん
>他の国では国防担当のお役所が真面目にUFOや宇宙人について研究しているらしく、昨年5月に英国政府も「UFOが実在する証拠はないと結論づけた」と発表しました。
それはどこの国ですか?
まあ、旧ソ連なんてマジで超能力を研究していたらしいし、多分エイリアンやその乗り物についても研究していたと思います。まあ、かつてトンデモなルイセンコ学説を支持してメンデル系の科学者を徹底的に迫害したような国でしたから、多少妙なものを真面目に研究するのも納得できます。
英国政府が敢えて「UFOが実在する証拠はないと結論づけた」と発表したのも、おそらくビリーバーがせからしい(鬱陶しい)から、とりあえずUFO論争に結論をつけたのだと思います。しかし、猫だぬきさんのように理解力のある人なら理路整然と説明すれば納得してくれるものですが、ビリーバーという人たちは否定すればするほど「これは政府が陰謀を隠しているんだ。実はもう宇宙人は政府と密約を結んでいて、政府は宇宙人にのっとられてしまったのかもしれない」なんてどんどん妄想にハマったりするのでございます。
アメリカ政府も最初の方は本気でエイリアンクラフトについて研究していたのかも知れませんが、多分早い時期に取りやめたのではないかと思われます。UFOという言葉も実はアメリカ空軍の用語でもともとは国籍不明の飛行機など不審な飛行物に対して用いられていたものです。で、(将来そうと確認された場合の)エイリアンクラフトと区別し両者との混乱を避けるために、巷を騒がす謎の飛行物体にUFOという用語を転用したのが始まりです。
それが、「謎の円盤UFO」というアメリカの人気SFドラマの為に、国境を越えて円盤=UFOという図式が出来上がってしまい、更なる混乱を招いて現在に至っています(謎の円盤UFO」というドラマ自体を非難しているのではありませんよ)。こういう混乱が起こってなければ、もう少しこの分野はマトモに研究されたのではないかと、残念でなりません。私が「UFO=エイリアンクラフト」ではないとくどくどと何度も書くのはそういう気持ちからです。
で、軍部は何故UFOに関して公表しないデータがあるかというと、新兵器開発(もちろん宇宙人に頼らない純粋な「国産」です)のマル秘事項に触れるからです。あと、わざとUFOだというウワサを放置することによって、本当に知られて欲しくないことを隠すことも出来ますね。
それから、宇宙人について研究しているというか、探す努力をしている団体があることは知っています。「宇宙人とつきあう方法」の最後にリンクした、SETIとかがそうです。私も彼らがいつか地球外生命体との交信が成功することを祈っています。
>地球人が自分たちの科学レベルを基準にして、「宇宙人はいない」とか「いても地球に来るのは不可能」と考えるのは、飛行機で地球の裏側まで飛ぶ人間の行動を蟻やハエには
理解できないのと同じではないでしょうか?(…違うかもしれませんが(^^;))
はい、違います。
まず、地球外高等生命体=宇宙人と地球人の知能の差が昆虫とヒトほど差があるとは思えません。人間の進化の速度よりも文明の進む速度の方がはるかに速いです。科学力は縄文時代と今では比べるべくもありませんが、ヒトとしての進化はあまり変ってないと思います。ですから、もし人類があと一万年先まで存在したとしても、科学力は格段に違うでしょうけれど、ヒトとしては外見も知能もあまり変っていないと思います。少なくともウエルズの火星人の様にはなっていないと思われます。まあ、かなりあちこちスッキリしているのではないかと思いますが。
むしろ、アインシュタインのような天才の出現が早かったために、今の人類にはオーバーテクノロジーである原子力を現人類が手に入れていることに驚きとともに恐怖を感じるかも知れません。「うわ、あいつらあんな発電してるよ、ヤバくない?」「てゆーか、核廃棄物埋めてるじゃんwwwwww。何百年か後に誰かが知らないで掘り出すとかしたらどうすんだ~」「未来はどーでもいいってかぁ~?」「それ以前に、大気中核実験やりすぎてんじゃん。勇者だねえ」
それから、どんなに科学力や技術が進歩しても、物理法則を破ることは出来ないんです。たとえば、紐に結んだ物を引っ張っても、紐が緩んだままだと物動きませんよね。紐がピンと張らない限り物は動かないでしょ。不可能なことは不可能なんです。で、何回も書くけど光速の壁というものは厚いんです。厚さが無限なんですよ。まさに超えられない壁。たかだか秒速340kmの音速を超えたときでさえ、ソニックブームというものすごい衝撃波が発生するんですよ(まあ、これは大気中に限りますけど)。
それでも、ひょっとしたら超光速の飛行や通信技術を持った宇宙人がいつか地球を訪れてくれたらいいな、という願いは持ち続けています。
って、すんません、本文より長くなっちゃいました。
投稿: 黒木 燐 | 2007年12月22日 (土) 23:46
黒木燐さん、初めまして。
>税金を使っているような場で話し合うべき話題ではない
不祥事が続いたための反動と考えます。
ストレスが溜まってたのでしょう。
人間だから、そんな時もあります。
ところで、「宇宙人は居るのか。地球に来た事は有るのか。」を考えるのは良い事だと思います。
宇宙や生命の進化について、勉強するきっかけになるからです。
広大で過酷な環境の宇宙の実態を知れば、地球がいかに生命であふれているかに思い当たります。
そうなれば昨今の環境問題も、より広い視野で見る事ができます。
私は宇宙人はいると思います。
遠くのどこかに居る友人と出会うまでは、環境を破壊してはならないと考えています。
投稿: TAKA | 2007年12月23日 (日) 04:47
TAKAさん、はじめまして。
といっても、菊池先生のブログでお会いしてますね。
>不祥事が続いたための反動と考えます。
>ストレスが溜まってたのでしょう。
>人間だから、そんな時もあります。
そんな感じしますね。
話題が無責任に論じられるものだからこそ、息抜き的に盛り上がっているということもあるのでしょう。
東国原知事も「宮崎にUFOが来て欲しい」なんて、ちゃっかり時流(?)に乗っかってます。
>広大で過酷な環境の宇宙の実態を知れば、地球がいかに生命であふれているかに思い当たります。
まったくそのとおりです。
地球は奇跡の星です。それを人類が「鬼籍の星」にしてしまっては洒落になりませんからね。
>私は宇宙人はいると思います。
もちろん私も宇宙人は存在すると思います。
かつて火星人の存在が否定された時、とても寂しい気がしました。
だから、光年の距離を乗り越えて彼らがやってくることを密かに期待しています。
もしかしたら、ある日壁に半身めり込んだ宇宙人が「下着を洗わせてくださ~い」と声をかけて・・・
ああ、こんなマイナーなネタを引っ張り出すから、誤解されるんだわ・・・。
http://dabensya.sakura.ne.jp/meimonku/monku103.htm
投稿: 黒木 燐 | 2007年12月23日 (日) 16:44
あまりの長さにひる...いや、丁寧なご対応に感激しました。
英国政府が「UFOが実在する証拠はないと結論づけた」と発表した動機は私には分かりませんが、ビリーバーを黙らせるためとか、そんなんじゃなかったような気がします(曖昧)。
動機はなんであれ、今回の日本のように政府として研究したことがないのにいきなり結論を発表したのとは違って、それなりの研究の末に出された結論だった…のでは…と思います。(←自信のなさが現れまくり (^_^;)
英国については昨年のことなので、ちょっと調べたら分かるかも...?
ちなみにアメリカや旧ソ連も研究している(していた)、とどこかで聞いた(or 読んだ)ような気がします。が、気がするだけで証拠もソースも何も提示できません。世界に先駆けて宇宙開発に着手したアメリカと旧ソ連が UFO研究をしていないほうがおかしい、という私の思い込みが最大最強のソースです(笑)
>しかし、猫だぬきさんのように理解力のある人なら
イエ...血は争えないというか何というか、なんといってもアノ母の娘ですから..。「実はもう宇宙人は政府と密約を結んでいて、政府は宇宙人にのっとられてしまった」を信じたくてウズウズする自分を持て余してます。
>アメリカ政府も(中略)多分早い時期に取りやめた
ニューメキシコかどこかに「UFO(というか空飛ぶ円盤)が墜落して、中に乗っていた宇宙人を生け捕りにした」って話も心のどこかで信じてる私が今とても残念がってます(´・ω・`)
昨年、アメリカの航空ショーでステルス爆撃機を見てきました。非常識な形と静か過ぎる音、ちっとも飛行機らしくない姿を目の当たりにして、「あ、これは例のUFOを参考にして作ったんだな」と、ピンときました(笑) ヤヴァですかね。
■B-2 Bomber(一番上の写真、最前列真ん中の大きな飛行機)
http://www.johnfry.com/pages/ValiantShield2006.html
>はい、違います。
ぶっっ 断言されてしまった(^_^;)
なんというか、「地球外高等生命体=宇宙人と地球人の知能の差が昆虫とヒトほど差があるとは思えない」という発想自体が、昆虫目線なんじゃないかな~ って、イカンイカン。これではもう屁理屈モードっすね (^o^;)
>ソニックブームというものすごい衝撃波が発生するんですよ
あ、これ知ってます! 戦闘機が音速を超えたときに、周りの空気がぶわーってなってダーってなってスんゴイ音がなるんですよね!これも航空ショーで見ました!
http://blog-imgs-11.fc2.com/z/e/r/zerozero2/20061121212121.jpg
F/A-18F スーパーホーネットが音速を超えた瞬間。
以上、長いばっかりで常識に欠けた(知性にも欠けた)(しかも読みにくい)コメント、失礼いたしました。
投稿: 猫だぬき | 2007年12月27日 (木) 09:18
地球人も宇宙人だし、既に先遣隊が来て、しかも帰った後だったりして……
「わざわざ侵略する程の価値ありませんでした」などとレポートが出てたりして(爆)
投稿: bergkatze | 2007年12月29日 (土) 00:48
猫だぬきさん
これ以上の議論は平行線みたいだし、あまりこの話を引っ張るとマジで変なビリーバーを呼ぶとまずいので、今回は短めに(ホントか?)
英国のUFO見解発表に関しては、ちょっと乱暴な言い方をしてしまいましたが、英国政府としては、とりあえずこの問題にけじめをつけるものだったのではないかと思います。まあ、それでこの問題が解決する(ビリーバーが納得する)とは思ってはいないでしょうけど。
>ステルス爆撃機を見てきました。非常識な形と静か過ぎる音、ちっとも飛行機らしくない姿を目の当たりにして、「あ、これは例のUFOを参考にして作ったんだな」と、ピンときました(笑) ヤヴァですかね。
ネタにマジレス。それ、逆だと思います。
ステルスが先でそれを目撃した人がUFOと勘違いしたのをいいことに、それをUFOだと流布して軍事機密をカムフラージュしたのだと思います。
ピラミッドやナスカの地上絵等を見て、「これは古代人の技術では出来ない(に決まっている)。きっと宇宙人が作った(或いは協力した)に違いない」と主張する人たちがいます。これは、古代人の頭脳や土木技術を舐めてかかっている上に、古代の人が当時の技術でどうやってそういうものを作ったのだろうという推論をする余地を失ってしまうものです。当時の技術で現代でも通用するものは多いでしょう。機械でやるか人海戦力でやるかの違いはあるでしょうけど。
人間の技術や知識はそうやって過去から綿々と繋がっているものなのです。他所の星の誰かから教わったと考えるよりも、人類が自力でここまで文明を発達させたと考えるほうが、自然だし、すばらしいことだと思いませんか?
くどいようですが、私は宇宙人の存在は肯定しています。宇宙人の飛来も完全否定はしていません。
We are not alone. だけど、地球人と宇宙人との間には深くて広い川がある。
やっぱ、長くなったやんけ。
投稿: 黒木 燐 | 2007年12月29日 (土) 04:20
bergkatzeさん
そうですね。地球人も宇宙人ですよね。
>「わざわざ侵略する程の価値ありませんでした」などとレポートが出てたりして(爆)
あああ、うちうじんから「不可」の大判を押されちゃった~(泣)。ありえそうな話ではありますね。
投稿: 黒木 燐 | 2007年12月29日 (土) 04:32