海ほおずきの歌
『海ほおずきの歌』というのがある。
昔買ってもらった童謡のレコードで聞いたのだが、童謡というには大人びた歌なので、懐かしの歌というべきだろう。さすが子どもの頃聞いた歌というものは忘れないもので、今でもソラで歌える。
海ほおずきの歌
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/umihouzukinouta.html
しかし、大人になって改めて歌詞を読んで見ると、実は何かの隠喩のような歌だなと思った。深読みだろうが、貧しい家庭の娘が娼館に売られた悲哀を歌っているような感じがするのである。
因みに「海ほおずき」とは、ある種の貝の卵(正確には卵のう)である。一袋ちぎって、片面に切れ目を入れ、中の水やら卵やらを出して綺麗に洗って、口の中に入れ、舌でうまい具合に抑えて音を出す。音は、ギュッギュッというような、綺麗でもそれで曲を吹くことが出来るわけでもない、ただ音がなるというだけのシロモノだが、それでも獲ってきてもらったらすごく喜んだものだった。私が子どもの頃鳴らして遊んだのは(たぶん)テングニシの卵でグンバイウミホオズキというやつだった。
ところで、この歌の作詞作曲を改めて見たら、田中一郎作詞、山本雅之作曲となっていて、ちと驚いた。「まさゆき」の漢字こそ違えど、「究極超人あ~る」繋がりかって突っ込みたくなったぞ。
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