「ザ・ベストハウス123」~無理矢理ワースト決めんでもええやろ
「ザ・ベストハウス123」は、水曜日の9時から「トリビアの泉」の後番組として、フジテレビ系で放映されている番組だ。
設定は、「日本国内にある架空のマンション「ベストハウス」のオーナーの下、ベストハウス図鑑に掲載するベスト3を決める編集会議という設定で、編纂会のメンバーが様々なランキングのベスト3を発表する。(ウィキペディアより)」というもので「番組の最後に審議長がベストプレゼンとワーストプレゼンを発表する。ベストプレゼン5回で「ご褒美」、ワーストプレゼン5回は「罰ゲーム」となる。(ウィキペディアより)」というお約束がある。
まあ、内容が比較的バラエティに富んでおり、知っていることもあるが、時折掘り出し物もあるので出来るだけ見るようにしているのだが、一つ気に食わないことがある。無理やりワーストプレゼンを決めなくていいと思うのだ。特にひどいものがない限りは「今回ワーストはありません」でいいじゃないかと思うのだが。
今週は特にひどかった。
アンガールズのプレゼンに対して、YOUがいきなり言いがかりとしか思えないダメ出しを始めたのだ。私はプレゼンの内容は特に問題ないと思った。テーマが深海の生物で、私の好きなテーマでもあったので、かなり興味深く見ることが出来た。グーグーガンモそっくりな生物(ギガントキプリス)も出てきたし。
そのYOUのダメ出しについて、思い出したので追加するが、たしか、ガウシアの「閃光弾」攻撃でパニックを起こしてクルクル回転するギガントキプリスを見て、「何でくるくる回ってるのよ~。わかぁんない」みたいなことを言っていたと思う(その言い方に一瞬殺意を覚えたのは内緒だ)。だから、光に驚いてパニクっていると説明があっただろう。おめぇだって、いきなり暗闇でフラッシュを焚かれたら相当驚くだろうがよ!! 追加すると、リンク先にもあるようにギガントキプリスの目の集光能力はギネスに載るほどである。だから、暗視メガネをかけた状態で写真のフラッシュを直視したほどのショックの筈で、多分人間なら視神経が焼き切れるほどかもしれない。因みにこのギガントキプリスだが、たこ焼きほどの大きさがあるらしい。
で、予想通り、アンガールズがまたもやワーストプレゼンに選ばれてしまった。茂木審議長によるワーストの理由は、「調査不足」。確かにYOUの質問に上手く答えられなかったが、他の人だっていきなり想定外の質問をされた場合、答えられなくなることもあると思う。
なんか、アンガに罰ゲームフラグが立っているのが見え見えでしらけた。ひょっとしたら、もう罰ゲームの撮影も始まっているので、是が非にもワーストにせねばならないんじゃないかと勘ぐってしまう。私の勘違いかもしれないけど、先週はワースト発表がなかったように思うが、その前は、「動物のすごい行進」というテーマでせっかく皇帝ペンギンの感動的な映像があったにも関わらず、まさかのワーストを食らってしまった。予定調和もわかるし、YOUだって台本どおりに言っているんだろうから、バラエティのヤラセに文句を言うのも野暮かもしれないが、やはり、イカニモというのはやめるべきだと思う。罰ゲームで視聴率を取ろうとしていると曲解されても文句は言えないだろう。
あ、私は特にアンガールズのファンではありません。念のため。あまりにも眼に余ったので書いてみました。
以下は余談。
今回件のアンガのプレゼンで紹介されたフクロウナギ(ユーリファリンクス)と、フウセンウナギ(サッコファリンクス)は、同じフウセンウナギ目ではあるが科が違うということを始めて知った。フクロウナギ科とフウセンウナギ科なのだ(まんまやんけwww)。私は同じ魚の別名で両方ともサッコファリンクスと思っていた。
これらの深海魚はでかい口で深海では滅多に出会わないエサを丸呑みしてしまう。時に自分と同じサイズの魚すら飲み込んでしまうという。そのため、おなかの皮が伸びきって中の魚が透けて見え、顔が二つあるように見えることがあるという。また、たまに溺死者の体の一部を飲み込んでいることもあるらしい。まあ、深海という厳しいところで生活しているのですから、多少のことは多めに見てやってくださいませ。
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コメント
こんにちわ~、drac-obさんのところから、遊びに来ました。
しかし、燐さんの話も、余談の方が面白いですね。昔、学研の図鑑を握り締めて、深海魚の絵を模写していた餓鬼としては、心打たれるお話です。
投稿: barrett_hutter | 2007年7月12日 (木) 08:40
barrett_hutterさん、いらっしゃいませ。
drac-obさんのところ
「別館4階のBOXから」http://gakkan.blog64.fc2.com/
で、よくお見受けいたします。なかなか鋭い視点で長文を書かれる方です。
余談が面白いのは、きっと肩の力を抜いて書けるからでしょうね。
生物関係がお好きなら、ここらへんのエントリーも、面白いかもしれません。
萬質問箱
http://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/heaven_or_hell/2006/06/post_ec57.html
生物・自然
http://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/heaven_or_hell/cat4487207/index.html
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: 黒木 燐 | 2007年7月12日 (木) 13:15
>燐さんの話も、余談の方が面白いですね。
そうなんですが、もっと面白いのは燐さんが怒り心頭に発したときです。ちょっと地元の方もあまり使わない方言を自在に駆使して、DQNを罵倒するさまは、痛快無比とはこのことか、と納得されること請け合いです。
他にはスカト、いや、スカとロックの話もお上手です。ごほん、けほん。
投稿: drac-ob | 2007年7月12日 (木) 23:58
燐さんのWebもBlogも面白いですから、つい読み込んでしまいました。まぁ、The Stranglersは微妙に合わなかったので、残念ながら個人的にはほぼ空白なんですけどね。根がArt RockとかGlamの人なんで、Punkに関してはJohn Foxx在籍時のUltravoxを敬愛しております。唐突ですが、私はLaLaだけでなく、ブーケもプチ・フラワーもマンガ少年その他もろもろを毎月購入し、さらには漫画評論誌「ぱふ」の前身である「だっくす」まで読んでいいたという恥ずかしい過去を持っていると、「黒のもんもん組」に対する愛情も含めて告白しておきますw
自分の趣味に惑溺して蛸壷型の籠城戦をすることなく、果敢に他人のBlogに突撃して遊撃戦を挑む態度。感服致しました。
投稿: barrett_hutter | 2007年7月13日 (金) 09:48
drac-obさん
これこれ、それじゃ私がヤー様みたいではありませんか。
私ほど温和な人間はおりませんですよ。
たま~に、タガが外れるだけで。
そういえば、今年は珍しく隣のマンションが大人しいです。
だいたい、5・6月ごろ抗争が勃発するんですけどねえ。
>ちょっと地元の方もあまり使わない方言
そーいえば、私はもともと山口県民やったほよ。
明日は追い山ですね。
台風が去ってくれて良かった。
投稿: 黒木 燐 | 2007年7月14日 (土) 23:36
barrett_hutterさん
な、なんと!
そんなに読んでくださったんですか。嬉しいです。
ストラングラーズは合わなかったですか。残念。
ウルトラヴォックスがお好きなら、ヒュー在籍時代のLa Folie(邦題「狂人館」)や、Filine(邦題「黒豹」)あたりがいいかもしれませんね。
「真夏の夜の夢」
http://www.youtube.com/watch?v=EOSTEz9Aah4
ついでに帽子のJJが可愛い「Nice in Nice」
http://www.youtube.com/watch?v=jM7Rxx48me0
>唐突ですが、私はLaLaだけでなく、ブーケもプチ・フラワーもマンガ少年その他もろもろを毎月購入し(以下省略)
すごいですねえ。
私は花とゆめ・LaLa・マンガ少年(以下マン少)程度で、それもマン少意外は途中で挫折しました。マン少は挫折どころか「火の鳥」と阿素湖素子のジンクスどおり、雑誌自体がなくなりましたので。阿素湖のマン少潰しは伝説となりました。その後、後雑誌であるDuoも買い続けましたが、結局長持ちせず。今はその系統を受け継ぐ「ネムキ」を愛読してますが、なんと、朝日ソノラマ自体がなくなっちゃった。ソノシートの栄光やいまいずこ。雑誌自体は母体の朝日新聞社だったかが引き継ぐそうですが。
マン少読んでおられたのなら、休刊(事実上廃刊)時の漫画家さんのパニックがキャラクターまでパニックに陥れた狂乱の最終刊は覚えておられますか? よっぽど急に休刊が決まったんだということがうかがい知れてすごかったです。
投稿: 黒木 燐 | 2007年7月15日 (日) 00:01