国民投票法成立・・・

自・公賛成で国民投票法が成立http://newsflash.nifty.com/news/tp/tp__yomiuri_20070514it03.htm

国民投票法の問題点はここ↓で書いたのでとりあえずリンク

　　国民投票法案の強行突破と私たちの歩く道

　
　それにしても、やりたい放題である。カルトが与党に居るだけでも恥ずかしいことなのに、政権をとってからすっかり馬脚を現した「平和の党」は、政権にしがみつき、こともあろうに戦争法案を通す手伝いをしている。自民党も、野党に再び成り下がることを恐れてナンミョーにしがみついている。おそらく死が二人を分かつまで、腐れ縁は続くだろう。本当に悩ましいことである。

　実際もうどうでもいいやという気になっている。これで、参院選で、またぞろ自公が圧勝した場合、国民が今の政権のもくろみに賛成したことになるだろう。少なくとも彼らに票を入れた人たち、そして選挙に行かなかった人たちは。きっと喜んで子ども達を戦地に送ってくれるに違いない。まあ、皮肉は置いとくとして、もし民主党が与党になっても同工異曲な結果にしかならないかもしれない。しかし、自公にぎゃふん（死語）といわせることが出来る。まず自公を与党から引きずりおろす、自民党とコーメイ党を分離させない限り、日本に未来はない。

　この国民投票法は日本国憲法を改正する時になされる国民投票のためのものだ。日本国憲法、ぶっちゃけていうと、日本国憲法九条を変えるということは、今までタブーとされ、どの政権もそれに手をつけようとしなかった。不可侵なものだったのだ。しかし、この期に及んで現政権の首長である安倍総理は、変える気満々なのだ。次々と悪法を通し続ける現政権だが、もちろん決める連中にはノーブレス・オブリージュ（例えば、イギリスではヘンリー王子が軍人になってますね。イラク派遣は中止になったようですが）なんて考えは微塵も持っていない、すなわち、自分或いは身内が戦地に赴くなんてことは絶対ないのだから、戦争に巻き込まれても超Goodオッケーである。九条は今まで国が暴走する可能性を抑えてきた。その要石がなくなったらどうなるか。
　現代の戦争において、何も思い当たることがないのに戦争を吹っかけられることはまずないと思う。日本がアメリカ様に逆らってそれ以上の軍事大国にならない限り。北朝鮮が生かされず殺されず、自転車操業を続けられるのは、日本に脅威を与えるための戦略に必要な国だからである。実際に戦争を吹っかけてしまえば、そこで終わりなのは、将軍様もわかっているはずだ。

　しかし、何故今頃このような動きが出てきたのか。戦後60年は長い。また悪い夢を見始める連中が出てきてもおかしくはないかもしれない。むしろ日本において今まで平和が続いてきたことが奇跡だったような気がする。その間、あちこちで戦争が起こり、日本もまったく無関係だったとは言い難いが、それでも九条という碇があったためになんとか平和を保ってきた。これからも、戦争に貢献するよりも平和のために貢献していく国であって欲しいと思う。

　とりあえず、7月の参院選には是非とも投票に行ってほしい。あなたのそしてあなたの子どもの未来のために。