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2007年2月 9日 (金)

猫殺しネット男に有罪判決

※補足しました。

 ここでもお知らせした、猫を殺してインターネット上で写真をアップした男の裁判が昨日行われ、即日判決が下されたようだ。

 懲役6月の有罪判決は出たものの、執行猶予が3年付き、やはり、実刑判決までは至らなかった。ディルの時とまったく同じ裁判結果となった。間違いなくディルの裁判結果が指針となっているようだ。

 この結果を軽いと見るか、重いと見るか。

 
 個人的には、彼(K)にはきっちり実刑を喰らって欲しかった。多分彼の言動を知るものであれば、同じような心情になるだろう。この愚かなネット弁慶は、ネット上の掲示板で「有名」あるいは「神」になりたいがために何の罪もない猫を踏み殺し、その遺体をさらし者にしたのだ。犠牲が猫であれ人であれ、あまりにも自分勝手で残酷な仕打ちではないか。彼は自分が何をしでかしたのか、塀の中で考えるべきであった。

 確かに猫一匹で懲役では厳しすぎるという考えもあるだろう。むしろそれが一般的な考えかもしれない。人を殺してさえなかなか死刑にはならないのだから。だがKもディルも、小動物一匹を殺しただけ(事実は彼の場合は一匹ではなかったようだし、ディルだって発覚したのが一匹なわけで、実質的にそうではないが)で逮捕され人々の怒りの視線の中、裁判にまで引きずりだされ、挙句前科がついてしまった。しかし罪状は動物愛護法であったが、これは、彼が理不尽な理由で動物を殺したからではなく、それをインターネットで画像をアップし、世間の顰蹙をかった結果に他ならない。世の中には動物を残酷に殺し続けながらお咎めを受けない人たちもゴマンといる。要はバレなきゃいいのだ。ってこれはどんな犯罪でもそうか。

 それでも、動物愛護法違反で逮捕に至ることが特別なことではなくなりつつあるのは、良いことだと思うし、先進国として一歩進んだという考え方も出来よう。しかし、その一方で人の命を軽んじるような事件や事象が相次ぐのもまた今の現実なのである。 

 ここで裁判の様子が記録されています。
  http://d.hatena.ne.jp/loveneko/

 しかし、アスペルガー症候群だって?私には言い逃れの理由としか思えないが。それが事実で、また猫殺害の動機であれば、いつかその思い込みが人間にシフトするかもしれない。そんな危険な男を野放しにしとくんじゃねえ。

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 猫を殺したとして、動物愛護法違反の罪に問われた水戸市の無職の男(20)に対し、さいたま地裁は8日、懲役6月、執行猶予3年の判決を言い渡した。男はインターネット上に猫の死骸の画像を掲載しており、被告人質問などで「猫は小動物を食べる悪い動物なので正義感で殺した。見せしめに掲載した」と供述。蛯名日奈子裁判官は「動物が命あるものであることにまったく配慮せず、動機はあまりに身勝手」と指摘した。 

[共同通信社:2007年02月08日 19時15分]

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