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2007年2月17日 (土)

日々雑感:雨の日の土曜日は

 もう、今日は朝から最悪だった。

 出掛けにもたついて電車に乗り遅れる、駅で待つ、バスは来ない、歩く先々のすべての信号が赤。

 土曜出勤なんてロクなことがない。それも、今日は出勤の第3土曜日なので、気分はいわゆるサビ残(サービス残業)である。やる気なんて端からないが、待つ・待つ・待つと、何でこうも寒い目にばかり逢うのか。結局出勤に一時間半もかかり、会社につくころにはすっかり冷え切ってしまった。おまけに家を出る時あせってマフラーまで忘れてしまったのだから、寒さもひとしおだ。どうせ乗り遅れるのなら、取りに帰ればよかった。

 しかし土曜日とはいえ、通勤時間に会社最寄までいくバスが無くなるなんて、どんな僻地だ?

 まあ、会社では普通に時間が過ぎ去っていった。やる気は相変わらず起こらないし、紙に書いてある平面図のブルーの範囲をCAD図面に書き写していく作業なので頭が痛くなる。こういう地道な作業は好きなのだが、私の脳に若干欠陥があって、図面から目を離すと、すぐにどのあたりを描き写していたのかわからなくなり、探さなければならないので、それに時間がかかり、自分でもいらいらしてしまう。図面がA3くらい小さければいいのだが、A1の広さになるといけない。それも縮尺も小さいので細かいことこの上ないし、線も薄くて見づらいのだ。
 それで、その場所を指で押さえておけばいいのだが、つい手を離してしまうのだ。良く考えたら、その場所にポストイットを貼っておればよかったのだが、ヤル気がないということは、そういう普通のことすら考えが及ばなくなってしまうらしい。

 ちょっとムカついたのは、上から現県知事の後援会の紙が回ってきたこと。例のごとく住所と名前を書いてくれだと。まあ、土木業界なんていつもこんなもんだが、何で心にもないのにそんな名簿に関わらんといかんのだ。それでなくても自民は嫌いだし、少なくともコウメイとつるんでいる限りは一切そんなもんには名前は書かん。それに無理強いして頭数だけそろえたって意味はないだろう? 県知事さん?

 で、土曜なので遅れた分まで考慮して、休み時間を入れて計九時間、夕方6時過ぎで店じまいをする。誰がこれ以上残業をするか。

 だいたい、うちの経営者連中も政治家連中も、何故こうも人にヤル気を無くさせることばかりするのだろう。必要なのは締め付けではない、燃料だ。燃料というのはすなわちそれなりの賃金、ほんの少しでもいい、給料が上がればその分ヤル気も出る。もうひとつは未来への希望だ。この状態が永劫続くのではないかと考えて、希望の持てるはずがない。少子化だって未来への希望のなさも原因のひとつではないのか。
 自分らの利権と保身ばかり追及して社員或いは国民の士気をそぐことばかり言う。馬車馬のごとく尻ばかり叩かれて、ヒトががんばれるはずがない。とりあえず生活せねばならないから、仕方なく義務で働いているだけだ。そんな状態でレベルアップなどするはずがない。
 もし、うちのように給料アップに無理があるなら、繁忙期に土曜出社させた分、暇な夏場に交代でまとまった休みを取らせるとかの心配りをすればいいのだ。有給も代休も余っているのに、社員を休ませない。そんなに働かせないともったいないか? 暇な時に使う光熱費を考えたらお互いに良い方法だと思うのだが、そういうセコいところが愚かなのだと思う。そんなだから、家に居てもすることがないという、情けない男が出来上がるのだ。隠居してから早くボケるぞ。

 まあ、そんなことはともかく、例のごとく駅まで歩くことにする。というか、寒くてバスを待つ気力がない。雨は相変わらず降っていたが、土砂降りではないのでまあ問題はない。歩いていると15分でむしろ暑くなった。やっぱり2月にしては異様に気温が高い。3月ごろもう一度くらい寒波が来るんではないかと踏んでいたが、ひょっとしたらこのまま春になってしまうかも。まあ、光熱費は少なくて済むのはいいけど。
 途中ゆ●タウンの中を通過することにしている。時間があれば本屋に寄ったり買い物をしたりするのだ。今日は早めに帰りたいので通過にした。店に入ったところで、すれ違った女性が前にいる彼女の悪ガキにわめいていた。「ママがやるから待ってなさい。」
ママ?悪いがどう見てもママというご面相ではなかった。子どももある程度大きいのだから、ママはやめんか。
 因みに中国語でも「マーマ」「パーパ」というらしい。やはり人間の発音器官には共通点があるらしい。イエス・ノーのノーだってそうだ。ノー、ノ、ノン、ナイン、ニエート、似ている。日本語は「いいえ」でイエスに近い発音なのが面白い。イエスの方は、イエス、ウイ、シ、ヤー、ダーなどと共通点がないように思われるのも面白い(イエスとヤーは似ているが)。

 駅に着いたら、ちょうど下りの電車が行ったばかりらしく、人が沢山改札口に降りてきた。その中に小さい女の子がお母さんに連れられて、というかお母さんの前を嬉しそうに歩いていた。なかなか可愛らしい子で、彼女は切符を嬉しそうに改札機に入れてニコニコ顔で改札口を抜けた。お母さんはすぐ後ろを歩いて通り抜けた。改札機はやっぱ身長で判断してるんだろうなあ。その子は、改札を出るや否や、外を見て嬉しそうに叫んだ。顔がぱあっと明るくなったようだった。

「パパ!」

女の子は雨の中を駆け出して、父親の元に走った。レインコート(というか、いわゆるカッパ)のフードを被った父親は、しゃがんで至福の顔でわが子を迎えた。きっと「こうやって走ってくるのはいつ頃までやろうなあ」とか思ってんだろうな。女の子はそのまま父親にだっこされて母親は傘をさしかけて、三人は駅の駐車場に向かった。ささやかな親子に幸あれ。

 実は、「パパ」と言ったか「おとうさん」と言ったか良く覚えていないが、なんか雰囲気で「パパ!」にした。まあ、まだ小さかったし。

 朝は本当に最悪だったが、帰りがけに和む風景を見て、ちょっと癒された一日であった。

 因みに帰りの太宰府行き乗り換え電車はホームに来ておらず、また寒い中ホームで待つハメになる。

 土曜は休ませろ~~~!!

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