香ばしい話
「香しい話」というエントリを書いていたら、その間に与党が教育基本法改正案を、数にあかせて単独採決していた。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061115it11.htm
教育基本法改正案、衆院特別委で可決
政府・与党が今国会の最重要法案と位置づける教育基本法改正案は15日の衆院教育基本法特別委員会で、自民、公明の与党などの賛成多数で可決された。
民主、共産、社民、国民新の野党4党は採決に反対し、特別委を欠席した。
与党は16日午後の衆院本会議で改正案を可決し、参院に送付する予定で、あくまで今国会での成立を図る方針だ。野党側は、激しく反発し、衆参両院での審議を全面的に拒否することを確認した。(以下略)
教育をどうたら言いながら、同じ口でこの強行採決ですか。子どもにとても素晴らしく良い見本を見せましたな(笑)。
ゆとり教育などで今までさんざっぱらガキ共を甘やかせといて、今更なんだというのだ。何故今なのだと考え、ここ最近やたら学校関連で今始まったことではないような問題が噴出しているが、その関連性なども考慮して、すごく嫌なものの胎動を感じてしまう。とりあえず野党の共闘に期待したい。
そういえば先週、総務省がNHKに拉致問題を放送することを命じたそうだ。よく間違われるがNHKは国営放送ではない。だからこそ、我々は高い受信料を払っているわけで、言わば我々がスポンサーなのだ。いっそ国営放送化してしまえばいい。我が家は今までずっと真面目に受信料を払って来たが、そろそろ拒否してもいい頃かもしれない。
拉致問題を扱うことに関しては、まったく問題はない。しかし、それは押し付けられ命令されてするものではないと、私は言いたいのだ。そういう風に放送命令するということは、必ず検閲(今までもあったようだが)され、お上の思惑通りのシロモノが出来上がるのは確実だろう。そこでは拉致被害者やその家族は今までにも増して、徹底的にとことん利用されるだろう。結果無事に帰ってくればそれも良しだろうが、要はキタの恐怖を植えつけるため煽れればいいのである。被害者の無事は二の次だろうことは推して知るべしだ。
イラク戦争が失策だったことは、今やアメリカ国民の間でも常識となっている。しかし、日本ではそのようなことにはまったく触れられておらず、むしろ自衛隊派遣を支持するという意見が70%を超えるという米国とは正反対の結果が出ている。それは、兵士の犠牲者が出なかったせいもあるだろうが、国民性の違いも大いにあるだろう。あの国に自省する精神があり、政府をしっかりと評価することが出来るのは素晴らしいことだと思うし、そういうところは見習うべきだろう。
政府のやりたがっている教育基本法改正が、共謀罪法案が、また、核武装や張子の虎であるMD(ミサイル防衛)等のハードコアな武装が、憲法九条の改正が、本当に必要か、何故必要か、本当にわが国のためなのか、米国の為ではないのか等、よく考えて、今の政府の目論見を喝破することが必要だと思う。
私は必要以上の武装には反対だが、あえて言うと、本気で武装するつもりなら、もっと軍事について学ぶべきであり、お高い最新装備だけ取り揃えていっぱしの武装をしたと思うような軍ヲタレベルでは国は守れないと思うがいかがだろうか。
政権が変わって、米国のご機嫌取りと弱いものいじめしか実行しなかった前政権と違い、安部壷内閣は何か香ばしいことを企んでいることは明確である。だが、彼らも彼らの身内も決して戦争に行くことはない。貧乏に苦しむこともない。生活に困窮して自己破産することも、自殺することもないだろう(自殺「させられる」ことはあるかもしれないが)。実際に戦うのは、あるいはしわ寄せで苦しむのは我々なのである。
宗教団体に依存し、政権にしがみついてる今の自民党には未来はない。彼らの目を覚まさせるためにも、現自民党に「NO!」を突きつけよう。
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コメント
そうだそうだ~~~!!!
エイエイオ~~~!!!(^^O
投稿: ココロ | 2006年11月17日 (金) 20:38
ココロさん
福岡は自公負けだけど、沖縄がイカンかったですね。
なんか胡散臭いというか、多分沖縄が総力戦だったんでしょうね。
福岡は市長選だしどうでもいいと。
何故か、広太郎の変わりにヤマタクが出ると脳内変換されてました(汗)。
そういえば両者とも私が最初に就職した会社の社長の同級生で、選挙のあるたびに会社にいなくなったのを覚えています。
まだ存続してるのかな。
まあ、そういうパイプがあるから、きっと細々とがんばってるだろうなあ。
投稿: 黒木 燐 | 2006年11月20日 (月) 08:48