日々雑感:パンクがパン食う季節編
すっかり秋である。
朝夕寒くなったので、革ジャン・ブーツ・偽皮のキャスケットと久々に正装(笑)して出勤。流石にバスの中で汗だくになる。バスが信号停車している間に革ジャンを脱ごうとしたら、半袖T-シャツの腕が汗だくでなかなか脱げない。バスが無情に動き出し焦ったが、からくも脱ぐことが出来た。
一昨日は911の記事を書いたが、そういえば1年前はあの腹の立つ衆院選だった。華麗にスルーしてしまった。あの男が首相になってからムカつくことばかりである。やはり香具師は悪魔に魂を売っているのかもしれん。
仕事前のウォーミングアップで(笑)いつものサイトをざっと巡回。最近通い始めたじゅんさんのところで、
>いまニュースで宮内庁だかの人間が、「おぎゃーと、おっしゃって、おられました」(以下略)
http://pueblo.seesaa.net/article/23659750.html
という記事を読んで会社なのに思わず吹き出しそうになった。なんとなく青池保子のマンガにありそうなネタである。しかし、新生児はやんごとなき身分であれ、俗界の身分であれ、おぎゃーと泣くものであろう。皇孫というブランドがついただけで、「おぎゃあ」という泣き声すら有難く感じるらしい。まったく人間とは面白いものである。
王の側近A「おお、元気な男のお子様じゃ。」
側近B「なんと、王にそっくりな面差しじゃ。」
側近C「めでたいのう、めでたいのう。」
側近A「おおお、アルフォンソ様がおぎゃぁとおっしゃっておられるぞ。」
ドン・ペドロ王「赤ん坊がおぎゃあと泣くのは当たり前だ、ばかもの!!」
青池保子「アルカサル-王城-」のワンシーンで想像してみました。丼ぺどろドン・ペドロの口調を忘れたので、少佐風だ。まあ、あまり変わらん口調だったような気がする。
ところで、ドン・ペドロの第4子はアルフォンソで良かったでしょうかね、眠り猫先輩?
しかし、ぶいっちゃんとこのコメ欄で、天皇ファンだと書いたら常連さんから額面通り受け取られたみたいでちょいとヘコむ。まあ、考えたらアタリマエであった。
それにしても涼しくなったものである。朝方などは寒いくらいだ。それでもまた台風が来ているので、コースによってはまた蒸し暑さがぶり返すかも知れない。この台風13号の名前は「サンサン」という。名づけ担当国は香港(あ、国名じゃねー)で、少女の名前らしい。萌え萌え台風である。しかし、コースによれば九州を直撃する可能性もある。とんだアバズレ台風にならねばよいが。
お昼のお茶を入れに下の測量部に行く。お茶汲みという役割自体が屈辱的なのに、他の部にまで出張って行かねばならないのはかなりの屈辱だ。以前会社のお茶に女子社員が薬物を混ぜた事件があったが、その気持ちはわからんでもない。もちろん私はそんなことをするほど愚かではないが、犯罪を犯す境界は案外薄っぺらいのではないかと思う。
私が降りていくと、「ああ、もうお昼か。」と言われた。いつも思うのだが、人の顔を時計代わりにしないで欲しい。
お昼は日清フォー牛肉と香草というカップ麺を食べてみる。冒険だったが意外と美味しい。ビーフジャーキーっぽい牛肉が良い。ただし、異常プリオンに関しては責任もてないが。香草の類が苦手でなければお勧めである。その他のメニューはローソンの海草とオクラのサラダとヨーグルトと野菜ジュース。割と健康的なメニューである。
午後からはまた眠気との戦いだった。2時ごろから3時ごろまでが特に眠い。これはいくら夜睡眠をとっていても同じである。スペイン人のようにシェスタが必要な体なのかも知れない。3時過ぎに復活。眠気でロスした分を取り戻すべくスピードをあげる。
夜は7時前に会社を出て、駅まで歩く。最近部長代理が無理しないで出来るだけ早く帰りなさいと言い出した。何かあるのだろうか。会社がわずか20時間の残業代すら払わないと言い出したのか?元より8時くらいの残業では請求してないのだが。それとも、もっとアカンことになりそうなのか???
最近太りすぎたので、帰りは出来るだけ歩きたい。だいぶ涼しくなり、早足で歩いても大汗かかないからとても楽である。途中ゆめタウンのATMで電車の回数券を買うために預金を下ろす。8月に寸志ボーナスが出たのにもうぶっちぎりでマイナスがついている。まあ、そもそも5万足らずでは焼け石に水ではあったのだが。
それでも、駅につく頃にはけっこう汗をかいていた。読みかけの本を読んでいるとすぐに電車が来たが、意外と人が乗っている。せっかく人の少ない後ろの車両に乗ったのに、席を探して一番前の車両の一番前の席まで来てしまった。ちらほら席は空いていたが、知らない人の横に座るのは出来るだけ避けたい。まあ、立っていてもいいのだが、本を読むなら座ってゆっくり読みたい。読んでいる本は唐沢俊一の「裏モノ日記」。そのせいでこの文章もちょいと唐沢風味である。もともと私が影響を受けている人ではあるが。
二日市駅について太宰府線に乗り換えようと止まっている太宰府行きに乗ろうとしたら、前方から黒のニーハイソックスを履いた女性が歩いてきた。最近メイドさん御用達のニーハイソックスの女性をよく見かけだした。しかし、「絶対領域」を見てもまったく萌えない。やはりメイドさんの格好をしてないと萌えないのかニーハイソックスを履けばいいというものではないらしい。
そんなこんなで、無事降車駅についてから、また8分間のウォーキングである。途中、道路を渡ろうとしたら、車が近づいてきた。それをやり過ごそうとしたら、私の後ろから来ていたチャリが飛び出して、車が横切る直前をすり抜けて行った。見ているこっちの心臓が止まるかと思うほど驚いた。多分車の運転手は心臓が口から出そうなほどドッキリとしたのではないか。こういう無謀運転をする自転車は、まず、無灯火である。
そんなことを思いながら歩いていると、通り道にある和風スナックが閉まっている。確か定休日は昨日だったハズと思ったら、貼り紙がしてあり、急用で休むと書いてあった。別に知り合いでもないし、おそらく一生行かないであろう店だったが、定休日でもないのに閉まっていると気になるものである。貼り紙といえばそういや以前こんなのがあったな。
そんなこんなで、無事今日という日が過ぎていったのであった。
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コメント
良く通る道筋に二年ほど前に、学生相手のシェスタと言う飯屋が開店しました、何と長閑な名と感心していたら、半年足らずで永眠となりました。TBありがとうございました。
投稿: じゅん | 2006年9月14日 (木) 21:33
え〜、セビリアの夜の帝王様ん家のお子様は、上から長女ベアトリス、次女コンスタンシア、三女イザベル、長男アルフォンソです。
ただし、ドンペドロ自身幼少の頃はアルフォンソと呼ばれており、先代の王様の名前にもアルフォンソがついているのがわかるシーンがあります。
ああいう人たちは名前が長いので、覚えるのがとても面倒ですな(^^;)
投稿: 眠り猫 | 2006年9月15日 (金) 02:15
じゅんさん
コメントありがとうございます。
半年足らずで永眠した飯屋って・・・(笑)
やっぱ、名前が悪かったのでしょうかねぇ。
投稿: 黒木 燐 | 2006年9月16日 (土) 07:50
眠り猫先輩
どうもありがとうございます。
本を引っ張り出して自分で調べれば良かったんですが、奥のほうになおしてまして、出すのが大変で。
やっぱアルフォンソで合ってましたか。
私の記憶もまだ大丈夫のようです。
そういや、長女・次女と生まれる時にそれぞれエピソードがあったのに、三女のイザベルはいつの間にか生まれてたような気がします。
あっちのやんごとなき人たちの名前は長い上に、キリスト教の影響下で、その上先祖にあやかったりするので、同じような名前が順繰りつけられて、ややこしいことこの上ないですね。
投稿: 黒木 燐 | 2006年9月16日 (土) 07:59
毎度つまらない指摘ですいません。
>奥のほうになおしてまして
の”なおして”は九州・中国・近畿などで『しまう、収める、片付ける』と言う意味で使われる方言ですよね。
あるブログで本州から来た人(多分関東以北)が九州人の先輩に「そこのタマネギ治しておいて」と言われ、意味が分からず全部のタマネギの皮を剥いて大目玉を食らった話が書いてありました。
意味が分からないからといって、全てのタマネギの皮を剥いたのも涙を誘いますが、その後理不尽に(意味が分からなかった側から見ると)怒られたというのも、何かものの哀れを感じます。
いえ、別になんていうことはないのですが、黒木さんの怒りの方言と違って、解らない人は解らないかなという老婆心で…え、およびでない。こりゃまた失礼しました~。
投稿: drac-ob | 2006年9月17日 (日) 15:53
drac-obさん、
そうです。「奥になおしてしまってわからない」の「なおす」は方言で「しまう」ことです。って、「しまう」もそれだけ抜き出すと変な言葉に思えるから不思議です。
いちおうわかってたんですが、先輩も福岡なんでま、いっかと思って書きました。どうも「しまう」より「なおす」ほうがピンとくるんですよね。
方言、面白いっすよね。
「箒ではわく。」は「箒で掃く」ことだし、「かってくる」は関東では「買ってくる」だけど、関西では「借ってくる(借りてくる)。」ことです。
タマネギの話ですが、「なおせ」がわからずに皮を剥くってのもよくわかりませんねえ。悩んだ挙句「正せ」と理解したんでしょうか。まあ、タマネギの山を前にして、ドライバーやらペンチを持って悩んでいるよりマシですか。(そんなこたぁない。)
剥いちゃったタマネギは、全部カレーにするとか?ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておけばしばらくもちますけどね。
投稿: 黒木 燐 | 2006年9月18日 (月) 08:41
あはははは(⌒▽⌒)何の抵抗もなく読みました。
いあ、「なおす」も「しまう」も「かたづける」もわかるんですが。
関西(てゆーか大阪?)の「しまつする」が「節約する」の意であることを知った時はびっくりしました。
しまつする→廃棄する(転じて殺す)だと思ってましたから。
ヨソから来たお嫁さんが姑に「それしまつしといてや」と言われ、もったいないな〜と思いつつ食べ残しを捨てて怒られたという話があるので、日本語同士といえども意思疎通には事欠くのだなぁと思った次第です。
なお、博多の川端通商店街に「Siesta シエスタ」というイタ飯屋があります。その名の通り、昼は寝ているようです。6時頃から夜中過ぎまで開いております。
セットものが値ごろでボリュームもあり、んまいです(^~^)
投稿: 眠り猫 | 2006年9月18日 (月) 14:18
眠り猫先輩
方言は難しいですねえ。
全然違う言葉ならまだしも、同じ言葉で意味が違うとややこしいことになりますね。
川端商店街ですか~。
最近なかなかそこまで行かないなあ。
以前はしょっちゅう外食してたんだけど、最近外で食べることも少なくなりました。
でも、良さそうなお店ですねえ。近所を通ることがあれば、寄ってみます。
投稿: 黒木 燐 | 2006年9月20日 (水) 12:48
開店当初から、店内はいつもシェスタでした(^_-)-☆
投稿: じゅん | 2006年9月21日 (木) 19:17
じゅんさん、
うっかりトラバを再送してしまい、ご迷惑をおかけしました。送った先が承認制の時に、気をつけないと再送してしまうようです。
しかし、開店当時からシェスタとは、気の毒というか、つぶれるハズですね。
投稿: 黒木 燐 | 2006年9月22日 (金) 12:50