5年目の911
あの、世界情勢を危機的状態に導いた911テロから5年経ちました。
NY在住の「Dear こげんた」のMimiさんが、当時を振り返った記事を書かれています。是非お読みください。
http://blog.kogenta.ciao.jp/?eid=574438
私の友人の友人もNYに住んでいて料理人をやっています。これはその人から直接聞いた話です。
彼は当時WTCのそばのビルの中の店で働いていたそうです。その日は数十人分のお弁当の注文があったので、早く店に出て作業をしていたそうです。そして、弁当箱を並べて盛り付けをしていたら、妙な音と振動を感じ、何だろうと思って外に出て見たら、空から大量の紙吹雪のようなモノが降って、あたり一面に舞っていたそうです。いったい何が起こっているのか、何が何やらまったくわからずに、一瞬ぼうっとしてしまったそうです。
その後、危ないから逃げろといわれて、こんな時だから注文した側も弁当どころじゃないだろうと判断し、弁当をほっぽり出して避難したそうです。
その後もしばらく店には近づけなくて、ようやっと許可がでて店に入ったら、厨房がどえらいことになっていたそうです。
今日は911テロから5周年ということで、テレビでも特集が組まれていました。改めて凄まじい事件だったんだと思いました。また、その時いた位置・判断・運の差で生死が決まるもんだな、と思いました。そして、決して最後まで諦めてはいけないと思いました。
あのテロが、世界中を「聖戦」に巻き込もうとして目論まれたものだったら、米国が挑発に乗り報復攻撃したことで、まさにその目的を果たしたことになります。世界は否応なく(まあ、「否」という選択肢はありましたが)巻き込まれました。日本も同様です。いつまで続くかわからない泥沼の「テロとの戦い」は果たして終わるのでしょうか。そして武力でテロを完全に淘汰出来るのでしょうか。
おそらく、出来ないでしょう。最悪アメリカ合州国は、テロリズムを世界中に拡散させた挙句に、やむなくやりっぱなしで手を引くことになるかもしれません。力で抑え込めば、その力が強ければ強いほど反発は大きくなります。「始めに911テロありき」ではありません。それに至る長い道のりがあったのです。
あのテロで亡くなられた方々、そしてその後のアフガンやイラクへの攻撃に巻き込まれて亡くなられた一般の方々の、ご冥福をお祈りいたします。
【追記】
いろいろ勇ましいことを仰ってますが、この人の軍事レベルはこの程度です。大丈夫か???
http://park8.wakwak.com/%7Espike/news/2006/09/12-1.html
戦うだけじゃテロは無くならない、それどころか増殖さえもしてしまうということに、いい加減気付いて欲しいものです。
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