日々雑感:下請けダメ出しと「ぷっちょ」禁止編
肥えた。
高校時の最盛期体重にほぼ戻ってしまった。せっかく20年ほど前に(そんなになるのか!)親不知の抜歯で大量出血アーンドそれによる食欲不振で、かなり体重が減って、それ以来痩せてはいないがまあまあ腹が出ている程度だったのに、今では長州小力もどきまでになってしまった(顔ではなく体型が。念のため)。
それもこれも「ぷっちょ」のせいである。もちろん、スポーツジムを辞めたりしたための運動不足が原因でもある。しかし、好きだからって毎日食べていては脂質・糖質共にオーバーである。一袋を買って2日で食べようと思いつつ、つい全部数時間で食べてしまう。中毒か。でも、ソフトキャンディ部分とグミ部分を口の中で分別する作業が好きなんだよな~。で、先にヨーグルトキャンディ部を飲み込んでからグミ部分だけゆっくり味わって食べるのだ。一粒で2度おいしいのである。それにしても、最近のぷっちょは昔に比べてグミキャンディの数が減ったと思うのは私だけだろうか。ひどい時にはまったく入ってなかったりする。責任者出て来い(笑)。
話は変わるが、多くの会社が下請け会社を使っているように、うちの会社も何件か下請けを依頼している会社がある。総員4人の設計部では全物件に対応できないからだ。その中のひとつだが、なんというか、だんだん腹が立ってきたものがあった。
うちは設計会社なので、最近の風潮に遅れず図面関係を描くときにCADを使っている。その会社の送ってくるCADのデータが実にいい加減なのである。
今は電子納品といって、環境に配慮し紙の使用を削減するために、成果品は最小限に抑え、データで納品するようにしている。だから、CADデータの場合もそれに合わせて線の色や太さ、レイヤーを指定している。
それが、先方(下請け)のCADソフトの違いなのか、他に理由があるのかわからないが、まったく色や太さが違う図面を送ってくるのだ。それで結局こっちが線の色を変え、太さを変え、レイヤを分けなおし・・・となることとなり二度手間なことこの上ない。それも役所からの変更や、下請け会社自体のミスなどで、何度も訂正が入る。その度に同じ作業をさせられ、だんだん切れそうになった。線の色や太さは拡張子変換時に変わってしまうのかも、と、善意に解釈できるが、実際A1サイズ(841mm×594mm)で描いてある図面なのに指定用紙がA0サイズ(1189mm×841mm)になっていたり、用紙の基準位置が座標0よりも数センチずれていたりするのは、どう考えてもそうなるのかわからない。まるで、何人かが描いているのに、設定をあわせていないとしか思えないのだ。業を煮やして、このように描いてくれ、無理ならせめてレイヤ分けと色だけでも統一してくれと見本を送ったが、まったく効果なし。部長代理に聞いたら、「よくわからないから出来ないって。」と渋い顔で言われた。総数47枚、うちで描いたものもあるが、それでも40枚近く「うがー!」となったが、原寸図面は全部黒インク、縮小版も平面図以外は黒インクで出力するからもうそのままでいいよといわれ、匙を投げた。
それでも、プロッタやプリンタで出す時に、こっちが苦労するので紙サイズと描画位置だけは訂正を余儀なくされ、平面図も計画線を黄色で描かれていてカラーだとほとんど何が書いてあるかわからないので、大雑把に色を訂正した。しかしデータも提出するので色もレイヤも線もむちゃくちゃのままなので、非常に不本意なものとなっていた。
とりあえず、納品は終わった。しかし、数度にわたって地道にちまちまと色・レイヤ・線種を訂正していた私の努力は空しく消えてしまった。何度修正しても、元の状態で戻ってくる数々の図面。私は、山の上まで大岩を押し上げさせられ、頂上まで届くと麓まで転げ落とされる、ギリシャ神話のシシュホスを思い出して、口の端から空しい笑いが漏れるのであった。
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