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2006年9月 9日 (土)

非戦の果てに・・・「ファサード」(12巻~14巻)

ファサード : 篠原烏童 (ウイングス・コミック/新書館発行)
  
 その果てに愛は在るのでしょうか

 これが「ファサード」(12巻~14巻)の副題であり、テーマである。実はこの記事のタイトルもこれにしようかとも思ったケド、こっ恥ずかしいのでやめにした。
 基本的には「(゚Д゚)ゴルァ!! な話」は政治とかその関連・あるいは日常の不条理な事象で、 「No More Heroes」は戦争やテロ関連(たまに絶望的な政治関連)について書くことにしている。普通ならこれはコミックの感想だから、カテゴリーは「アニメ・コミック」だけにするのだが、何故さらに「No More Herose」なのかというと、まあ、読んで下さい。

 ・・・長く なります。

Facade001  まず、ご存じない方のために、主役のファサードについて説明する。

 ファサードは、見かけは白人青年である。しかし、人間かどうかはわからない。本人もわかっていない。実は彼は自分がどこから来た何者かを知らない。気がついた時は、5人の「同居人」とともに、あらゆる多次元世界を旅していた。この「転移」はファサードの意思とは関係なしに行われる。
 今回の話にはこの同居人たちは直接関わっていないのだが、ファサードを知るためには必要だと思うので、まず、右にある本をスキャンした人物紹介を読んでほしい。

 それから、この記事にはネタバレを含みます。ご注意ください。

(かなり長くなってしまいました。面倒な方はストーリー部分は流し読みして下さい。)

**********

 ファサードが気がついたとき、彼は果てしない砂漠にいた。風の音だけがする空虚な砂漠。不安になったファサードは同居人たちに呼びかけるけれど、誰の反応もない。それどころか存在すら感じないのだ。絶対の孤独にゾッとするファサード。そして彼はそこで、ある美しい女性の幻を見る。そして彼は思い出す。その女性の物語を・・・。

 そこは遠い未来の小国だった。

 時空移動の衝撃で気を失っていたファサードが目覚めた時、最初に見たのが花と緑の中にいる彼女、フランチェスカだった。彼女の側には小さい一角獣フィニィがおり、ファサードを不審人物と断定、フランチェスカに注意を促す。そこへ二人の男が襲ってくる。「フランチェスカ=エルジン=サトーか?」彼らは問答無用で彼女を暗殺しようとする。咄嗟に彼女を庇おうとするファサード。が、二人はフィニィの不思議な力で身体の自由を奪われ、異変を察知して駆けつけた警護隊隊長のドレイドによって拘束される。ドレイドは「不審人物」ファサードも共に拘束しようとするが、フランチェスカに止められる。そして、ファサードはしばらくこの国に落着くことになった。

 ファサードが転移したその小国(ついぞ読者には名前が明かされなかったが)は、戦争を永遠に放棄した国だった。資源もすべて自給自足でまかない、電力は風力やソーラーなどのグリーン電力で得、主に移動は自転車か馬、農業は牛の力を借り、無駄なエネルギーは使わず、緑にあふれた美しい国だった。しかし、未来社会らしくテクノロジーの面でもはかなり進んでおり、代表府の建物は科学技術の粋を集めて作られていた。

 そんな平和な国だが、実は56年前に大きな戦争があり、一度国土が焦土に覆われていたのだ。戦争の無意味さを思い知った国民は、その戦争を戒めとして戦争を永久に放棄し、2度と戦争に加担せずにすむような、自給自足に徹した環境破壊の少ない循環型の社会を作り上げた。そして、この国の一番の特徴は「代表は必ず(子どものいない)若い女性に」という国法第一条があること。その理由は「未来にゆだねるのに必要なのは、今、現在の利ではなく、これから先の子どもたちの未来を思う心であり、それゆえの第一条である」ということだ。そして、フランチェスカはこの国の代表なのだった。
 しかし、依然周囲の国々はこの小国を警戒していた。未だ大量破壊兵器を隠し持っているはずだ、というのだ。フランチェスカは各国代表会議のたびに、凛としてそれ否定し続け友好を説くのだが、若い女性代表の言うことは小ばかにして聞いてくれない。フランチェスカたちの努力も空しく、周囲の国々の緊張は高まっていくばかりだった。特にフランチェスカの国を挟む、軍事大国アシェットと地下資源の豊富なカイサの二国が激しく対立していた。

 副代表はギャレットという青年で、彼には音楽家のカイルという兄がいる。彼らは双子で、お互いの痛みを共有してしまうという、あまりありがたくない特殊能力を持っている。それとドレイドとフランチェスカ(以下フラン)の4人は幼馴染だった。彼らはお互い考え方は違えど、常にフランのために行動しようとする。彼らはそれそれフランに好意をいだいているようだが、彼女はカイルが気になるようだ。私的にはドレイドが好みですが(って、誰も聞いとらんか)。
 相変わらず、フィニィに「不審人物」と呼ばれながら、ファサードはこの国に馴染んでいく。しかし、ある時レイラというフランたちの恩師を守ってファサードが毒ヘビに噛まれ、治療の為その血液を調べたフィニィの態度が変わる。混乱しながらも、彼が「不審」人物ではない何かを感じたようなのだ。

 そんな中、ますます国際間の緊張は増すばかりで、フランの国の中でも武装論者が目立ってくる。議会内も毎日のようにそのことで口論になっていた。しかし、フランの意思は変わらない。しかし、それに畳み掛けるように、カイルのコンサートの最中にフランが刺客から狙われ、ギャレットが撃たれてしまう。しかし、どうやらそれはギャレットが仕掛けたもののようで、そのためにフィニィは明確な危険信号を出しそびれてしまったのだ。国内に二度も刺客が入り込み、フィニィの護衛も不確実で副代表が撃たれてしまったことで、国民に不安が蔓延していく。声高に戦うべきだと言い出す人も出てきはじめ、ついに混乱を避けるために国民投票をすることになった。代表が各々のメッセージと質疑応答をテレビ中継で国民に伝え、指示意見を投票させるという形式だ。

 ギャレットが撃たれたことで、信念が揺らぎかけたフランは、自分の決断の重要さに迷いおののきながら、カイルを頼る。ギャレットと、カイルに好意を寄せていた音楽家のナツキは、翌朝一緒にいた二人を見てしまいショックを受けてしまう。 

 国民投票の演説が始まった。最初に武装派のギャレットがメッセージを伝えた。彼は、巧妙に危機感を煽り武装の必要性を説いていく。彼は言った。「私は美しい理想を捨てても命を守りたい。大事な人を守るために、この命を懸けて戦う。」と。若者達は意気高揚し、母親はわが子を抱きしめ、戦争は反対だけど、この子のことを考えると、武装反対とは言い切れないといい、代表府の武装派も、戦わずに殺されたことで世界史がそう変わるものではない、どうせ戦争はなくならないのだから、戦うべきだと主張する。
 フランは国民全員の命がかかっているのに、自分のポリシーだけで結果、国民の命を危険に晒すかもしれないのに、そんな権利はあるのかと迷っていたが、ファサードから、「あなたというひとりがあなた(の信念)をつらぬくことで、誰かの勇気になることを忘れないで」という言葉に背中を押されて、彼女は国民の前に立つ。

「私はこの国を守るために、私は――― 戦いを選びません。けっして。」

 彼女は武装で本当に国を守れるのかと皆に問うた。憎しみを増殖させるだけで、根本的な解決にはならないと。けっして戦争をしないという意思表示こそが、結果的に国を守ることになるのだと。

 その放送を見ながら、アシェットの首脳達が不穏な動きを見せはじめた。同じ頃、ファサードの血液検査をしていたドクターがそのありえない結果に混乱していた。

 放送では、レイラが自分の戦争体験~爆圧で目がつぶれ黒コゲになった瀕死の母と母の腕の中で既に黒い塊になってしまっていた小さい弟の話をし、この国でも他国でも、自分と同じ思いをさせたくないと訴える。反論するギャレットは武装=戦争ではない、純粋に防衛だけの武装だと主張する。カイルは守るという口実で簡単に引き金は引けるものだ、外してはいけないタガというものがあると思うといい、代表を支持を表明した。意見は正に真っ二つに分かれてしまった。

 放送中に転移しそうになったファサードは、なんとかこの世界に留まっていた。検査結果をドクターから聞いたドレイドはファサードに詰め寄るが、そのありえない現実に何を問うべきかすらわからなくなっていた。その時、部下からカイサによる攻撃レベルがCに上がったという連絡が入る。一触即発の状態ということらしい。直接アシェットを攻撃できないカイサはかつての仇敵であり、無武装のフランの国を攻撃して、アシェットを刺激しようという暴挙に出たのだ。表向きは。ドレイドはファサードの追求を後回しにした。一刻も早く国民をシェルターに誘導せねばならないからだ。
 そして、カイサ内部の反乱分子がとうとうミサイルの発射ボタンを押してしまった。それはアシェットの武器商人達の仕掛けた罠だった。戦争景気の予感に沸くアシェットの武器商人達。
 爆弾は研究所付近に着弾、ミリィという少女の捜索に加わり、彼女を見つけたドクターは、少女を庇い爆死してしまう。

 カイサの攻撃によりアシェット寄りのメスタ国が進行を始め、カイサはミサイルをさらに発射し、国の主要施設のほとんどが標的にされていた。アシェットに裏をかかれたギャレットは、最終手段に出るためアシェットに向かい、それを知ったフランはドレイドに後を追わせる。
 混乱する国民達を落着かせたのは、カイルの率いる楽団だった。ファサードも彼らと合流していたが、無情にも次元転移の時がきて異世界に飛ばされる。国民全員を避難させ、一人代表府に残ったフランは、国民全員が避難したのを見届け、自らもシェルターに行こうとフィニィを呼んだその時、フィニィがいきなりフランの代表権失効を告げる。こんな時に何故?と戸惑うフラン。フィニィはフランのおなかに頭をぴったりとつけて何かを伝えた。
 その時、ミサイルがバンカーミサイル(地下施設破壊目的のミサイル)だということが判明、シェルターをより深く潜らせないと危険なことがわかる。自分を待っていたのでは間に合わないと知ったフランは、代表府に残る決意をし、すぐにシェルターを沈めることを命令する。

 一人残ったフランは、フィニィに頼んで全世界のあらゆるメディアをジャックさせた。全世界に向かってフランは言った。今、自分に向かってミサイルが飛んできていることを。軍備を持たないわが国は迎撃は出来ず、地下シェルターに潜るしかないということ、そして、自分が間に合わなかったということ・・・、そして残された数分の時間で出来ることをしたいということを。

「攻撃する側の映像はよく流れるけど、される側の映像はあまり流れませんよね。・・・ただ、ジャックはしましたが、これを見続けるのはあなた次第です・・・。」

彼女は続けた。ミサイルが落ちるということはどういうことなのか、本当にここに落ちるのか、外れることはないのか。そしてここにいる私は、そして私に芽生えたばかりのこの命は・・・

「私はちょっと運がなかったけど・・・、」

「私はこんな時にシェルターに逃げ込むだけのわが国を、誇りに思います。」

彼女にはもう迷いはなかった。そして、彼女はこのことについての報復は、どの国であれ一切しないでほしいと訴えた。憎しみの連鎖を避けるために。

全世界が彼女の放送に釘付けになっていた。彼女は世界に向けて問い続けた。

これは、誰が誰のために始めたことなのか、誰を悪者と呼ぶのか、何故誰かを的と仮想したがるのか、何故戦いたいのか、誰がこれらを終わらせることが出来るのか・・・それは・・・

《フランチェスカ!》
フィニィが鋭く叫んだ。ハッとしてフィニィを抱きしめるフランチェスカ。

「フィニィ!!」
《着―――》

瞬間画面が真っ白になりノイズが走り、その後画面は「砂嵐」に覆われた。そして沈黙――― 

世界中が一瞬沈黙した。映像とはいえ、現実に今目の前で人が爆死したのだ。武器も持たず、何の抵抗もせず、淡々と語りかけていた女性が。

 ギャレットは、アシュランの黒幕と対峙していた。彼の「打つ手」とは、黒幕との会話を世界中に流すことだった。しかし、すべてが遅かったことを知ったギャレットは、黒幕を暗殺しようとする。
 その頃双子の兄であるカイルは、シェルターを出てフランを探しにナツキと代表府に向かっていた。しかし代表府は無く、そこは無残なクレーターになっていた。呆然とする二人をミサイルと共にばら撒かれた生体感知型の爆弾が狙う。
 ドレイドは一足遅れてギャレットに追いつき、ギャレットが黒幕を撃とうとしているのを目撃した。「やめろ!フランはそんなこと望んではいない!」ドレイドが止めようとした瞬間ギャレットの動きが止まった。次いで血まみれで倒れるギャレット。ドレイドはカイルの死を悟った。
 朦朧とした意識の中でギャレットはファサードに会った。ファサードは言った。~私はこの世界のいろいろなパターンを見て来ました・・・。全員なんとか生き残った世界、フランだけが生き延びた世界、ギャレットが代表となって戦ったが結局アシュランの属国となった世界、あるいは逆に侵略する側になった世界等々。しかし、戦いによって平和が訪れたパターンは無かったと。唯一、この世界のみ、一時的かも知れないが戦いが終わったと。フランが戦争屋の思惑を阻止し、そして憎しみの連鎖を止めたのだと告げた。

 飛ばされ続けてたどり着いた砂漠で再会した幻のフランチェスカ。彼女は言う。~間違っていなかったと、そう信じている。けれど同時に過ちでもあったのです・・・。
 思わず彼女の名を呼ぶファサード。彼はフランに言った。すべてが上手くいったとはいえない。でも、あなたの潔さが誰かの心に光となって差し込んでいつかはその光が大きく扉を開くことに―――。気がつくとフランの姿は消え、そこにはフィニィが立っていた。

《フィニィはすべてを記録する。すべての悲しみも、そしてすべての キラ キラ も。》

 フィニィは、フランが子どもを授かり喜ぶ姿を映した。幸せそうな、幸せそうなフラン・・・。フィニィはそれをファサードに見せるためだけに、彼を待っていたのだ。そして役目を終えたフィニィは砂のように崩れ、ファサードの手の中にはその端末であるブラックボックスが残った。フィニィの本体は巨大な集積回路だったのだ。しかし、それも果てしない時間の果てに砂のように風化しようとしていた。

 ファサードは生まれることが出来なかったフランの子どもだった。それが何故、数体の同居人と共に時空を旅しているのかがわかるのは、まだ先のようである。

 果てしない旅に疲れて眠るファサードの夢の中で、フランの声が聞こえる。

         安心して、私がいるから・・・ いつでもそばに・・・。

*********

 うわ~、長かった。もっと端的にまとめようとすれば出来たんだけど、なんとなく全部書いちゃった。

 この世界は、今のリアル世界と似ている。作者は、この話を思いついた時はそうでもなかった世界が、実際に作品を発表する時に微妙にシンクロしてしまい驚いたと後書きに書いている。

 この話に出てくる非戦の小国は、何となく日本に似た過去を持っている。また、第2湾岸戦争前のイラクにも状況が似ている。しかし、リアルな今の科学力で、この国のような完全自給自足で、エネルギーを風力やソーラーのみで補うような生活は、難しい。この世界は、相当環境面に関するテクノロジーが進んでいるのだろう。 

 この国は、非戦を貫こうとしたけど、結果、大国の、いや、軍需産業の野望のためのスケープゴートにされてしまった。このマンガでは、ヒロインの捨て身の訴えによりつかの間かもしれないが、憎しみの連鎖を止めることが出来た。しかし、これはフィクションである。現実はそう甘いものではない。まったく攻撃され損ということもある。

 非戦を貫くということはこういう可能性も受け入れなければならないのだ。平和主義者の軍事評論家、神浦さんでさえ、北鮮が完全核武装した場合日本は非核三原則を捨てるだろうと予想している。核に対抗できるのは核しかないからだ。現実の話、イランや北鮮が核武装にこだわるのはイラクが核を持たなかったから攻撃されたと考えているからだ。
 しかし、どこかで負の連鎖を断ち切らねばならないのも事実だ。だからフランは自分の判断を「正しかったが同時に間違いでもあった」と言ったのだ。非戦を貫いたことは正しいが、その結果国民や国土に重大な負担を負わせてしまった。使われたのがかなり強力なミサイルとはいえ、熱核兵器でなかったのがせめてもの幸いである。
 このマンガは、私に改めて非戦と憲法九条について考えさせられるものであった。

 非戦と戦争放棄を謳った憲法九条を貫くことは、がちがちに武装して牽制するよりも数倍も勇気のいることだ。
 戦争というものが概して直接それで命を失わないものたちによって画策され、それに民衆が迎合した時に始まる。911以後のアメリカ合州国を例に挙げるとわかりやすいが、いくら首脳連中が戦争を仕掛けたくても、民意を得られねば始まらない。なぜなら実際に戦いに参加するのは民衆の側だからである。アルカイダからテロを受けた報復に「テロとの戦い」という大義名分利用し国民の最大限の支持を得、アフガニスタンを攻撃した。その後、幻の大量破壊兵器所持を理由にイラクをも攻撃し、結果がこの泥沼である。中東の混乱から第三次世界大戦勃発の恐れまで出てきた始末だ。わずかな煙草の火から山全体焼き尽くす大火事にだってなる。これは軍事大国の奢りが招いた危機に他ならない。
 「テロとの戦い」ではテロは減るどころか増殖するばかりなのだ。ことの本質を間違えてもぐらたたきをいくら繰り返しても、テキヤが儲かるだけでモグラは増殖するばかりだ。米国にこそこの憲法九条は必要であった。世界の警察気取り、いや、ヒーロー気取りで安易に外国に派兵して無駄な恨みを買うこともなかったのだ。結果911のテロは起こることもなかっただろう。
 私はここでテロを肯定しているのではない。理由はどうあれ、人を動物を理由なく殺傷し思い出を踏みにじるテロリズムは戦争と同じく唾棄すべき行為である。そして原因は結果を生み、その結果がまた原因となる悪循環のループに日本は巻き込まれてしまったのは、紛れもない事実なのだ。

 言うまでもなく、私は護憲派である。
 確かに日本には自衛隊があり、これを軍隊と考えていないのは日本くらいかもしれない。だが、今日本を取り巻く状況では全く丸腰というわけにはいかない。家を守るにはある程度のセキュリティはやむを得ないのだ。しかし、それが度を過ぎたものであれば、図体がでかすぎて米国と同様な事態をもまねくだろう。

 敗戦により、戦勝国の戦略により押し付けられたとはいえ、憲法九条は奇跡の憲法である。動物としての人間の暴走を抑えた極限の憲法なのだ。話し合いや駆け引きで相手を説得するのは難しい。力でねじ伏せたほうが手っ取り早いに決まっている。だが、それによる遺恨はともすれば永劫に続くだろう。

 これは、平和惚けの世界に守られて住んでいる私の甘い考えかもしれない。そして、その平和がどこかの国の流血の上に成り立っている平和であるかもしれない。しかし、だからこそじっくりと話し合うことで戦いを避ける努力をするべきなのだ。今の危機的状況を回避するのは武装ではない。危機レベルを下げ各国の武器削減を促すために、日本が憲法九条を引っさげてその先頭に立てるような国になってほしいと思う。

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コメント

何だか、悲しみとやるせなさで息苦しい感じです。。。

私も作中の主婦のように、子供や大切な人達の為なら戦います。でも、戦争は反対だし絶対に嫌です。目の前に敵が迫ってきて、殺意を突きつけられて初めて戦うかな・・・。

その人が憎いわけでも無いのに殺せないし、やっぱり心のどこかでその人の正義のようなものを信じてるというか。甘っちょろいコメントですね(汗)。

朝からこういうテーマで頭が働きません(泣)。
感情論しか浮かばない。目の前で大切な人を殺されたら・・・悪魔になってしまうでしょうね。
”うしおととら”の槍になってしまった人の気持ちがよく分かります。


話、変えよ(笑)。
画は好みですね~。私はカイルが好き~~♪♪
ドレイドもイイけど、本命にはなりませんね(笑)。ファサードは激しく惹かれるんですが髪型がカイルのようにストレートなら(パーマがあまり好きじゃない)完璧デス(^-^)
↑話変わりすぎ(笑)。

投稿: wing | 2006年9月11日 (月) 09:16

wingさん

この長いエントリーをちゃんと読んでいただき、ありがとうございます。

ああいうふうに書きましたが、私も、実際にそういう状態になったら、フランのように非戦を貫けるかわかりません。


>ファサードは激しく惹かれるんですが髪型がカイルのようにストレートなら(パーマがあまり好きじゃない)完璧デス(^-^)

カイルはファサードのとーちゃんらしいので、カイルで手を打ってもいいと思います(おいおい)
私はこの人のキャラはドレイドタイプのごっつい気味が好きです。まあ、ファサードのキャラ全部では、狼面が一番すきかなあ。

この「ファサード」という作品は、1巻から重いテーマでその結末に涙します。しかし、世界がバラエティに富んでおり、舞台が中国だったりアステカだったり地球外の星だったりとなかなか面白いマンガでもあります。
今、文庫本も何巻か出てますので、興味があったら読んでみてください。
あと、この人の作品で「1/2×1/4(ハーフアンドクォート)」シリーズがあって、動物が沢山出てきて可愛くてオススメです。ハーフは前世が犬だったという黒猫ちゃんです。

投稿: 黒木 燐 | 2006年9月12日 (火) 01:39

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