ツクツクボウシの季節
お盆が過ぎ、台風も通過した後、計ったようにツクツクボウシが鳴き出した。
子どもの頃はこれが鳴き始めると、夏休みもあと少しという感じで寂しさを実感したものだ。それも、ろくすっぽ宿題も終えていなくて、内心やや焦り気味になっていたちびまるこやカツオタイプの子どもだった。それも、お盆が終わると「あと2週間だから冬休みくらいはあるな。」、一週間を切っても「ゴールデンウイークくらいはある」あと3日になると「三連休」それからとうとう「日曜日」になって2学期が始まる。大急ぎで「夏休みの友」は仕上げたが、天気がわからない。焦る。結果人のと答え合わせをすることになる。工作や絵はけっこう母に手伝ってもらったように思う。絵日記はためると思ったよりダメージが大きい。夏休みとはいえそんなに毎日印象に残ることなどしていないもんね。実質的にはそうでも、「昨日とあまり変わらなかった」と書くのは流石にプライドが許さない。だったらちゃんと書けよと、当時の自分に大いにツッコミを入れたいところだ。
そういう性格なので、ついぞ日記をつける習慣がつかなかった。そんな私がよくこのブログは続くもんだと思う(きっとPCだと字を書くのが楽なせいもあるだろうな)。
今は夏休みの終わりには新聞に天気の表がつくらしいけど。便利だとは思うが、そこまでガキを甘えさせていいのかなとも思う。って、工作を手伝ってもらったヤツに言えることではないけれども。
そして、完全に終わらない宿題を抱えて、9月1日は台風でも直撃してくれないかしらと罰当たりなことも半ば本気で考える。
子どもの頃には子どもなりの悩みがあったものだが、今考えるとなんとかわいらしい悩みであったことか。
ところでツクツクボウシの鳴き声はどう聞こえるだろうか。私は子どもの時からからこう聞きなしていた。
「ツクツクボーシツクツクボーシツクツクボーシ・・・ツクいい帽子ツクいい帽子ツクいい帽子ツクいい帽子・・・ジーーーー(飛び立った音)」
う~~~ん、しかし、ツクツク帽子ってどんな帽子だろう。って、まあこの場合はおそらくその帽子じゃなくて「法師」が正解だと思う。ではツクツク法師とは何ぞや。なんか妖怪のようなものを想像してしまうが。
ところで、今日中に怖い話をUPしようと思ったら、夜に友人からのお誘いが来て「ついつい」ちょいとカラオケ屋に行てしまったので、UPは明日くらいになります。
| 固定リンク
「徒然くさ」カテゴリの記事
- ディヴ・グリーンフィールドが旅立って三年経ち、今の心境などを徒然に……。(2023.05.03)
- トイレに閉じ込められた話(改訂版)(2023.04.01)
- 白いバッグ(2017.07.13)
- あわや! 大事故に巻き込まれそうになった話(2015.08.14)
コメント