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2006年5月17日 (水)

我が家の庭事情

 とある土曜日、ウチの猫たちが見たいと言うことで、美羽が家に来ることになった。駅で待ち合わせをして家まで案内をし、さて家に入ろうとしたら、鍵を家の中に忘れていた。妹は会社だし、母は玉遊びにいそいそと出かけており家の中には猫しかいない。それで、庭のベランダに座って母の帰りを待つことにした。愛犬コロナが喜んでまとわりついてくる。

燐:ごめんね~。だいたいバッグに入れてるのに、昨日出したこと忘れてたよ。猫が開けてくれたらいいんだけどなあ。

美:それが出来たら「動物奇想天外」や「ぽちたま」に出れますわよ。

燐:そうだよな~。それよりボロイ家だけど驚いた?

美:(話題を少しずらして)それにしても、庭が広いわねぇ。天気も良いし、こうやってまったりと庭でくつろぐのもたまにはいいわね。

燐:そういってもらえるとうれしいよ。

美:マンションとの境の塀に沿って幅広く延び放題なあの木は何?

燐:サカキだと思うんだけど、毎年春になるとすごい毛虫がつくんだよね。正面にあるのはサザンカなんだけど、一回チャドクガの幼虫が大量発生して、焦って殺虫剤を撒いたことがあるよ。ツバキ科の木は毛虫がつきやすいんだ。それから玄関の近くに植わってるハーブのルーくんことヘンルーダには、しょっちゅうアゲハの幼虫がついてるよ。だいたいカラタチやミカン系の植物につくんだけどな。ルー君みたいな臭いハーブも食草とは思わなかった。でもな~、近くにミカンの木もカラタチもあるのに。多分ウチがあまり薬を撒かないからかも。犬がいるし。

美:そうね。農薬はあまり撒かないほうがいいわ。たまに足の多いカエルとか見ますもの。

燐:うはwww。跳ねるのに大変そうだ。確かに両生類にはキツイだろうなあ。昨今の酸性雨もこたえるだろうな・・・。

美:「原子力の叡智の光で、2倍肉の取れる牛」ってネタを思い出しますわね。

燐:「原子力犬むつ」とか「謎の国から来た挑戦」とか・・・。って、「ラジヲマン」※ネタは、危ないからやめよう。

美:燐ちゃんとこだって、けっこうきわどいじゃないの。この前だって、じゅ・・・

燐:(焦って遮る様に)こっちはレヴェル2、アッチはレヴェル4のホットゾーンなの!あさりよしとお作品の中でも特にキワモノで、未だにコミックス化出来ないんだ。というより不可能・・・。

美:まあ、あの黄色い可愛い花はなぁに?

燐:切り替え早いな。あれはアレチマツヨイグサ。北米原産の外来種だよ。今じゃあちこちで生えてる。

美:あそこにたくさん生えてる背の高い野菊みたいなのは?

燐:オオアレチノギク。もうぽやぽやの種になってるけど、南米原産の外来種だよ。花は筒状で開かないんだよ。これも空き地に掃いて捨てるほど生えてる。

美:なんか荒れ地がつくのばっかりねえ。

燐:外来種でどんどん野良生えしている雑草は元々生命力が強いから、荒れ地でもどんどん増えることが出来るよね。だからアレチウリとかアレチハナガサとか、アレチがつく草が多いんだよ。油断すると庭だって占領されてしまうぞ。

美:外来種で問題になってるセイタカアワダチソウは、最近何となく定着して秋の風物みたいになってるわね。

燐:あれも北米産だね。アレロオパシーとかいって、他の植物が生えないようにする物質を出すから、大群落を作るんだ。秋の花粉アレルギーのモトでもあるね。ウチでも以前は時々生えてたな。

美:草もアメリカものに蹂躙されてるのね。

燐:そうでもないよ。逆に日本からアメリカに渡ってカナリ迷惑をかけている植物があるんだ。例えばクズがそうだよ。

美:くず?ワンナイの企画で人気の出たパロディデュオ?

燐:ベタなボケはおいといて、マメ科の植物で生命力が強いので、緑化のために意図的に持ち帰って植えたらしいよ。マメ科だけあって藤に似た綺麗な花が咲くんだけど、これがまた野性では葉に隠れて目立たない。
美:クズってあのくず餅のモトになる粉がとれるのよね。

燐:地下茎を叩き潰してでんぷんをとったものがくず粉だよ。地下茎は葛根っていって有名な風邪薬のモトにもなるんだ。ま、これも大昔に日本に渡ってきたのかもね。大昔の移入種としては、田圃でよく見る雑草の多くは稲や麦が入って来たころに一緒に渡ってきたものらしい。

美:へえ、日本の草とばかり思ってたわ。

燐:田圃によく見るとはいっても、すでに雑草の定番だけど。ウチの庭にもけっこう生えてるね。スズメノテッポウとかペンペングサことナズナとか小鳥の餌にするハコベとか・・・。ま、日本に入ってきたのが稲等といっしょなら弥生時代くらいだろうから、もう日本在来種でしょ。

美:クローバーもけっこう生えてるわね。

燐:これは背が高くならないし、生命力が強くて蔓延るから、よく法面緑化とかで使われてるよ。元々は江戸時代に輸入品の詰め物として使われていたのが、落種から発芽して増えたらしい。和名のシロツメクサのツメクサは詰める草→詰草になったらしいよ。

美:白い爪のような花びらの草って意味かと思ってた。そういう由来があったんだ~。あ、これも知ってるわよ。黄色い花にハート形の葉っぱみっつ。カタバミでしょ。うっかり実をさわると種がはじけてびっくりする・・・。

Ottachikatabami 燐:これはオッタチカタバミっていうんだよ。

美:

燐:あれ?どしたの。イキナリ視界から消えたと思ったら、何コケてんの?コロナにおしり舐められてるよ。

美:ちょwwwwwwおまwwwww・・・。オ・・・オッタチ・・・オッタチって、誰よ、そんなセンスのないオヤジな命名をしたのは!

燐:最初が2ちゃんねらになっとるぞ。私に怒るな。普通のカタバミは地面をはうように広がるけど、これはどんどん立ち上がって、すなわちおっ立って背が高くなる。だから、多少側に高い植物があっても競合出来るんだ。歩道の植樹帯で、低木のマメツゲの高さより伸びているのを見たことがあるよ。これも北米産だ。カタバミの園芸種は学名からオキザリスと言う名で売られてるね。
 だけど、すごい名前と言ったらイヌノフグリオオイヌノフグリに勝るものはないね。オオイヌ(ノ)フグリはヨーロッパ産の外来種だ。タンポポのように在来種が外来種に蹂躙されてるものの一つだよ。

美:まったくもう、誰があんな可憐な花にそんな名を付けたんだか。

燐:オオイヌフグリの英名はバーズ・アイでカッコイイのにね。まあ、イヌフグリのあの実を見たら、ムラムラとそーゆー名前を付けたくなったのはわかる気がする。

美:コロナちゃんはメスだから確認出来ないわね。

燐:雄だったら確認するんかい(笑)。でも、疑問に思うことがあるんだ。オオイヌフグリの意味は「大きい犬」のフグリか、「フグリが大きい」犬か。

美:そりゃあ、「イヌフグリ」大型種って意味でしょ。

燐:またミもフタもないことを・・・。

美:なんとなく前回の話題の続きみたいになったわね。

 このあと、近所の喫茶店で母が帰るまで時間を潰しました。


●ラジヲマン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%B2%E3%83%9E%E3%83%B3
 こりゃ危なくてコミックス化は絶対無理な気がします、やっぱ。

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