« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

2006年2月28日 (火)

祖母の付き添いをした話

sakura002S■祖母のこと■
 数年前に腰を骨折して大手術をした祖母は、そのためか、もともと認知症気味だったのが悪化し、とうとうそのテの病院に入院させられてしまった。定年でマンション管理人を辞め、内妻と実家に帰った父だが、祖母(つまり父の実母)との同居は一年も続かなかった。
 母は、自分の母親の面倒はちゃんと看るべきだと怒っていた。確かにその通りなのだが、父のやり方が悪いからといって、こっちもとても引き取る余裕などないのであまり大きなことは言えない。祖母には不愉快な思いも良くさせられたしトラウマも植え付けられたが、反面ものすごく世話にもなっている。根は悪い人ではないのだ。良心の呵責を感じながらも、出来るだけ毎月祖母の見舞いに行くようにするだけが精一杯の孝行だった。
 しかし、いったんそういうところに入院すると、如何に介護が行き届いていようとも、坂を転がるように惚けが進行していく。最初は施設の手伝いが出来るくらいだったのに、最近は孫の顔どころか息子の顔すらわからなくなってしまった。それで、福岡から山口まではるばる見舞いに行っても十数分、ねむっている時は顔を見てすぐに帰るということが多くなっていった。時々夜中に自力で歩こうとして、転倒することも良くあり、頭にこぶや顔に青あざが出来ているという、痛々しい状態の時もままあった。
 そんな状態だが、先月見舞いに行ったときは機嫌も良く、仏様のような穏やかな顔をしていた。孫や元嫁ということは今一理解してないようだが、ある程度会話も出来、持って行ったお菓子もおいしそうに食べた。写真も撮らせてくれた。いつもこうだといいねと話しながら病院を後にした。

■祖母、肺炎に罹る■
 ところが、先週のこと、残業で少し遅くなり、駅から家に電話すると母が「おばあちゃんのことで話があるから、早く帰っておいで。」と不吉なことを言う。てっきり亡くなったのかとあせったがそうでもないらしい。帰って話を聞いてみると、どうやら急病で別の病院に入院したらしい。食事時にご飯を喉に詰まらせ、気がついた看護士さんがすぐさま吐かせたが、ぐったりしてしまいすぐに救急車で大きい病院に搬送されたという。
 しかし、祖母は半分意識のない状態で大暴れをして検査させようとしない。ようやく検査をして結果がわかった。MRSAによる肺炎を発症していた。MRSA・・・、免疫機能の低下している人間が罹る日和見感染症だが、名前の通りメチシリンという抗生剤に耐性を持つ厄介な病原体で、よく院内感染で問題になるシロモノだった。今のところ大丈夫だが、歳も90を越しているので万一の時は覚悟していてくれということだった。
 そして祖母は完全看護となった。しかし、若い頃子どもを育てるために重労働をして来た身体は頑丈だった。最初の頃は点滴をするにも大暴れして大変だったらしい。病院の人たちにとっていちばん厄介なタイプの患者だろう。それで、朝晩と誰か身内が付いていることとなった。父と叔母(叔父の奥さん。叔父も少し身体が悪いので、彼女が代理になった)が交代で付き添いをした。私も年度末でなければ平日でも行けたのだが、命に別状がない状態では休みづらい。しかし、年寄りにはキツイだろう。気にはなっていたが・・・。

 そう思っていたら母から、父が土曜の晩に私か妹に付き添いをして欲しいと電話をしてきたこと聞いた。実のところ夜の病院はちょっと怖かったので、実際に頼まれると少し躊躇したが行くことにした。妹は喘息の薬で胃を壊しているし、母はいらんことMRSAをもらってきたらイカンので、一人で行くことにした。
 今まで、ウチの家族は割と丈夫で、私がものごごろ付いてからは、こういう事態は始めてだったので何をしていいかわからない。父に言わせるとただ付いているだけで良く、何かあったら隣がナースステーションだから、すぐに呼びにいけばいいからと、簡単そうに言う。そりゃ、そう言わないと来手がないと思ったのかもしれないが。

 当日、たまたま用があって山口からこっちに来ていた弟が、帰りがてら病院まで送ってくれた。病室を訪ねると、父が待っていた。

■病院■
「さっきまで下で待っとったんや。」 父が言った。こっちは夕方6時までに来て欲しいといわれて、何とか6時に間に合ったのだが。年よりは気が短い。
「で、何したらええん?」私は訊いた。
「とにかく付いとったらいいんじゃ。なんかあったら隣がナースステーションやから、呼んだらすぐに看護婦さんが来てくれるから。」
「とりあえず、私のご飯はどこで調達したらいいと?お昼が遅かったけんまた欲しくないけど。」
聞くと近くには特に食事処はないらしい。病院の食堂も6時には閉まってしまい、あとは売店しかないらしい。それで売店に連れて行ってもらい、カロリーメイトチョコレート味とカゴメの野菜ジュースを買った。あと、暇つぶしに猫特集のマンガ雑誌を一冊購入。

 売店から帰ると、看護婦さんが祖母の食事を持ってきてくれていた。すでに中枢神経で視床下部しか働いていない状態の祖母は、さっさとバナナに手を出していた。「あ~、まだですよ、アルミホイルのけんと(はがさないと)食べれんけぇね。」看護婦さんがあせってバナナのホイルを剥がして与えると、祖母はがつがつと食べ始めた。
(あちゃ~~~、大変だわ、こりゃ。)私は心の中で思った。まったく見ず知らずの痴呆老人ならば「あ~あ」で済むが、かつての祖母を知る身内にとってこの姿は情けなくて悲しくなる。
「では、あとはよろしくお願いしますね。何かあったら呼んでください。」と、看護婦さんは部屋を出て行った。
「どうも~。」私が看護婦さんに会釈をしていたら父の「これはダメじゃ、梅の種やろ。」というあせった声がして振り向いた。祖母がわざわざ看護婦さんが外してくれた梅の種を食べようとしていた。「また喉に詰まらせたら大変やろ。」父は言いながら今度は私に「こういうことに気をつけてくれよ。」と言った。私はなんとなくムッとしたが、口には出さなかった。
「明日は9時過ぎくらいに点滴をすると思うから、それが終わったら帰っていいから。じゃ、あとは頼むよ。」と、父はそのまま帰っていった。

■付き添い開始■
 祖母と二人で残された私は少し途方にくれたが、とりあえず食事の様子を見ることにした。メニューは食べやすく切ったハンバーグと汁物、小鉢に減塩漬物とおかゆだった。デザートはバナナだったが先に食べてしまった。思ったよりこぼさずに食べている。あまりにペースが速いので、また喉に詰まらせるのではないかと心配した。倒れてからしばらく絶食で今日から食事が採れるようになったらしいので、実際おなかは減っていたんだろう。しかし、食器にわずか残っているご飯やおかずをキレイに指でとって食べ、空いた食器を何度も確認しているその姿はすももちゃん状態で、ダーウインの進化論は正しいと妙に納得した。
 良く見ると茶碗におかゆが残っていた。「おばあちゃん、ここ残っと~よ。」私が教えるとやっと気がついたらしい。すると、茶碗にお茶を入れてすすり始めた。これは元気な時からの習慣だった。私もだいたい最後にはこれで締める。こうするとご飯粒を残さずキレイに食べれるからだ。しかし習慣とは恐ろしいものである。
 そうして夕食はすべて食べつくしたが、何度も食器の中身を確認するので、早々に片付ける。看護婦さんが気がついて様子を見にきた。「おばあちゃん、全部食べたんね。おいしかった~?」といいながら蒸しタオルで顔や手を拭いてくれて、食事用の前掛けもキレイにしてくれた。因みに実際は看護婦さんは祖母の名前をちゃんとさん付けで呼んでいたのだが、ここでは便宜上「おばあちゃん」と呼んでもらうことにする。
「食べた直後だから、ベッドの背は立てたままにしておきます。何かあったら呼んでください。」
看護婦さんは事務的にそういうと去っていった。ところが、その直後から祖母はもぞもぞ始めた。
「ばあちゃん、ここおってもええの?」と聞く。「うん、おっていいと。」私は答えた。ふと見ると、祖母は起き上がろうとしていた。
「ばあちゃん、動いたらいかん。またこけたら危ないやろ。」慌てて駆け寄ると、祖母がなにやらビニール袋を両手で握り締めている。いつから隠し持っていたのかわからないが、口に入れるとマズイので、取ろうとした。しかし頑として離さない。仕方がないので看護婦さんを呼びに行った。すぐに来てくれて、ベッドの背を倒してくれた。そして、上手くごまかしてビニール袋を取り上げてくれた。

 とりあえず落着いたようなので、私も付き添い用のソファに腰掛けて買ったマンガを読み始めた。すると、
「ばあちゃんハラ減った。」という素っ頓狂な声がした。(あちゃ~~~、始まったか。)私はげんなりした。
 さっき食べたばっかりやろ。まああの量では食べた気はしないだろうが、仮にも昨日まで絶食だった身である。急に沢山は食べられない。
「さっき食べたやんね。」私は言ったが祖母は食べてないの一点張り。そしてまた起き上がろうともぞもぞはじめた。とはいえ、もう自力で起き上がる体力はないのだが。それでも万一ということもある。寝かせようとしたら、また機嫌が悪くなり、「バカ!」といいながら叩きはじめた。仕方がないからまた看護婦さんを呼びに行った。
「おばあちゃん、どうしたん?」看護婦さんはすぐに来た。「ちゃんと寝とかんといけんやろ。あ~、ついでにオムツ替えとこうね。」
どうもオムツが汚れて気持ちが悪かったらしい。オムツを替えてもらうと大人しくなった。それで、私はまたソファにすわり続きを読み始めた。ところがしばらくするとまた素っ頓狂な声が聞こえた。
「ばあちゃんハラ減った。ぺこぺこじゃ。」

■必殺!ハラ減った攻撃■
「ばあちゃん、さっき食べたやろ。ほら、ちゃんと寝よ。」
病室が暑いのか、布団から身体を半分出している。それで、おなかの辺りに掛け布団がくるように布団を掛けなおしたら、「ありがとう、ばあちゃん。」と手を合わせてお礼を言った。
(ばあちゃん?)
何かカンチガイしているのだろうか。いくらトウが立っているとはいえ、何ぼなんでも孫にばあちゃんはないだろう。少し悩んだが、そういえば来てから祖母は「~していいの、ばあちゃん。」「~あるの、ばあちゃん。」という言い方をずっとしていた。どうやら語尾に「ばあちゃん」をつける癖が付いているらしい。そういえば祖母は結婚が早かったので40歳台始めのころから「おばあちゃん」になり60歳台で「ひいばあちゃん」になった。今年で92歳になったから、半世紀もの間「おばあちゃん」をやっていることになる。私の年にはもう「おばあちゃん」をやってたわけだ。認知症が進んで、「ばあちゃん」が口癖になったとしても不思議はない。
 とりあえず、そのまま眠ったようなのでまた座って本を読んでいると、また「ばあちゃんハラ減った。ぺこぺこじゃあ。」という。立ち上がって傍に行き、「さっき食べたやろ、朝ごはんまで待と?」というとわかったのかグゥと眠る。しばらく様子を見て、また本を読み始めると「ばあちゃんハラ減った」と言い出す。また傍に行って明日まで待とうとなだめた。布団からはみ出した足はやせ細り、膝の関節だけが痛々しく腫れて変形していた。若い頃、戦争で夫を亡くし、女手ひとつで油まみれになりながら子どもを育て、私たちが福岡に越してからは、何回も自作の無農薬野菜を抱えて、重いのに家まで持ってきてくれた。そんなふうに無理をしすぎて変形した足だ。「痛いね。」私が足をさすると「ありがとう、ばあちゃん。」と言った。それでも時々寝言のように「ハラ減った。」と言う。それを見ていて、急に涙がぽろぽろこぼれた。学もないし、お世辞にも上品とはいえない祖母だったが、頭のよい人で、暗算が得意だった。まるで別人のようになり幼児のように空腹を訴える祖母を見ながらいろんなことを思い出したせいだ。
「ごめんね。なんもしてやれんかったね。」
 時として祖母の愛情は間違った方向に向かったが、心から私たちを大事に思ってくれていた。それなのに、なんと薄情な孫や子であったことか。こんなことになるんだったら、失業中に見栄を張らずにもっと祖母の傍にいてあげるんだった。みんなで温泉に行こうと約束してたのに、それも急な入院により永遠に果たせなくなってしまった。そういえば、このようにずっと祖母の傍にいるのは何年ぶりだろう。痴呆がここまで進んでなかったら、いろいろ話も出来ただろうに。
 そうこうするうちに祖母は大人しく眠ったようなので、私はまたソファに座って本を読み始めた。しかし、しばらくするとまた「ハラ減った」と騒ぎ始める。傍に行きなだめ、布団を整える。これを何度繰り返しただろう。手に負えなくて看護婦さんも何度か呼んだ。まだまだ9時にもなっていない。とうとう困りきった私は、看護婦さんの了解を得て病室の電気を消した。すると祖母は何故電気を消すのかと文句を言った。私は「消灯時間だから。」とごまかした。

■長━━━━━い夜■
 私は祖母の視界に入らないようにソファの隅に座り、小さい電気を点けて読書を再開した。マンガはとっくに読み終えており、読んでいるのは念のため持ってきた「トンデモ本の世界T」。出版されてすぐに買って読んだのだが、読み直したくなったので持って来たのだ。同時に出たSよりも、こっちの方が読みやすい。
 すると間もなく本当に消灯時間の9時になって、回りの明かりが急に消えた。小さい電気だけでは光量がが足らずナースステーションからの明かりが頼りだったのに、俄然本が読みにくくなった。しかし、他にすることもないので、本を読むしかない。こっそり飲んでいた野菜ジュースはなくなってしまった。カロリーメイトは様子を見て1本だけ大急ぎで食べていた。食事はそれだけだったが、食欲はまったく出ず空腹感はなかった。
 そんな中、また祖母の「ハラ減った」攻撃が始まった。今度はなかなか治まらず、声がだんだん大きくなっていく。消灯時間が過ぎているのがわかっているのかも知れない。なだめようとすると、バシバシたたいてそばに寄せてくれない。仕方なくまた看護婦を呼びに行った。すぐに看護婦さんが来てくれた。祖母はまだわめいている。看護婦さんは大きめのはっきりした声で言い聞かせた。
「おばあちゃん、食事は、夕ご飯を、ちゃんと食べました。明日の朝まで、食事は、出ません。夜中ですから、大声は出さないで、静かに、おやすみして、ください。」
それでも祖母は大声をやめない。「こまったわぁね。」看護婦さんも手に余るようだ。
「カロリーメイトならありますが、ダメでしょうか。」私が尋ねるとそれでもいいという。すぐにひと欠けのカロリーメイトを渡すと、ソッコーで手にとって口へ運んだ。その後お茶を飲ませると少し落着いたらしい。看護婦さんは祖母がちゃんと飲み込んだか確認して、持ち場に戻っていった。
 こうなったら、小さい電気も消して、私も寝るしかない。そう思った私はコンタクトを眼鏡に換えて寝ることにした。枕と毛布は置いてあったが、寝るのはソファである。小さいので、身体を曲げて寝るしかない。腰が痛くてよく眠れず、何度も目が覚めた。祖母はカロリーメイトで安心したのか良く寝ている。大人しいとそれはそれで気になり、時々様子を見に行った。何度か看護婦さんが見回りに来て、夜中に一度祖母のオムツを替えてくれた。

■朝の戦い■
 徹夜を覚悟していたが、何とか眠れたらいい。どこでも眠れる図太い己が性格が、こういうときはありがたい。
 早朝、看護婦さんが検温に来た。祖母は起こされて機嫌が悪く、看護婦さんの頭をはたいた。私は(わ~~~~)と思い、あせって祖母の手を押さえに行く。
「叩いたらイカンやろ~~~。」
すると、手を押さえられて腹がたったのか、「ばか!」と怒鳴られた。
 看護婦さんたちには本当に頭が下がる。大変な職業だが看護士は必要不可欠な仕事だ。しばらくしてお茶が配られ、朝食が運ばれてきた。祖母の待ち望んだ食事である。しかし、祖母はまた眠っていた。起こしていいものかわからず看護婦さんを待った。困ってナースステーションを見ていたら、看護婦さんと目が合った。彼女は急いで来てくれた。
「おばあちゃん、朝ごはんですよ、食べましょう。」
 寝ぼけ眼の祖母だったがすぐに食事に反応した。看護婦さんが梅干の種を取ろうとしたら怒り出した。
「あ、私がします!」と、反対側から種を取った。あせったので種に実がだいぶ付いてしまったが。
 メニューは鮭のフレークと汁物と漬物と牛乳、それと定番のおかゆだった。食事風景は例の如くだったが、まだ一人できちんと食事出来るだけよいほうなのかも知れない。
 朝食はあっという間に食べてしまった。それでも常人の倍近くかかったが。またカラの食器を何度も確認し始めたので、しかたなく食器を下げた。本当はちゃんと食べたか看護婦さんに見てもらわなければならなかったようだ。後で看護婦さんから「あ~、下げちゃったんですか。」と言われてしまった。
 ティッシュで手と口を拭いて、前掛けも外して拭いて畳んでおいた。横になりたがったので、食後あまり時間がたってないが、ベッドの背を寝かせた。しばらくしたらまた「ハラ減った。」が始まり、私はげんなりした。
 世の中には認知症の親を、妻を、夫を、入院させずにちゃんと面倒を見ている人たちが少なからずいる。彼らを尊敬し、そういう身内を持った者は幸せだと痛感した。私には夫も子どももいないから、老後の看てはいない。どうなるか今考えてもぞっとするが、祖母のこの状態からして遺伝的に確実に惚けるだろう。膝もそろそろイカれはじめている。お金もないからシルバーマンションも夢のまた夢。まあ、カネがないとリフォーム詐欺に遭うことはないだろうが。とりあえず今考えても無駄だ。なるようになるだろう。

 しばらくして看護婦さんがオムツを替えに来た。今回は大変だった。今までは比較的おとなしかったのが、最初から看護婦さんを叩いて手がつけられない。今までは邪魔にならないようにしていたが、今回はそうは行かなかった。急いで手を押さえに行く。叩く、つねる、引っかく、手を押さえられてそれが出来なくなると、今度は噛み付こうとする。まるでケダモノである。ウチの猫の方がはるかにお行儀がいい。情けなくなってじっと祖母の顔を見ていたら、
「バカにしとる。眼鏡をかけとる!」と言った。私はつい「余計なお世話じゃあ!」とツッコミをいれてしまった。リアル惚けにツッコンでも仕方がないのだが、それには理由がある。私は強度の近視で小3から眼鏡をかけている。だから、実は眼鏡をかけている間は、少しでも思い出してくれるかと淡い期待を持っていたのだ。がっかりだよ!(スケバン恐子風

 大変なオムツ替えが終わり、また少し落着いた祖母を置いて、眼鏡からコンタクトに換えた。そして後は点滴を待つばかりだ。私はまた本の続きを読みはじめた。また「ハラ減った」と言い出したが、出来るだけ無視したら、また眠り始めた。今朝から新しいバージョンが加わった。「じいちゃん、戦争で死んだ。」だ。
 そういえば、朝から私を見ながら「よう似とるねえ。」をくり返していた。一回「名前、何ていうん?」と聞くので「燐よ。」と答えたら、「ほんと?」と、穏やかな顔をして言っていた。似てるって、孫の燐に似ていると言ったのか(本人だから当たり前だが)、まさかひょっとしてじいちゃんか・・・?名だたる失策である「インパール作戦」の犠牲となって帰らぬ人となった、写真でしか見たこともない祖父だが、かなりの近視だったらしい。遺影は裸眼だったが。(参考:インパール作戦に参加して生還された方の記録

■祖母の戦争■
 10時頃にようやく看護婦さんが点滴をしに来た。
「あ、眠ってますね。・・・今寝たらまた夜・・・。」看護婦さんはそこで口をつぐんだ。心中お察しいたします。
「おばあちゃん、点滴しますよ。」
点滴の時かなり暴れたと聞いていたので心配だったが、思いのほか暴れずに針をさせた。もっともその間なだめすかしながら、片手を押さえていたのだが。
「30分くらいで終わるようにしておきますから。」
と言って看護婦さん退場。
 私は点滴の間中様子を見るため傍に立っていた。点滴の針よりも、チューブの方が気になるらしい。急に暴れて針が抜けることを恐れたが、程なく無事点滴を終えた。その間十回と言わず「ハラ減った、ばあちゃん」「じいちゃん、戦争で死んだ。」を繰り返していたが。
「ビルマ(ミャンマー)、行けんかったねえ。」私は言った。元気な頃、一度は祖父の死んだ国に行きたがっていた。私も付き添ってあげるから行こうね、と言っていた。これは本心だった。もし声がかかったら万障繰り上げてでも行くつもりだったが、その機会は訪れなかった。きっと今も心残りなんだろう。祖母の中ではまだ戦争は終わってなかったのだ。いや、終戦後こそが祖母にとっての戦争だったのかも知れない。この国で2度と祖母のような人は作ってはいけない。やっぱ九条は守らんとイカンと思う。

■後ろ髪を引かれる思い■
 点滴も無事に終わり、これで役目も終わった。しかし、なかなか帰り辛いものがあった。しかし、昨夜あまり寝ていないので、早く帰って早めに休まないと、明日の仕事に支障が生じてしまう。これから年度末までは、残業続きなのだ。ほとんどサービス残業だが。今回土曜は休めたが来週は出社になるかもしれない(はい、出社でした)。どうしようかと思っていると、女医さんが診察に来た。長身で細めの美人さんだ。しかし、眠っているのがわかると「また、後にします。」と言った。そして、「明日月曜の検査の結果をみて、良い様なら、もとの病院に帰します。だいぶお元気になられたようですね。」と説明した。私はMRSAについていろいろ聞きたかったが、辞めた。先生の仕事の邪魔になったらいけないからだ。それで、
「点滴も終わったしそろそろ帰ろうと思うのですが、いいでしょうか。」と聞いた。
「そうですね。最初に比べて暴れることも少なくなったし、夕方またお父さまが来られるのでしょ。大丈夫だと思います。ただ、ナースステーションに(帰ることを)お伝えくださいね。」
そういうと先生は隣の部屋に向かった。私はなんか拘束を解かれたような気がした。急におなかがすいてきた。昨日と今朝でカロリーメイトを2本と野菜ジュース一本しか口にしていなかったことを思い出した。それでも11時過ぎまで居た。そして、眠っているのを確認すると、病室を後にした。長い夜だった。

 病室を出てナースステーションに行くと医師が二人しかいなかった。それで彼らに帰ることを伝えた。
 その後、すぐにNS近くの公衆電話から父に電話して、今から買えることを伝えた。
「そうか、えらかったな。」父が言った。「気をつけて帰れよ。」
この年で父親に「えらかった」と言われるのもなんだかな、と思ったが、しばらくして「えらい」という言葉には「きつい」とか「たいへん」とかいう意味があったことに気がついた。ようするに「大変だっただろう。」と労われたわけだ。

■帰路■
 おなかはすいていたが、もうすぐ12時である。食堂がどこもいっぱいになってしまう。ゆっくりしたかったので、とりあえず福岡まで帰って、駅の「やりうどん」に寄ってきつねうどんを食べて帰ることにした。なぜきつねうどんかというと、やりうどん天神店のきつねうどんにはわかめが入っていて、ネギ嫌いのわたしがネギを入れなくても、うどんの色合いがが寂しげにならないからだ。それにうどんだとささっと食べて帰ることが出来るし、消化もいい。12時の高速バスに乗ったら、うどん屋に寄っても2時半には帰りつくだろう。
 念のためカロリーメイトとお茶を買い、やれやれとバスに乗った。関門橋を過ぎたあたりから、いつの間にか眠っていた。 

■その後■
 祖母の経過は良く、翌日の月曜中にもとの病院に帰されたということだ。肺炎が完治し、早々に帰されたことは想像に難くないが、病院側に文句は言えない。しかし、戻った側の病院はまた「問題児」が帰ってきたとげんなりしたかも知れない。看護師とて仏様ではない。人の子である。どうか祖母に出来るだけ大人しくしていて欲しいと願うばかりである。4月になったらまたお見舞いに行くから、その時は機嫌よく迎えて欲しいと思う。

*******

 こういう、重いテーマの大して面白くもない内容に、最後まで付き合ってくださった方、本当にどうもありがとうございました。しかし、この話がいちばんこのブログタイトルにふさわしいのではないかと思ったりします。
 ここに惚ける前の祖母が登場している話があります。良かったらこれも読んでください。
  ■
虫を食った話
  ■タイノエの話
    (って、偶然2つとも変なものを食べた話だった(汗)。)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年2月25日 (土)

よくある朝の風景(小梅添え)

 朝、改札を出て駅のエスカレーターを降りたところで、郵便局の人が郵貯の勧誘ティッシュを配っていた。

 天神ならティッシュ配りは売るほどいるし、それ以外の試供品配りもフリスクから生理用品までバラエティに富んでいるが、久留米となると、たまに町金や旅行社のティッシュ配りがいるくらいで、いいとこ市役所のキャンペーン用ボールペンが関の山だ。

 そんな訳で、久々のティッシュ配りだ、丁度切らしているからもらっちゃお、と思って傍を通ったが見事にスルーされてしまった。

 さすが郵便局員、私に貯金するカネなどないことを見抜いたな・・・って、

     #/:::|Xト、::::::::::::::::::::::::::::::人メl::::::ヽ
     /ソ::::::ix|::::\::::::::::::::::::::::/:::::iX|:::::::丶
    /メ::::::::K|:::::,..へ、_;;;;;_,..へ;::::::::Kl::::::::::::i
    Ki:::::::::::じ:/,,,,,,,,、`´´ ,,,,,,,,,,ヾ;;:じ::::::::::::l
    ゞハ::::::::::/ノ ,二、ヽ ' ,二,ゝヽ:::::::::::::ノ
     ヾ:_:::{  < (;;),> } :{ <,(;;)_>  ヾ::::/
       }ヾ.   二´ノ ヽ `二   リイ
       lノ     /r.、_n丶    しj  /⌒) _ i⌒ーヽ f_ヽ、,、           
       ひ    i  _,,,,,,_  i    ト'┌-`‐   ̄ノノ /7. 〉 {, ヽj/ ! r--┐r‐‐―┐
        ヽ、  .|lF-―-ヵl|   :/ └ー7 ./ ̄ し"/ /  `/ /  r三 |└‐―┘
         .ヾ   {.ト、_ノ} i   .:/    //    ヽ_/  {_ ノ.  匚_」    
       _ ハ  ヾ┴┴'ソ   イ _
     /ヽ\ヽヽ  ` ニ ´ ノ  ノ )  \

 ところで、ミクシィからの訪問者がいるようだけど、気になるなぁ。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月24日 (金)

単細胞大国亜米利加「最大の敵はイラン」

リンク: @nifty:NEWS@nifty:「最大の敵はイラン」31%で1位…米世論調査(読売新聞).

 【ニューヨーク=大塚隆一】米ギャラップ社が23日発表した世論調査で、米国人の31%がイランを「米国の最大の敵」とみなしていることがわかった。2位以下はイラク22%、北朝鮮15%、中国10%の順だった。

 昨年の調査では、イラクと北朝鮮を「最大の敵」に挙げる人がともに22%で最も多く、イラン14%、中国10%と続いた。イランへの警戒感が倍増した背景には、核問題をめぐる強硬姿勢があるとみられる。

 同時に行われた22か国・地域の好感度調査によると、トップはカナダで、89%の人が好感を寄せていると答えた。これに英国88%、日本81%、ドイツ79%が続いた。

 アジアの他の国・地域で好感を抱く人が多かったのは台湾とフィリピンで67%。インドも66%に達した。中国は44%、北朝鮮は10%にとどまった。最下位はイランの7%だった。

 イラクの次はイラン。予定通り?
 米国の中東構想は障害が多いながらもちゃくちゃくと進行中。でもイラクさえグダグダなのに、どう収集をつけるつもりなんでしょうねぇ・・・。米英共同で23日に核実験(未臨界核実験)をまた成功させたらしい。「両国の核兵器の安全性と信頼性を維持するのに必要なデータを得るのが目的」とか言ってるけど、この時期に核実験なんてやっぱりイランへのけん制だよなあ。

 ところで、同じく悪の枢軸のレッテルを貼った北朝鮮はほとんど眼中にないようですね。ま、落としても何の得もないどころか、損すらしかねませんからね。それに日本をビビらせて武器を売りつけるには丁度よいネタですし、しばらくは生かさず殺さず。

 しかし、ほんとアメリカってぇ国は常に「敵」を作っとかなければ成り立たない国なんですね。さすが自称「正義の味方」「世界の警察」。やっぱり「正義」には「悪」が不可欠要素なんですね!
 でもね、本当のアメリカの敵はほかならぬ自国自身だと思うのですよ。常に戦争をしていないと成り立たない国って迷惑ですし、なによりも危険ですよね。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月22日 (水)

あかりちゃん:赤外線天文衛星打ち上げ成功

リンク: @nifty:NEWS@nifty:赤外線天文衛星打ち上げ成功=日本初、宇宙地図作成へ-「あかり」と命名・内之浦(時事通信).

 宇宙航空研究開発機構は22日午前6時28分、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)で、宇宙全体の地図作製を目指す日本初の本格的な赤外線天文衛星「アストロF」を搭載したM5ロケット8号機を打ち上げた。アストロFは目標の楕円(だえん)軌道に投入され、打ち上げは成功。「あかり」と命名された。
 宇宙機構は、種子島で1月24日と2月18日にH2Aを打ち上げたばかり。1カ月で大型ロケット3機の連続成功は初めて。記者会見した立川敬二理事長は「これで日本の宇宙開発も着々と軌道に乗って行けると思う」と話した。 

 今朝方妹がそれらしきものを目撃。太宰府でも見れるとは意外。各地でも目撃されて地震雲と騒ぐ人たちも。

 朝、電話の音に驚いて飛び起きた。祖母の容態が良くないので、何かあったのかと思ったからだ。しかし、それは妹が犬の散歩中に空に不思議なモノを確認して、驚いて電話してきたものだった。
 私は飛び起きたので頭がフラフラの状態だったけど、すぐに寝巻きのまま外に飛び出して確認したが、その残滓のような雲が頭の上を通り過ぎただけだった(※)。もっともその雲は、ロケットとはまったく関係ないものかも知れないが。帰ってきた妹からケータイのカメラで撮った問題のモノの写真を見せてもらった。ネットで確認すると朝方ロケットの打ち上げがあったらしい。そういえば雨の為翌日に延期したという記事を見たような・・・。
 しかし、九州各地で目撃され、遠くは山口の下松からも見えたというから、よほど良い気象条件に恵まれてたんだろう。普通はそんなに広範囲では見えないらしい。確かに今日のような騒ぎは記憶にない。

(※)よく考えたら、そんなわけないですね。いったい秒速何メートルの雲じゃ・・・(汗)。
 
 以下は妹がその時撮った写真だ(解説も妹。因みに丸いのは月)。

Part1_2

Part2_2

Part3

Part4

Matome

Zoom_2_thumb

 飛行物体を拡大してみた↑。あまり変わらん・・・。orz

 てか、数年前のヘール・ボップ彗星みたい。これだけ見たら彗星と思うかも。

 しかし、上の竜巻雲のような写真は、それだけが「地震雲」として一人歩きしそうな予感がする・・・。

 それはともかく、珍しいものの写真が手に入ってよかった。妹の散歩に感謝。

 

内之浦から太宰府までの距離

Photo_2

   *******

軍事評論家の神浦元彰さんのサイトに掲載されました。
 初心者にもわかりやすい軍事解説はここで(神浦さんは2016年5月4日肝臓癌のため永眠されました)。
     軍事を知ることで平和を学ぶ J-RCOM

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年2月20日 (月)

動物写真でほのぼの

たまにはほのぼのと・・・。

photo009Sシャズ、PCの後ろで自己主張。

「ここはアタシのシマだからね!」

後ろの書籍がすごく不穏。

 

photo003

好き好き魔女先生・・・じゃなくて、

好き好きグルーミングの後で必ず大ゲンカしてナーシャを追い出す。

性悪シャズ。 
 

 

photo013例の花どんたく会場の「動物ふれあい広場」にいたロップイヤー君。

ちゃんと世話をされているかなあ。

ヤギの「展示」が酷かっただけにちょっと心配。

   

photo008 父の飼っているマルシーズー(笑)の蛍ちん。

溺愛されてわがままいっぱい。

いい人にもらわれたね。(おっと、我田引水)

   

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年2月18日 (土)

身近にいるトンデモさん

 最近持病の貧乏性が悪化して、なかなか天神(博多に並ぶ福岡の繁華街)に出ることが無くなった。パルチケットという西鉄が出している6枚で5枚分使用期限3ヶ月という回数券があるのだが、なんと、ついにそれを一枚期限切れにしてしまった。まあ、6枚で5枚分なのだから損はしていないことになるが、やはりもったいないことをした。

 そんなこんなであるが、先週の日曜日、久々に天神まで出て友人と食事をした。飲兵衛の友人は飲酒が主だが、私は下戸なので、彼女が私に声をかける時は「飲みに行かんですか?」ではなく「ご飯でも食べんですか?」になる。しかし、食事とはいえ飲兵衛と一緒であるから行くのは居酒屋になる。私は食事が美味しければ居酒屋でも一向に構わない。

 で、居酒屋に行ってしばらくすると、友人がある人について話し始めた。
 友人は最近、ある女性に気に入られている。いや、むしろ「取り憑かれている」と言って良いかもしれない。仮にその女性をA子さんとしよう。以下A子さんについて友人から聞いた爆笑トンデモ話を書いていこう。

 A子さんはダンサーらしい。本職は聞いてないからわからない。年齢は40くらい。カナリ自己主張が強い人らしい。3月下旬あたりにヨーロッパ・アフリカあたりに旅行するらしい。
 友人がA子さんから受けた迷惑話は、個人的なものだから省くが、一つだけ書くとしたらメイドカフェの話だ。

 ある日友人のケイタイに「今、メイドカフェにいま~す。お嬢様って呼ばれてま~す。」てな感じのルンルン気分(死語)なメールが届いた。40歳でお嬢さん・・・orz。私だったら奥様と呼ばせるぞ。むしろ女王様と(以下略)。
 その後、友人が彼女と会ったとき、彼女がケイタイに保存しているメイドのコスプレ写真を見たくないのに見せられたらしい。少し前に友近がメイドカフェで働くバラエティー番組があった。友近は意外に可愛かったが、A子さんのメイドコスプレは正直あまり見たくない。せめてメイド頭くらいなら(以下略)。

 その後、友人は広島往復の宿泊付きで超格安のチケットがあるから、一緒に行かないかと誘われたが、広島に行く用事もなかったので、すみやかに断ったらしい。

 で、そろそろ本題だが、彼女が広島に用があるというのは、どうやら彼女が傾倒している新興宗教だか、ニューエイジ系だかの本部あたりが広島にあるらしいのだ。何故それがわかったかというと、ある日友人がAさんから、「最近、広島で波動の勉強しよるんやけど、実はね、地球規模だと3月20日にまた地球の波動が大きく動くらしいから何かあるかもよ。だから大事なことがあるならそれ以降に予定した方がいいよ。」という「警告」をされたからだ。もちろんその話を聞いていて「波動」というトンデモ知識の基礎用語な名詞が出てきて、私が「波動キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」と喜んだのは言うまでもない。
 さらにAさんは友人に「私ね、降霊術できるようになったから誰か呼んでやろうか。」という、私が涙を流して笑いこけるような大ネタをかました。因みに彼女は生霊専門らしい。友人は「生霊なんて呼び出したら、その間本体はどうなっとるんやろうねぇ。」と笑っていた。う~む、「レギュラー」の西川君みたいに「グ~~~~~」って気絶するのだろうか?おそらく本体はそんなことなど露知らず、気絶することなく普通に生活しているだろう。

 しかし、地球の波動が大きく動くってなんだろう。(地球空洞説の人たちが)北極にある(という)大穴から、波動砲でも発射されるのだろうか?目標はやはり木星の浮遊大陸か??
 冗談はさておき、波動って何だろう。「波動」で検索すると158000件ヒットし、ほとんどがいわゆるトンデモさんである。波動はそもそも量子力学の用語で巷で流布している「波動」とは一線を画したものである。私はあいにく量子力学を学んでいないため上手く説明できないので、ココココ(波動については5を参照)を読んで下さい。しかし、トンデモで「波動」という言葉を使っている人も、自分がどういう意味で「波動」という言葉を使っているかよくわかっていない人が多いのではなかろうか。私が「波動」という漢字から受けるイメージは超音波みたいなモノで放射状に広がったもの(しかも激しく波打っている(笑))って感じかな?
 ところで、「波動」という言葉はオカルト系マンガではなくてはならない用語だ。そういう荒唐無稽な内容に使うのは問題ないと思う。しかし、いかにも科学を装ってインチキ商売に結びつけるのは非常に危険だ。

 で、つまるところ地球の波動とは一体何ぞや?と本題に戻るけど、それは「動く」ものなのか?「動く」のなら、何が原因でまた、どのように動くのだろう(友人いわく「ベリーダンスでもするんじゃない?」(爆)。山田君座布団一枚!)。まあ、こんなことを質問したら大喜びで教祖に紹介されてエライ目にあいそうだし、どう説明されるかは想像出来るので聞こうとは思わない。
 地球自体が動いている、すなわち、地球が自転公転しているのは創造論者などの一部を除いて皆知っていることだろう。地球は秒速466mで自転し、さらに秒速29.8kmで太陽の周りを公転している。そしてその太陽は惑星衛星数多の小惑星等一切合財を引き連れて秒速220km(!)で銀河系の中心を回っている(参考)。要するにすごいスピードで「動いて」いるのだが、なぜ地球上で物が静止しているかはこれまた上手く説明できないから、不思議に思った人はここを読んで下さい。

 ところで、ここの読者にはそんな人はいないと思うけど、「3月20日までに地球の波動が動いて何かが起こりそう。」というところだけ抜粋して信用しないでほしい。何故3月20日なのか。簡単である。A子さんも言っていたそうだが、福岡西方沖地震のあった日だからである。逆を言えばそれ以外の根拠はないということだ。福岡地震はそのきっちり一ヵ月後の4月20日に最大余震をおこしたという律儀な地震である。まあ、1年後のまた同じ日に余震が起きる確率もないではない。いつも言うようだが、一度大地震が起きた土地はしばらく地震と縁が切れないものなのだ。新潟では未だに余震と見られる地震が起きているでしょう。
 ついでにいうと「地球の波動が動く」というスケールの大きいものだから、地域確定の地震程度で当たったと思うのは間違いでしょう。おこるなら地球規模のまさしく天変地異だ。
 だって地球の「波動」が「大きく」動くんですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月15日 (水)

ウサギをサッカーボール代わりに・・・!

yukinosuke @nifty:NEWS@nifty:ウサギをサッカーボール代わり、少年3人がけり殺す(読売新聞).

 また動物虐待のニュースである。

 アーカイブのため、記事をそのまま転載する。酷い話だが、目をそらさずに読んで欲しい。(写真は殺されたしまった、ゆきのすけ君)

 東京都江東区の小学校で飼育されていたウサギを、サッカーボールに見立ててけり殺すなどしたとして、警視庁少年事件課と深川署は15日、同区の無職少年(18)を動物愛護法違反や建造物侵入などの疑いで逮捕、別の事件で逮捕されていた無職少年2人(いずれも18歳)を同容疑で追送検したと発表した。

 調べによると、3人は昨年5月8日午前5時ごろ、同区辰巳1の区立辰巳小学校に無断で侵入し、飼育小屋からウサギ1匹を勝手に持ち出した。その後、同区潮見1の公園でウサギを何回もけって殺し、同7時ごろ、近くの運河へ捨てた疑い。3人のうち2人は同小の卒業生だった。

 3人は、公園内で、すり鉢状になったローラースケート場にウサギを放し、駆け上がってきたところを、けっては突き落とす行為を繰り返したという。

 3人は、「サッカーボールのようにけっているうちに死んだので、見つからないように捨てた」と容疑を認めているという。

 別のバイク窃盗容疑で逮捕された仲間の無職少年(17)もその場にいたが、同小でウサギの飼育係だったため、涙ながらに仲間の行為を止めようとしたことから、動物愛護法違反での立件は見送られた。

 同課によると、ウサギは4歳くらいの雄で、「ゆきのすけ」と名前が付けられていたといい、同小の児童たちが行方を探していた。

 ってか、去年の事件で今頃逮捕かよ・・・。

 しかし、まったく非道い事件である。18歳にもなってこんなことをするなんてあきれかえるが、最近こういうのが増えている。最近頻繁に動物虐待のニュースがあり、それを見るたびに暗鬱な気分になってしまう。ディルやサカキバラが増殖しているのかもしれない。
 この事件がゆきのすけを飼っていた児童達の心に影を落とさねば良いと思う。しかし、この事件を隠すことなくきちんと知らせ、命の大切さを心に刻むべく指導するべきだ(もちろんあまり酷い表現は避けねばならないが)。そして学校側は事件をうやむやにせずに、犯人達がちゃんと起訴されるようにがんばって欲しい。そしてこれはゆきのすけの復讐ではなく、犯罪を犯した人間を法の下に於いてきちんと裁くことだということも教えるべきだと思う。ましてや犯人の少年たちは、動物虐待だけではなく、不法侵入や窃盗(動物をモノ扱いするのは本意ではないが)などの犯罪も犯しているし、今までの余罪もいろいろあるようだ。少年とはいえ18歳、初犯ではなさそうだし、執行猶予なしの実刑判決の可能性もある。てか、こーゆーのを野放しにするな。
 また、下に引用した記事で虐待を泣きながら止めようとした少年は、小学校の頃ウサギの飼育係をやっていて、そのために呼び出されたらしい。つくづく性根の腐った連中だ。もはや少年法で守る価値も意味もない。さぞかし学校では集団でつるんでいじめに励んだことだろう。そして、この事件は彼らにとってその延長みたいなものだろう。

 ゆきのすけは必死で逃げたのだろうが、それも空しく何度も蹴られ、挙句殺されてしまった。さぞかし怖かったことだろう。それでなくても臆病な動物だ。それを思うと心が痛くなる。

 ゆきのすけ君の冥福を祈る。

 【追加アーカイブス】2ちゃんねる当該スレッドより

・東京都江東区の小学校で飼育されていたウサギをけり殺したとして、警視庁は15日、同区内の無職少年3人(いずれも18歳)を動物愛護法違反などの疑いで逮捕したと発表した。
 少年らはウサギをボール代わりにサッカーをしており、「面白半分でやっていてエスカレートした」などと供述。ウサギの死体を重しと一緒に袋に入れて運河に捨てていたという。
 調べでは、少年3人は昨年5月8日早朝、同区立辰巳小学校に侵入。小屋で飼われていたウサギ1匹を持ち出し、約1キロ離れた公園でけるなどして殺した疑い。公園内のすり鉢状になったローラースケート場で、はい上がってくるウサギを交代でけったという。(一部略)
 http://www.asahi.com/national/update/0215/TKY200602150212.html

・3人は公園で約15分間、ウサギを取り囲み、逃げようとするとけって虐待。「ゲームのつもりで、サッカーのようにけっていてエスカレートした」と話している。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000084-jij-soci

・一緒にいたグループの少年1人が「やめてくれ」と涙ながらに訴えたが、3人は聞き入れなかったという。
 ウサギは「ユキノスケ」という名前で5、6年生が世話を担当。いなくなった後、児童らがビラを作って捜していた。校長は「子どもたちにはいつか帰ってくるかもしれないと伝えていたが、こんなことになるなんてショックです」と話していた。(抜粋)
 http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20060215/fls_____detail__048.shtml

※動画:http://meta.cdn.yahoo-streaming.jp/cgi-bin/yahoo/news.asx?cid=20060215-00000035-nnn-soci-movie-000&media=wm300k

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年2月13日 (月)

文字に記された悲鳴

 「きっこの日記」の2月12日付けの日記に、例の「自殺」されたとする野口さんの奥さんからのメールが掲載されていた。詳しくはきっこさんの日記に飛んで読んで欲しい。

 私はその中の「誰かおしえてください…」のところの一行に激しく心を打たれ、しばし先を読むことが出来なかった。その中には残された者のやり場のない悲しさや悔しさ、そして疑惑が押し込められている。それは文字でありながら、(叫ぶことの出来ない)悲鳴でもあった。

 ご家族の納得のできる形で、一刻も早く事件が解決することを祈る。

参考ブログ
世に倦む日日:野口英昭怪死事件
 ■この事件をずっと追っておられます。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年2月11日 (土)

「人類の月面着陸はあったんだ論」と学会レポート

たろ論オドロンでろでろばぁ、たろ論オドロンでろでろばぁ
ろくに調べずでろでろばぁ、書いて出たのはなんだらばぁ
TVを鵜呑みに本を書き、無知を晒したの誰だらばぁ

それは、
第14回日本トンデモ本大賞受賞作
人類の月面着陸は無かったろう論by副島隆彦 だぁ!

2togakkai  そして、これから紹介する本「人類の月面着陸はあったんだ論」は、上記の本を含めいわゆる「ムーンホークス説」(人類は実は月面着陸なんかしていないと主張するトンデモ説)を、証拠をあげながら素人でもわかりやすく論破したものだ。

 この本は発行されているのを知ってすぐ、読みたくて本屋を探したけど見つからなかった。ネットでなら簡単に手に入るけど、中身をちゃんと見てから買いたかったのだ。だが、最近たまたま時間つぶしに寄った本屋でこれを見つけ(どうやら2刷目が入ったらしい)、内容を確認後即購入した。で、発行(2005年12月15日)からちょいとばかし時間が経ったが、面白かったので紹介することにした。

 で、何故今さら、こんな「アポロ月着陸疑惑」のような老舗のトンデモが、いまどき21世紀の日本を騒がしたかというと、テレ朝系のバラエティ番組これマジ!?」で特集され話題となり鵜呑みにする人が続出したからだ。そして、遂に副島隆彦という学者さんがこの説に取り付かれて上記の「人類の月面着陸はなかったろう論」略して「たろ論」を出版してしまった。まあ、この人といい、某プラズマ大好き教授(驚いたことにアポロ疑惑を肯定。副島さんの専門は科学ではないが、この人はレッキとした物理学者)といい、アタマのイイヒトが必ずしも正しいことを言うとは限らないという標本みたいだが、この間違いだらけで思い込みの溢れる「たろ論」は、出版する前に自分のサイトで発表して、さんざ批判や間違いの指摘をされた。そのせいで意地になったのか老害が進んだのか、よせばいいのに本まで出してしまった。
 しかし、このおっさん、ほとんど調べないで思い込みだけで1冊の本を書いてしまったらしい。私だってこれを何度も検索しながらいろいろ調べて書いているのに、なんで便利な検索サイトすら利用しないのだろう。まあ、そんなことをしたら、本(たろ論)自体恥ずかしくて出せなかっただろうけど。

続きを読む "「人類の月面着陸はあったんだ論」と学会レポート"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年2月10日 (金)

NY市職員、コンピューターゲームでクビ!

リンク: @nifty:NEWS@nifty:ニューヨーク市職員、コンピューターゲームでクビに(ロイター).

 カードゲームをしていて運悪く(?)見つかったらしい。まあ常習だったんでしょうね。やってたのはフリーセルか、スパイダーソリティアか???

 家の母もPCろくすっぽ使えないくせにカードゲーム(フリーセル)にハマって、油断すると延々やってます。いいんだけど、却って惚けそうで怖い。前の会社のO部長がソリティアにハマって暇なときは日がな一日やってたけど、それと同じ格好でゲームしてんだもんな~~~。そういえば年齢も当時のO部長と同じくらいだ(汗)。年寄りはPCカードゲームがお好き?
 あと、フリーズするたびに焦って会社まで電話してくるのはカンベンして欲しいものです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年2月 9日 (木)

里子猫虐殺事件の報告

 2002年5月に起きたインターネット猫虐殺事件に関わってからの縁で、Dear,こげんたというサイトが出している「こげんたお知らせメール」というのを購読しているが、今回このような内容のメールが来た。

《以下引用》

☆猫里親詐欺
千葉県内にて男性による虐待の可能性のある事件が起きました。
Aさんが某里親掲示板に掲載、里親成立し引き渡し後、Aさんの携帯に文章にて子猫を虐待し殺したとのメールが入りました。
Aさんは警察などに通報をし、警察と愛護センターの人が男性宅を訪れてくれましたが、虐待をした物的証拠がないために、逮捕や告発には至っていません。
「猫は人にあげた」と猫もいなかったそうです。
この男性が過去にも同様の里親詐欺を起こしていないか、現在Aさんは同男性からの被害者を探しています。
心あたりのある方は
当サイトまで是非メールをくださいませ

里親詐欺は猫の命だけでなく、善意の保護主さんの気持ちも踏みにじる大変卑劣な行為だと思います。
こういった事件を避けるためにも 
里親に出す時には慎重に慎重を重ねて気をつけてくださいませ
BlogやHPをお持ちの方は是非 呼びかけてくださいませ。

《引用終わり》

 虐待目的で里親募集に応募して子猫を得、殺した後、子猫の保護主にメールして知らせただとぉ!? もはや鬼畜の所業だ。マトモじゃあない。警察ももっと性根を入れて調べたらどうなんだ。その虐待野郎が猫を「人にあげた」ということが事実か、その人は実在し、猫はちゃんと育ててもらっているか、男に余罪はないか、しっかり問い詰めろ。
 まあ、人間の死因でさえちゃんと調べようとしないのだから、たかが猫一匹なんて本気でうてあっちゃくれないだろうけどな。
 しかし、もう幾度となく言われ常識になりつつあるが、動物虐待はいずれ人間に向かってシフトする。そして特に抵抗力のない子どもや女性がターゲットにされる。
 とくにこの男は陰湿さが際立っており、いつかは「社会派君がゆく!」で取り上げられるほどの鬼畜事件を起こす可能性もある。ニュースにはなってないが要注意の事件だ。

 もし、この記事を読んで犯人の心当たりのある方、同様の手口で被害にあわれた方、是非、「Dear,こげんた」まで情報をお寄せください。引用記事内の「メール」のあたりをクリックするとメールフォームが開きます。

  動物虐待は犯罪です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年2月 7日 (火)

アシナガバチ女王様s続報

bees2005S   去年、「スズメバチ(セグロアシナガバチでした)」で書いた、我が家の粗玄関先に何故か御駐屯あそばされていたアシナガバチの女王様御一行についての続報です。(前置きが長いって)

 家のどこが気に入ったのか、蜂団子状態で玄関先にご滞在なされたのが去年の11月末。当初はびびって数十匹と思ったけど、写真に撮って冷静に数えてみたら13匹おわしました。

bees001S   ところが、去年12月の大寒波の後に来た小春日和の日曜日、様子を見に行くと何故 か春と勘違いをなされたのか、bees005S 4匹がすでに旅立ち、 2匹がまさに旅立たんとしておりました。結局6匹が残って小さい団子を形成しておりました。

 そして、年が明け、正月気分も抜けはじめた頃、気がつくとすでに4匹旅立たれた後で、残った2匹が寂しく重なり合っておりました。bees004S そして、それからまもなくして様子を見に行くと、その2匹も無事に旅立たれ、もぬけのカラとなっておりました。 

2bees002S  冬の間は特に害はないとはいえ、スズメバチの仲間のアシナガバチ、万一のことが心配でしたし、春になって活動をはじめ、家の屋根にでも巣を作られたらこまるなあ、と悩んでおりましたが、女王様達は適当なところでさっさと飛び立ってしまいました。

 正直ほっといたしましたが、ひょっとして私どもの対応になにか不備があったのではないかと、少しばかり気になっております。(多分写真を撮りまくったのが気に障ったのだろうと思います)

 13匹いた彼女らの何匹がこの冬を生き延び、立派な巣をつくり、次世代の女王を無事育てることが出来るでしょうか。春は近づいているけれど、まだまだ寒いさなかに旅立っていった彼女らの未来を思い、ひそかにエールを送る私なのでした。

 とりあえず、もう戻ってくるんじゃないぞ!

              bees003S

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年2月 4日 (土)

考えると眠れなくなる宇宙の話

宇宙の海は おれの海
おれの果てしない あこがれさ

 これは私の大好きな歌、キャプテンハーロックのテレビ版アニメの主題歌のさわりである。私とカラオケに行くと必ず私のこの歌を聴かされると思っていい。
 しかしながら、このマンガのように自由に宇宙を旅できる時代が来たとしても、実のところ宇宙は地球を旅するのと違って、退屈や孤独感で気が狂いそうになるかも知れない。だって、おそらく窓の外はずっと夜空で見えるのは星だけだし、ちょっと「郊外」に出るとその星すらまばらになる。自分の乗っている船が膨大な宇宙空間に浮かんでいて足下に大地はないのだから、そのストレスたるや想像を絶するもので、それを考えたら人は言い知れない不安に襲われるに違いない。そりゃデスシャドウ島でも伴ってないとやってられんだろう。
 確かにいろんな天体を生で見れるだろうし、宇宙ならではの素晴らしい景色も見れるだろう。しかし、写真で見たことがあるような凄い天体が生で見れるとは限らない。あれは特殊な色付けがしてあるのだし、天体によっては近づくと命に関わるものもあるだろう。結局そういう天体は宇宙であっても望遠鏡などで見ることになるだろう。ただし、ほぼライブ映像で恒星のフレアなんかが活動している映像が生で見れるのは間違いない。
 因みに宇宙では星は瞬かない。昔、某「宇宙からのメッセージ」という映画の試写会で誰かさんが「この映画はすごいですよ。宇宙で星が瞬くんです!!」と大威張りで言って失笑を買ったらしいが。

 しかし、それでも人は星を仰ぎ宇宙に憧れる。私だって火星くらいなら行ってみたいとおもう。着くまで2年くらいかかるらしいけど。ついでにアステロイドベルト(小惑星帯)を超えて木星も生で見てみたい。う~む、しかし、木星というと、メタンの海と波動砲を思い出す私は(宇宙戦艦)ヤマト世代・・・。ヤマトと来れば第三艦橋・・・、そしてニューネッシー・・・(ここら辺になるとマニア過ぎて誰もわからんか;)。

 本題に戻ろう。

 宇宙はすさまじく広い。馬鹿みたいにでかい。そして膨張し続けている。その年齢は150億年くらい(計算上では137億年らしいがここでは約150億年とする)と言われている。竹内文書(たけうちもんじょ)などのトンデモ文献には「紀元前3175億年」などというビッグバンをはるかに凌駕した記述があることを考えれば意外と宇宙の年齢は若いものである。
 それはともかく、宇宙の果てはほぼ光速で遠ざかっているらしいから、宇宙の果てまでの距離は約150億光年ということになる。1光年とは秒速約30万kmで1秒間に地球をほぼ7回り半する光が1年間かかって進む距離である。「年」という漢字がつくのでカンチガイしそうだが、これは距離の単位である。余談だが、前の会社で何故か太陽の距離の話になり、「太陽からは光だって(地球に届くのに)8分くらいかかるんですよ。」と言ったら、E課長が「ひかりで8分だったらのぞみなら6分くらいだなあ。」と、ぼそりと言った。誰が新幹線の話をしとるか~~~!
 因みに同じく距離の単位でAUというのがあるが、エーユーといっても携帯電話の会社ではなく天文単位のことだ。これは惑星間の距離など主に太陽系内において使われる単位だが、基準は地球-太陽間の距離で1天文単位=1.49597870億km(約1.5億km)だ。なんとなく「東京ドームN個分の広さ」とか「16文キックのN倍の威力」というような単位と通ずるような気がするのは私だけか。

 よくニュースで「ハッブル宇宙望遠鏡」や「すばる望遠鏡」などが捉えた何億光年先の銀河とかいう写真が載っていたりするが、あれは今からそんな未来のものを写せたわけではなく、その天体の何億光年前の光がやっと届いたということだ。であるから、その距離が遠ければ遠いほど昔の宇宙の姿が写っていることになる。だからそういう天体写真を撮るということは、若い頃の宇宙の姿を知る手がかりを得るということだ。今まで観測できた最遠のものは128億光年先の銀河だそうだ。

 で、私が常に疑問に思っており、考えれば考えるほどわからなくなり頭が痛くなって眠れなくなる宇宙の謎がある。

 もし宇宙の果てがのぞけるくらいものすご~く×10∞性能の良い望遠鏡が出来て、それを見ようとしたら何が見えるかという問いに、自分の背中というものがある。子どもの頃友人にこの話を聞いたとき妙に納得して感心したもので、なるほどと思わせるこの答えだが、どちらかというとトンチに近いものである。だが、もし実際に宇宙の果てが見える望遠鏡が存在したとしよう。そして宇宙の果て、約150億年前の宇宙の姿を捉えたとする。だが、しばし待て・・・。
 150億年前の宇宙の姿って原始宇宙ではないですか。下手すれば自分の背中どころかビッグバンのさなかですよ。それもビッグバン前の「宇宙の卵」ってサッカーボールくらいの大きさらしいし。150億光年先なのにほぼ目の前ですやん。っていうか地球もまだないし。

 わ~~~~~!ワケワカラン!考えたら頭痛ぇ~、また眠れんごた~る・・・。

 で、眠らずに自分なりに答えをだしてみた。

 要するに、地球を中心に考えるからイカンのである。相手が遠ざかってるんではなく、お互いが遠ざかってるのである。だから何億光年先の天体の光が届いた頃は、その天体も地球も当時の位置よりずっと離れてしまってるのである。それから宇宙の果てだけど、見るの無理。宇宙の果ては光速で遠ざかっている。光速より早いものはないのだから、追いつくの無理。宇宙の果てからの光もおそらく永遠に地球まで届かない。未来に行くことが出来ても過去へは戻れないのと同じだと思う。
 しかし、宇宙の果て、膨張する宇宙の最端はどんな状態になっているのだろうか。おそらく誰も想像すら出来ないだろう。であるから、さらにその外側なんてもう考えちゃいけないモノなのだろう。

 とりあえず、宇宙の果てが造花の咲き誇る安っぽい天国みたいなところではないことを祈りたい。

*****

 あはは、結局特撮ネタがオチになってしまいました。しかし、続き物をのぞいて、全記事中一番書くのに時間がかかりました。やっぱ宇宙は広い・・・ってか、広すぎて私程度の知識では手にはおえませんな。
 ところで、最後にリンクしたサイトのトップはこれです。「マニアック1号のオレ的怪獣コレクション
 特撮ファンにはたまらないサイトだと思うから、未見の方は是非遊びに行ってください。

| | コメント (15) | トラックバック (0)

2006年2月 3日 (金)

犬の腹にヘロイン埋め込み…コロンビアの麻薬組織

リンク: @nifty:NEWS@nifty:犬の腹にヘロイン埋め込み…コロンビアの麻薬組織(読売新聞).

犬の腹にヘロイン埋め込み…コロンビアの麻薬組織(読売新聞)

 米麻薬取締局(DEA)は1日、南米コロンビアの麻薬組織に関する捜査結果を発表し、密輸に使われた子犬の写真を公開した。

 組織は犬の腹にヘロインを詰めた袋を手術で埋め込み、調教師を装った米国内の仲間にあてて輸出していた。

 てめぇの腹に埋め込めよ、この腐れ外道共がぁ!!

   。・゜・(ノД`)・゜・。

MM20060203154035558M0 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年2月 2日 (木)

懐かしいCMソング2

懐かしいCMソング第2弾■
 いくつかまた思い出したので、しつこく第2弾。(追加しましたのでageます。)

パンシロン
パンシロンでパンパンパン パンシロンでパンパンパン
パンシロンでパンパンパン
胃腸も肝臓もイイ感じ
パンシロンで パンパン!

コカコーラ
コカコーラを飲もうよ コカコーラを冷やしてね
コカコーラ コカコーラ みんなでそろってコカコーラ
スカッとさわやかコカコーラ

サンスター
大きなお山ですまし顔 いつも気取って燕尾服
もしもステッキかしこんで 黒いカバンを持ったなら
とても素敵なお医者さん ペンギン♪ペンギン♪可愛いな
サンスター サンスター

ミツワ石鹸
ワ・ワ・ワ~ワがみっつ ワ・ワ・ワ~ワがみっつ 
ミ・ツ・ワ ミ・ツ・ワ ミ・ツ・ワ~せっけん

森永エールチョコレート
大きいことはいい事だおいしいことはいい事だ
森永エールチョコレート
大きく食べておいしく食べて 50円とはいい事だ
森永エールチョコレート
(50円ってのが時代を感じるけど、よく見たら裏面に「準チョコレート」と書いてあった。)

イカリソース
チャ・チュ・チョ・コ・ブー チャチュチョコブー
イカリソースはチャチュチョコブー
「おれはいかりやソースはイカリ」
イカリソース♪
(説明しよう。このCMはまだ荒井注が在籍中のドリフターズがCMしていた。今ではこの中の二人が鬼籍に入ってしまった。因みに我が家ではずっとイカリソースを愛用しており、カゴメソースに押されまくってイカリソースが倒産した時はどうしようかと思った。ブルドッグソースが見受けしてくれたようで、とりあえずほっとした。イカリはスパイスが効いてて、カゴメソースでは物足りないのだ。)

キンチョール
シュッコーロ イッチッコーロ ブッコロス キンチョール
日本のハエ・キンチョール 世界のハエ・キンチョール
シュッコーロ イッチッコーロ ブッコロス キンチョール

【追加】

ニューグリーンサンスター
葉緑素の働きで(働きで♪)
お口の中が爽やかでっす
緑の歯磨き(みっどっりのはみ~がき♪)
ニューグリーンサンスター
「これ一本!」

味覚党バターボール
100,100,100だよ
乳脂肪がひゃくだよ~
これがホントのバターボール
(ひゃく~♪)
100のバタボ~ル~(みかくとぉ~♪)

雪印チーズ
わっははうっははわっはっは、とっ!
チーズ雪印~
チーズは雪印 あったりまえのこと~、よ!

ひよこのポピー
(「草競馬」の曲で)
ひよこのポピー、ポピーポピー
ひよこのポピー、おしゃれなお菓子
ママレード、小豆にマロン
三つの味が楽しめる、ひよこのポピー

名月堂のカステラ
ポルトガル人が長崎で~~~、
大きく切って大きく食べよう
カステラは名月堂~~~

サクマのいちごミルク
ま~るくってちっちゃくてさんかくだ~
(コリッコリッ)
サ・ク・マのいちごミ~ルク

ロッテのバブルガム
ボンボン、バブルボンボン、バブルロッテバブルふう~せん
(ボ~ンボンバブル)
ボンボン、バブルボンボン、バブルロッテバブルふう~せん
(ボ~ンボン♪)
バブルビブルバブルビブルバブルボ~ン
(間奏)
ボンボン、バブルボンボン、バブルロッテバブルふう~せん
(ボ~ンボンバブル)
ボンボン、バブルボンボン、バブルロッテバブルふう~せん
(ボ~ンボン♪)

いなだまめ
マメマメマミ~マメマメマンボ
お豆いなだのいなだまめ
おやつにポン!うんうまい!
おつまみにゴキゲン
ポンポンポポンともひとつポン
ころころころりとこんにちは~ぁ
お豆いなだの稲田マメ

アサヒペン
オーマイカラー アサヒペン
マイホーム アサヒペン
マイドリーム アサヒペン
オーマイペイントアサヒペン
ルンルンルルンル~ンルン♪
ランランラランラ~ンラン♪
家庭塗料はアサヒペン!

エメロンシャンプー
人と人との(エメロン) つきあいだから
上下隔ては エメロンにならぬ
こんな格好で~ しつれい しま~す

※この最後のフレーズは、流行語にもなりました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年2月 1日 (水)

スパムコメント

 メルマブログからここへ移転する前に、ライブドアブログに居を構えたのだけど、ホリエモンが自民党の刺客として出馬したため、ムカついてソッコーで再移転した。今思えば却って良かったと思う。まだ引っ越して間もなかったし、記事もほとんど移してなかったので再移転も楽だった。ただ、今までのブログは無料だったが、ココログはまだフリーがなかったので有料になったのは痛かったけど。

 で、移転してからしばらく放置プレイ状態だったが、最近久々にのぞいてみたら、何故かコメントが一件だけ入っていた。それも再移転のお知らせ記事にである。
 何だろうと思って見てみた。

 問題のブログ記事とコメントはココだが、解約したりして削除した場合読めなくなるので、とりあえずコピペしておこう。ただし、あとあともめるとイカンので相手の名前は伏せることとする。

■2005年09月02日

再移転しました。 諸事情により、ココログのほうに再引越しをしました。

(移転先リンク)

せわしなくて申し訳ありません。で、ここはどうするか、考え中。

        Posted by r_kuroki1 at 00:31 │Comments(1) │TrackBack(0)
                                          このBlogのトップへ │前の記事

この記事へのトラックバックURLhttp://app.blog.livedoor.jp/r_kuroki1/tb.cgi/50095094

●この記事へのコメント

ブログを拝見致しました。
もし興味がおありでしたら*****の広告を貼ってみませんか?当ホームページではアフィリエイトプログラムを行っており、登録無料で簡単に参加することが出来ます。広告を貼るだけで勝手に高収入だからはじめに登録を済ませれば、後は待つだけで報酬獲得という具合です。ご登録を心よりお待ちしております。
                                      Posted by ***** at 2005年11月26日 02:17

 え~と・・・。

 拝見しましたって、お前読んでないだろう!? 思い切り「移転しました」って書いてるやろ?

 どう見てもスパムコメントです。本当にありがとうございました・・・ってつい、また書いてしまったじゃないか。

 そもそもアフィリエイトって、よっぽどうまくやらないとほとんど儲けにならないと聞いた。コメントのリンク先に行ってみたら、イカニモな「利用者の喜びの声」が満載だったが、どれだけがサクラじゃないか知れたもんじゃない。
 余談だが、出会い系のサクラの場合ニックネームをつけるにあたってのNGネームは「さくら」らしいが(爆)。「さくらちゃん」なんてカワイイ名前がないのは、却って不自然じゃないかと思うけどなあ(ただし出会い系全部がそうかどうかは知りません)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »