2級ビオトープ管理士試験合格しました。
ビオトープというのは「生物の生息空間」という意味です。ビオトープ管理士というのはそれを保全したり人工的に創作したりするのを助ける、生態系の適切な保護管理ができる技術者のことです。
まあ、私はまだまだそこまで到達していないのですが、苦節7年6回目の受験でやっと合格しました。
この試験は民間資格だし、そのくせかなり難しく(合格率は2級が約20%、1級が約10%)、特にそういう事業に従事していない者にとってはかなりの難関です。私の場合土木設計ですから少しは近いですが、会社ではそういう関連の仕事はほとんど請け負っていないので、ほぼ素人状態でした。それで、本やインターネットをフル活用して勉強しましたが、本来物覚えが悪いのが災いして、試験を受けるたび記述問題(400字×4問)でつまずくという体たらくでした。去年なんて択一問題はかなり自信があったにも関わらず、落っこちてしまいました。しまいにはもう意地で受けてましたが、今回落ちたら挑戦をあきらめようと思っていました。
今回の勝因は、何回も受けたため試験なれしていた上に背水の陣で臨んだということと、記述問題が完璧とは言いがたいまでも全部3/4以上書き込めたということだと思います。
で、これが取れたからといって給料が上がるわけでもないし、会社でそういう仕事が入ってくるかといえば、多分そういうことはない(何故なら、うちの会社が今更ながら下水の方ばかり重視して、そういう事業をとるつもりがないのと、福岡ではまだまだ少ない事業だから)けれど、履歴書には書けるかな。ま、履歴書に書けたからといって就職に有利というわけでもないんだけど。
結論から言って、試しに受けてみたけど落ちて意地で受け続けたら受かったということになります。だけど、ようやく受かって私は満足です。今年も絶対にダメだと思っていたからとても嬉しいです。で、今日送ってきた合格通知を見たとき、私はスキップしながら家族の元へ行き、踊りながら報告するという、気がついたら私としてはとても珍しい行動をやらかしていました。
関連記事:日々雑感■涙のコンビネーションランチ
(しかし、背水の陣の割りにあまり緊張感がない記事だな(大汗)。)
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コメント
合格おめでとうございます。
仕事しながら受験勉強するのは大変ですよね。
受験勉強する時間が有り余っていたはずの学生時代にもまったく勉強できなかった俺からすると、まさに神業です。
投稿: しゅう | 2005年12月27日 (火) 00:15
しゅうさん
どうもありがとうございます。
私も学生時代はあまり勉強しなかったし、将来のことものほほんとしてほとんど何も考えてない状態でした。今の体たらくはそのせいなんですよね、実は(汗)。
この試験もネックは環境関連法だとわかってるのに、あの法規特有の長ったらしい名前やややこしい説明文にめげてしまってなかなか覚えられなかった。それがなかったら、少なくとも去年は受かってたんじゃないかと。でも受かって良かったです。またお金をどぶに捨てるところだったです(6回の受験料やらセミナー料や交通費やら)。
しゅうさんも、来年から新しい職場ですね。まだまだ(下々の者には事実上の)不況が続く中、すぐに新しい会社が見つかったということが私には驚異的です(笑)。
がんばってくださいね。
投稿: 黒木 燐 | 2005年12月27日 (火) 12:54