« 祝!4万アクセス!!(ホンマかいな) | トップページ | 福岡県西方沖地震の記録1 »

2005年3月17日 (木)

「たう」とか「たわん」とかいう話

 私が未だに使ってしまう山口弁

  「たう。」

意味は「届く」という意味だと思います。
「手がたわんけん、それ取って」
「このプール、深くて足がたわんが。」

 なんか文字にすると改めて変な言葉だと認識しました。
この方言は意味が意味だけにけっこう日常じゃ使っちまうのです。特に手を伸ばしたいだけ伸ばしても目標物に届かないときは、つい大きめの声で、

  「た、たわん!!」

と言ってしまいます。それなのに私は誰からも「どういう意味?」とか聞かれませんでした。友人にわけを聞くと「意味はなんとなくわかったんで敢えて聞かなかった」と一様に言います。かくして私は数十年間この言葉を方言とは知らずに使い続けていました(知ってても使ってるけど)。

 で、すこし調べてみました。

■山口県の方言ページ
http://www6.shizuokanet.ne.jp/kirameki/hougen/yamaguchi.htm
■クイズ山口 『方言編』
  by 山陰・山陽フォーラム Active Member(意外と難しい)
http://forum.nifty.com/fsansan/hougen.htm

 なんか、四国のほうでも言うみたいですね。
■西讃岐方言集
http://www.geocities.co.jp/Foodpia-Celery/3244/hougen04.html
 なんと対馬でも。
■対馬の一般的な方言
http://www2.ocn.ne.jp/~bwd/hougen.htm

 次は、山口市出身のウチの母がよく使う「ひわる(曲がる・反る)」「まひげ(眉毛)」そして「たう」でググってみました。

■広島弁講座
http://www5.ocn.ne.jp/~turinews/hirosima.html

山口県玖珂郡和木町のHPより
■和木の方言
http://www.joho-yamaguchi.or.jp/wakisho/waki/hougen.html
因みに和木町は岩国の近くというよりほとんど広島との県境付近にある町です。

 なんか、広島っぽいですが、山口でも使う言葉が多かったのでかなりかぶっていると思われます。まあ、近いですからね。で、どこが違うかというと、やはり言い方だと思うのです。
 こうしてみると、方言って、けっこう古語が残っているものがあるのではないでしょうか。

 ところで、先週のマシューの「なまり亭」で小倉出身の原口が「たう」という言葉を使ったらしいです。おなじ福岡でもやはり山口に近いからかもしれませんね。余談ですが、熊田曜子が「ちんちん!」と叫んで当のマシュー(藤井隆)どころかお茶の間のおじさまやおにいさま方に大喜びされたようですが、岐阜弁で熱いと言う意味らしいです。因みにある地方の方言で「おちんこする」「おちんこまする」というのがありますが、これは「おかっこする(正座する)」という意味のようです。

■正座倶楽部
http://www.seizaclub.com/hougenn.html

初出のブログで岐阜の方から「たう」についてのコメントがありましたので転載します。

◆岐阜県民♪ (2005/03/30 18:46:52)
岐阜でも「たう」って使うと思いますヨ!私は使います。あと、「ちんちん」も(笑)
使い方は、「あっ、ちょっとそれ今、でらちんちんやでさわったらあかんよ!」こんな感じです☆

|

« 祝!4万アクセス!!(ホンマかいな) | トップページ | 福岡県西方沖地震の記録1 »

徒然くさ」カテゴリの記事

セレクト」カテゴリの記事

コメント

■岐阜県民♪ (2005/03/30 18:46:52)■
岐阜でも「たう」って使うと思いますヨ!私は使います。あと、「ちんちん」も(笑)
使い方は、「あっ、ちょっとそれ今、でらちんちんやでさわったらあかんよ!」こんな感じです☆

投稿: 旧ブログコメント | 2005年12月 3日 (土) 12:01

■黒木 燐 (2005/03/31 17:01:46)■
岐阜県民♪さん。「たう」って使いますか。と言うことは中国地方やその近辺だけではなく、関東に近い方面でも使われる言葉なんですね。大阪弁で「たう」は使うのかな。しかし、「でらちんちんやでさわったらあかんよ!」は激しく妙な誤解をされそうですね。

投稿: 旧ブログコメント | 2005年12月 3日 (土) 12:02

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「たう」とか「たわん」とかいう話:

« 祝!4万アクセス!!(ホンマかいな) | トップページ | 福岡県西方沖地震の記録1 »