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2004年11月19日 (金)

遺体から「メッセージ」を受けとる

 昨日友人からのメールで知ったことだけれど、香田さんの例の映像が中高生の間に出回っているらしい。彼らにとって、「死」とはいったい何なのだろうか。

 以下に、シバさんのブログと阿修羅からのリンクを紹介します。いずれもファルージャでの遺体が嫌になるほど見られる筈です。
興味本位でもいい。とにかく見て欲しい(ただし、小学生や妊婦の方・心臓の弱い方はくれぐれも見ないで下さい)。
 ただし、見るときには、どうかネット上の物的な死体としてではなく、その人の生前の姿を想像して下さい。遺体を正視し正面から向き合ってください。その遺体達はすこし前まで泣き、怒り、悩み、子供を慈しみ、笑い、人を愛し、時に諍い、TVを見、ゲームに興じ、ジョークを飛ばし、ものを食べ、人を教え、家を作り、畑を耕し、サッカーの試合に熱くなり・・・。良いことがあればウキウキするし、辛いことがあったらヘコんでしまう・・・。宗教・習慣こそ違え、あなたや私や両親・兄弟・友人・近所のおじさんや先生などと少しも変わらず、生活し、生きてきた人達だったのです。もし、想像出来ないようでしたら、身近な人と当てはめて想像してみてください。
 そして、何故彼らが死んでしまったのかよく考えてください。
 また、写真ではわからないけれど死体には臭いがあります。死体そのものの死臭だけではなく、血の臭いや肉の焦げた臭い、内臓をやられたなら、キツイ排泄物の臭いもします。やがて腐敗臭もしてきます。遺体にガスがたまりふくれてきます。ウジ虫も湧いてきます。息を引き取り、体温がだんだん無くなり硬くなっていき、そして硬直が解けたときから腐敗が始まるのです。
 死とはそういうものなのです。そしてその死体を大量に作ってしまうのが戦争なんです。平和なときに死んだら、皆に悲しんでもらえ、ちゃんと葬ってもらえます。しかし戦時はそうはいきません。ゆっくり悲しむ暇なんかないのです。そして死者が大量に出た場合、遺体はまとめて葬られるか、ひどい場合はずっと放置されます。

 それから、このブログのタイトルにもなっている、「天国」や「地獄」が本当にあるかどうか、私にはわかりません。
 ジハディストや、キリスト教原理主義者が、かれらの信じている天国に行けるかどうかもわかりません。ただ、天国があるとして、自分や人の命を粗末にする輩がそこに行けるとは到底思えません。

◇シバレイのブログより
「ファルージャで何が起きているのか?」
http://reishiva.exblog.jp/d2004-11-17
ファルージャでの犠牲者の写真集サイトへのリンクあり。目を背けずに見て欲しい。
一体この中の何人がテロリストだというのか?
「【転載】ファルージャのNGOからのSOSメール」
http://reishiva.exblog.jp/d2004-11-19

◇ペンタゴンはNBCに、海兵隊員が一人のイラク人に止めを刺す映像を放映するなと命令(エル・ムンド:動画付き)
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/373.html
より動画URL抜粋
Windows Media
http://videos.elmundo.es/noticias/2004/11/16/faluya.asf
Real
http://videos.elmundo.es:8080/ramgen/noticias/2004/11/16/faluya.rm

※ファルージャのモスクの中で負傷して床に横たわるイラク人を、「こいつ死んだふりをしている」と言いながら殺害した映像。

「バグダードバーニング by リバーベンド」
http://www.geocities.jp/riverbendblog/
の、16日の記事も必ず併せてお読みください。

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