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2004年10月22日 (金)

トカゲの眼

typoon23tokageseye 各地で大被害をもたらした台風200423号「トカゲ」。
その「目」が地上から撮影された。
たいへん美しいので、ここに貼ることにした。
(クリックで拡大)

大自然の前には人間は本当に無力である。
ヒトはもっと謙虚になるべきだと心から思う。

【転載】
田辺海上保安部が撮影した「台風23号の目」とみられる晴れ間=20日午後5時15分、和歌山県田辺市の田辺湾(田辺海上保安部提供)

 和歌山県田辺市の田辺海上保安部の職員が20日夕、紀伊半島に再上陸する直前の台風23号の“目”とみられる晴れ間の撮影に成功した。
 第5管区海上保安本部によると、台風警戒中の職員が午後5時15分ごろ、北西方向の空を撮影した。
 写真では、一面に灰色の雲が広がる空の真ん中に、晴れわたった青空が確認できる。
 5管本部によると、晴れ間が近づくにつれ、暴風雨が弱まり、通過後は再び激しくなったという。

(10/21 00:51)
http://www.sankei.co.jp/news/041021/sha004.htm

(転載終わり)

 今回の台風は私の地方では「25m以上の暴風圏」にまでは入らず、各交通機関もほぼ平常通りの運行状態で、会社を休むわけにはいかなかった。とはいえ、風雨は激しく、私はいつもの時間の電車に乗ることを断念した。1本遅らせた電車で会社最寄りの駅に着いたが、会社近くまで行くバスがしばらく来ない。それで、15分歩かなければならないバスに乗ることにした。それでも、少しは早く着くはずだった。普通の天候なら。
 後に激しく後悔する羽目になる。
 
 バスを降りて、歩き出す。風雨は強いがまあ問題ないだろう。そう思って歩き出したが、3分もしないうちに強風にあおられ傘がおちょこになった。あせって元に戻し傘をすぼめて差す。しかし、しばらくすると傘を差すことを断念した。意味がないのである。その間おちょこになった傘を何度差しなおしたことか。
 雨が顔に当たって刺すように痛い。遮蔽物のないところではとんでもない風が吹いていた。忍者のように建物の蔭に身を隠しながら進む。引くも地獄進むも地獄という、まるで今の某国のような状態である。その頃には暴風で雨は辺り一面を白濁させていた。正直、3回ほど死を覚悟した。マジである。
 30分近く歩いてようやく会社にたどり着いた。ブーツも髪もぐっしょりであった。服は念のため水を通さない素材のモノを着ていたので、体は全く濡れていなかったのは不幸中の幸いであった。

 しかし、何が悲しかったかって、あんなに苦労して出社したのに誰もねぎらいの言葉をかけてくれなかったことである。まあ、あまりにも鬼気迫る状態で出社してきたので、怖くて声がかけれなかったのかもしれないが・・・。

 妹も昼休みに隣のコンビニに昼食を買いに行こうと会社を出た途端に飛ばされそうになったらしい。とっさに足を踏ん張って耐えていたら、近所の店の主人がすぐ側を「わああぁぁぁぁ・・・・」叫びながら風に流されあさっての方向に走り去って行ったらしい

 本当にヒトはもっと自然を怖がった方が良いと、身をもって体験させてくれたトカゲ君であった。

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コメント

■白尾狐 (2004/10/22 10:51:41)■
韓国ソウルに住んでます。韓国もよく台風がきては大被害が出ます。以前、文山という所の近所に住んでた時、文山の街全体が浸水した事があります。大雨の中、バスが止まり、電話も止まり(家に連絡ができない)、帰り道が浸水で不通になってるかも知れない中、半分賭けでタクシーで職場から帰ったのに、ダンナに「なんで帰りが遅いんだ、早く夕飯つくれ」と言われた時は悲しかったです。

投稿: 旧ブログコメント | 2005年12月 3日 (土) 13:06

■黒木 燐 (2004/10/22 12:55:25)■
白尾狐さん、コメントありがとうございます。友人以外では2人目のコメントで嬉しいです。韓国は昔おフランスに行く途中観光で数時間立ち寄ったくらいです。けっこうインフラが整備されていると思いましたがやはり自然の力は凄いですね。しかし、せっかく必死で帰られたのに「早く夕飯つくれ」はないですよねえ・・・。

投稿: 旧ブログコメント | 2005年12月 3日 (土) 13:07

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