映画「デビノレマン」
映画「デビルマン」がもの凄い物議を醸しだしているようだ。本当は見てから書くべきなのだろうが、私は主演が誰か決まった時点で見る気がほとんど失せていた。おそらくビデオを借りて見ることもないだろう。しかし、あまりにも見た人の感想が面白いので、ここに取り上げることにした。
色々映画論評やブログを読んでみたが、ほとんどのものが嘆きと怒りと開き直りに満ちており、コメントが書けるものには多くの同意する意見が添えられている。みんなどこかで何か言わずにはおれないのだ。試写を見に行って「交通費返せ」と言われる映画もそうないのではないか。一緒に見に行った友人や恋人と気まずくなってしまった者、思わず「キャシャーン」の紀里谷監督に謝る者、座ったまま立ちくらみをおこした者、既にデビルマンハザードとも言える状況である。山本弘氏が言っていたように、「スタートレック」ファンなら暴動が起きていることだろう。茄子、もとい、那須監督は日本のファンが理性的な事に感謝した方がいい。
映画観覧者たちの意見は代表して以下のサイトを上げる。「代表して」というのは、あまりにも多すぎてキリがないからだ。
デビルマン@映画生活
http://www.eigaseikatu.com/title/4468/
それから、上にも少し書いたが、「と学会」の山本弘会長のHPにあったデビルマン評が特に面白かったので以下にリンクする。
『デビルマン』は映画ファン必見だ!
http://homepage3.nifty.com/hirorin/devilmaneiga.htm
「デビルマンから学ぶ映画製作でやったらアカン七原則」には笑った。
誰かデビルマンを新たに作り直してくれないものだろうか。この際ハリウッドでいい。せっかくオファーがあったんだから、今からでも遅くはない。多少原作と違ったとしても、少なくとも役者や特殊撮影は相当マシでスケールもでかいものが出来るだろう。今ならそこそこな作品を作っても絶賛されるに違いない。チャンスだ!!
ところでふと思ったが、ひょっとしたら、脱力感をおこさせたり対人関係を気まずくさせたりするこの映画こそが、サタンの人類滅亡計画の第一歩なのかもしれない。(褒めすぎじゃ。)
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